あなたも利用したことがあるだろう宅配便が始まったのは1920年代と言われている。
自宅まで運んでくれる便利さが受けて、誰もが簡単に使えるサービスとして急速に発展してきた。
最近ではトランクルームの分野でも宅配サービスが増えてきており、自宅にいながら荷物の出し入れをおこなえる手軽さが好評である。
ただ、どうしても配送料が必要になってしまうのが気になる点だ。
そこで、宅配型トランクルームに付きものである配送料について一緒に考えてみたい。
配送料は宅配型トランクルームの弱点?
宅配は自宅にいながら荷物を受け取れるサービスだが、当然ながら料金の支払いが発生する。
トランクルームの場合も同じで、宅配型となると配送料を支払わないといけないが、果たして宅配型トランクルームにとって弱点なのだろうか?
実のところ弱点に思えるかもしれないが、利用者はそれだけの恩恵を受けているのだ。
良く考えてみてほしい。
あなたは自宅にいるだけで荷物を運んだり、出し入れをする必要がないのである。
もし、通常のトランクルームであれば荷物を持って”自分”で運んで、”自分”で収納しなければならない。
使いたいときにも同様に”自分”で出して自宅まで持ってこないといけないのだ。
この手間をすべてトランクルーム会社がおこなってくれるので、何とも手間の省けるシステムではないか。
ただし、それと引き換えに配送料というものが必要になる。これには荷物を出し入れして、集配するまでのコストが含まれている。
その代わり、便利に使うことができ安心して預けられるのである。
配送料という名前で単にお金を払うことだけを考えれば弱点に思えるかもしれない。
しかし、本来なら自分でやるべきことをトランクルームがやってくれるという大きなメリットがあることを忘れてはならない。
宅トラの配送料はどれくらい必要になる?
では宅トラの配送料はどれくらい必要になるのだろうか?
これは荷物の種類や量によっても異なり、集配の場所によっても大きな差がある。
正確な金額を知るにはシミュレーションをしてみると良いだろう。あなたのお住まいの地域、あるいは集配する地域を選択すれば確認できる。
月額保管料金、初回引取料金、倉庫からの配送料金まで表示されるので、しっかりと確認しておくことが大切だ。
もし荷物を追加した場合にはクロネコヤマトの通常の配送料金が必要になる。
例えば大型荷物の場合で、あなたの住んでいる所を東京都とした場合、3辺の合計が250cmまでの荷物ならこうなる。
大型荷物の例(東京都で三辺の合計が250㎝まで)
- 月額保管料 : 2,250円
- 初回引取料 : 6,850円
- 配送料 : 10,591円
集配場所によって変わってくるのは初回引取料と配送料になり、月額保管料は荷物の大きさによって異なっている。
いずれにしてもシミュレーションをすることで金額が明確になるので必ずチェックしていただきたい。
配送料に見合ったサービスと言えるか?
配送料が必ずしも宅配型トランクルームの弱点と言えないことはお話した通りだ。
それは利用者が自分で出し入れをしなくて良い点と、基本的に日本国内どこでも対応してくれるというメリットがあるからだ。
では、これが利用者に見合っただけのサービスかといえば”イエス”となるのではないだろうか。
すべての人が自宅からトランクルームまで荷物を運んで収納できる状況であるとは限らない。
中には荷物を運ぶ手段がない、自宅の近くにトランクルームがない、あるいは荷物をは混んだり出し入れをしている時間がないという方もいる。
これらを解決するためには、宅配型トランクルームを利用するのが自然であろう。
自分でできない方が荷物を保管するための唯一の手段として、お金を払う価値のあるサービスではないだろうか。
これによって自宅がすっきりと片付いたり、保管場所確保の心配が解消されることで満足につながるのある。
つまり配送料に見合っただけのメリットがあり、それだけのサービスが提供されていると言える。
トランクルームにも宅配型が必要になる
トランクルームにも様々なタイプが存在している。
では、その中で宅配型トランクルームが必要かとなると、なくてはならない存在であると言える。
繰り返しになるが、誰でもが通常のトランクルームを使えるわけではなく、利用したくてもできない人もいるのだ。
それに宅配を望んでいる人も少なくないのが現実である。
そうなると宅トラのように自宅にいながらすべてが完結できるタイプのトランクルームが必要になるのは当然のことかもしれない。
利用者にとって大切なことは、いかに便利に使えるか、そして楽ができるかだ。
不便を感じるものを求める人などどこにもおらず、大変な思いをすることなど誰も望んでいない。
その点宅トラなら、便利さと手軽さを一度に手に入れることができ、利用者にとっては心強い味方でもある。