あなたは、宅トラというトランクルームをご存じだろうか?
トランクルームは多くの会社が運営しているが、その中でも個性的なサービスを展開しているのが宅トラである。
では何が個性的かと言うと”荷物の出し入れを自分でおこなわなくて良い”という点だ。
とても珍しいサービスだが具体的にどんなトランクルームなのか、そしてメリットや上手に使う方法ついても解説していきたい。
宅トラって一体どんなトランクルーム?
宅トラとは宅配型トランクルームになり、自宅にいて荷物の出し入れができるのが特徴だ。
自分で荷物を運ぶ手間が不要になるので、わざわざ外出しなくても済んでしまう。
あなたがやることは、荷物を箱に入れて預けること、そして返ってきた荷物を受け取ることくらいである。
とても簡単で手間が掛からないので、保管するのがわずらわしく感じていたなら便利なサービスではないだろうか。
荷物の集配はヤマト運輸がおこなってくれるので安心だ。
ヤマト運輸といえばご存じの通り、宅配業界の中でも大手であり、配送もトップクラスのスピードとサービスが売りである。
したがって、あなたの大切な荷物も安心して任せられるだろう。
もちろん荷物は1箱から出し入れが可能で、数が増えたとしても必要に応じて依頼すれば良いだけなので問題ない。
数あるトランクルームの中で、あまり手間もかからずに利用できるのが宅トラの特長と言えそうだ。
宅トラを使うことのメリットとは何?
自宅にいながら出し入れができる
最大のメリットは自宅にいながら荷物の出し入れができる点にある。
手続きはWEBでおこなわれるため、自宅に限らずインターネットさえ使える環境なら外出先でもOKだ。
状況によっては自宅に戻るタイミングに合わせて集配の予約をするといったことも可能になってくる。
これが自分で出し入れをするトランクルームだと、疲れて帰ってきた時に荷物の出し入れをするために出掛けるのはおっくうである。
そんな時、自宅にいながら済んでしまうのはありがたい。
集配日は自由に決めることができるので、予め都合の良い日が分かっていれば予約をしておくと良いだろう。
自宅以外でも指定の場所に来てくれるが、その場合には確認した方が間違いがない。
変更やキャンセルも予定日の2営業日前までに電話をすれば受け付けてくれる。
自分でやることが少ないタイプのトランクルームであるため、なかなか時間がとれない方に向いていると言えそうだ。
特になかなか外出ができない方にとっては非常に便利なサービスである。
大型の荷物でも保管が可能である
荷物の大きさもトランクルームを利用する上てネックになることがある。
特に大型の荷物は簡単に移動ができないケースが多いので運搬も大変になる。
例えばベッドやタンスといったものがそうではないだろうか?
とてもではないが一人で持ぶのは辛い。大型の電化製品や家具類といった家財道具になるとなおさら難しい。
それに簡単に分割して運べないものが多いので、トラックが必要になることもある。
その上、トランクルームの内部はもちろんだが、間口や通路も運搬できるだけの十分な広さがないといけない。
これらをすべて自分でチェックして、運搬までおこなうとなったらとても大変だ。
しかし宅トラに依頼すればそんな心配は必要なく、WEBで依頼するだけで済んでしまうのでありがたい。
気になるウィークポイントはあるか?
宅トラには大きなメリットがあるが、ウィークポイント(デメリット)はあるのだろうか。
実は利用する際に気を付けていただきたい点が2点あるのだ。
その一つが利用が6ヶ月以上使った方がお得であるということだ。もし6ヶ月未満であった場合でも6ヶ月分の料金を支払う必要がある。
したがって利用期間が短期の場合には注意していただきたい。
もう一点が、出し入れに多少の時間が必要になり、倉庫から出すのに料金が掛かるところではないだろうか。
これは宅配型のトランクルームであれば、当前のことなのだが自分でおこなう場合と比較すると気になる点でもある。
そうはいっても早ければ翌日に自宅に届けてくれる場合もありスピーディーだ。
それにすべてを宅トラが代行してくれると思えば納得できる内容ではないだろうか?
荷物の集配や出し入れといったサービスを受けるのに、すべて無料というわけにはいかないので、それに見合っただけの出費は必要と考えておきたい。
荷物に合わせて3通りのタイプを用意
ちびタイプ
指定された段ボールによって出し入れするタイプになる。
段ボールの大きさは高さ40㎝×横60㎝×奥行40㎝となっており、重さは20㎏以下と決められている。
ちびトラ3(3箱保管)で1ヶ月あたり1,628円、ちびトラ5(5箱保管)で同じく2,178円で利用できる。
ただし初回引取料は地域によって異なるので必ず確認しよう。
中に入れられるのは規約に違反しないもので、この箱に収まるものは何でも預けることが可能となっている。
タイプ |
料金 |
容量(箱サイズ40㎝×60㎝×40㎝) |
ちびトラ3 |
1,628円 | 3箱 |
ちびトラ5 |
2,178円 | 5箱 |
この他に初回引取料と配送料が必要になる。
ボックスタイプ
ボックスタイプはミニボックスとレギュラーボックスの2通りに分かれている。
ミニボックスのサイズは高さ130㎝×横104㎝×奥行104㎝で、レギュラーボックスの場合は高さ170㎝×横104㎝×奥行104㎝である。
ちびタイプで使う段ボールに換算すると、それぞれ24箱と30箱程度が収納可能だ。
料金はミニボックスが1ヶ月当たり5,478円・初回引取料が20,900円、レギュラーボックスが6,600円・初回引取料が24,200円となっている。
タイプ |
料金 | サイズ |
ミニボックス |
5,478円 | 高さ130㎝×横104㎝×奥行104㎝ |
レギュラーボックス |
6,600円 | 高さ170㎝×横104㎝×奥行104㎝ |
この他に初回引取料と配送料が必要になる。
大型荷物専用
大型荷物専用の収納スペースは家財道具などを保管するのに向いているタイプと言える。
保管する荷物の大きさによって5種類に分かれている。
保管料金については縦×横×高さの3辺の合計によって異なっており、以下のように規定されている。
サイズ(3辺の合計) |
料金 |
250㎝まで |
2,475円 |
300㎝まで |
3,960円 |
350㎝まで |
6,435円 |
400㎝まで |
9,405円 |
450㎝まで |
13,530円 |
これに加えて初回引取料や配送料金が必要になるので、確認した方が良いだろう。
宅トラを便利に使うためのコツとは?
宅トラを便利に使うには特徴をよく理解しておく必要がある。
その理由はこの特長を上手に活用しないとデメリットになってしまうかもしれないからだ。
宅トラは他のトランクルームと異なり自分で出し入れをしないので、トランクルームまで行く時間がない方にはピッタリのサービスと言える。
そして、6ヶ月以上の長期利用に適しており、あまり荷物の出し入れをしない場合に向いている。
これが逆に自分で出し入れができて短期間の利用なら、それほどメリットを感じられないかもしれない。
また、出し入れが頻繁になると出費がかさんでしまうといった点も承知しておこう。
そうすればきっと満足できるトランクルームになるはずだ。
宅トラは手間のかからない便利なサービスが売りであり強みでもあるので、この特長を生かして上手に使っていただきたい。
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