雨の多い季節や台風の時に気になるのが雨漏りではないだろうか。
ジワッと浸みてくることもあればポタポタと漏れることもあり、どちらの場合も急いで直さなければ大変なことになってしまう。
トランクルームでも雨漏りがする可能性がゼロとは言えないので、もしもの時の対策を考えておくと良いだろう。
そこで今回は、雨漏りの対処方法と補償問題、そして万が一の時に備えてどうしておけば良いか見ていきたい。
雨漏りが発生した時の対処方法とは?
トランクルームで雨漏りがあった時にやらなければならないことを考えてみよう。
最も大切なのは荷物を濡らさないことであり、被害を最小限にとどめることである。
もし雨漏りを発見したら、すぐにトランクルーム会社に連絡をして修理の依頼をおこなうことだ。
それと同時に、早急に移動させるのがベストである。
しかし移動させたくても保管場所が確保できなければ無理であり、荷物が多かったりすると簡単にはいかない。
雨漏りしている周辺だけでも移動したいところだが、床まで濡れてしまうと荷物全体に被害がおよんでしまう。
緊急を要する旨をきちんと伝えて、できれば即日の対応をしてもらうのがベストだ。
もし修理に時間がかかるなら代替のスペースを用意してもらえないか頼んでみよう。
そうでないと被害が大きくなってしまう可能性がある。
雨漏りもにじんでいる程度であれば、とりあえずは大丈夫だろうが水滴が垂れることを前提に対策しよう。
直るまでの応急処置として防水シートをかけたり、一番下には濡れても大丈夫なものを置く、あるいはスノコを敷いて床に直接触れないようにしておくと良い。
修理が終えたらシートは外して、荷物が濡れていないことをチェックする。
トランクルーム会社の責任と補償は?
雨漏りがした時にトランクルーム会社の責任と補償はどうなるだろうか?
まず責任はすべてトランクルーム会社にある。
そのため、利用者であるあなたが直す必要は全くなく、修理費用を負担する必要もないので安心してほしい。
トランクルーム会社には施設を良好な状態に保つ義務がある。
そのため、雨漏りや空調の故障といったことがないように管理運営しなければならないのだ。
では補償についてはどうだろうか。
一般的に補償は受けられると思いがちだが、契約書や規約には補償範囲について書かれているはずだ。
きちんと読んでおかないと勝手な解釈をして誤解している可能性がある。
もしそこに、”トランクルームの利用で損害があっても一切の賠償責任を負わない”というようなことが書かれていたら要注意だ。
当然、あなたも承知の上で契約したと判断されてしまい、本当に補償ゼロといった事態になりかねない。
これは苦情についても同じで、逆に修理費用を請求されることになったりしては大変である。
そうならないように契約の際にはきちんとチェックしておくことを強くおすすめしたい。
もしもに備えて対策をしておく必要性
いくら管理が行き届いたトランクルームでも、完璧な状態をずっと維持するのは大変なことである。
したがって万が一のことを考えておく必要があると言えるだろう。
つまり利用者としてできる対策をとっておくのが望ましい。
その一つが保険であり、大切な荷物ならば検討することをおすすめする。
火災保険は火災に限らず自然災害や盗難の被害まで幅広くカバーしているので、雨漏りにより荷物が被害を受けた場合にも補償が期待できる。
大切なのはどういった条件のときに補償されるかであり、加入の際にはよく確認しておく必要があるだろう。
具体的には被害を受けるにいたった経緯がどうかが重要である。
例えば、雨によって施設が損傷を受けたことにより、荷物が濡れてしまったのであれば補償される。
しかし雨漏りの原因が施設の老朽化であったり、もともと漏れてした場合には支払われないことがあるのだ。
この確認を怠ると”何も補償されない”といったケースが発生してしまうので、保険会社や代理店に確認しておこう。
トラブルを防ぐ方法についてはトランクルームの賠償トラブル|荷物を処分されたり被害を受けた時は?でも紹介しているので参考にしてほしい。
トランクルームを選ぶ際は注意が必要
トランクルームを選ぶ際には注意深く検討した方が良いだろう。
特別な事情があって急いで借りたい時もあるかもしれない。しかし長期で使いたいのであればしっかりと検討したものだ。
その際、特に大切なのは規約の内容であり、正しく理解しておくことである。
規約の内容は多くのトランクルーム会社で公開されているので、インターネットでも閲覧が可能になっている。
したがって見ようと思えば簡単にチェックができる。
すべての会社を見る必要はないが、せめて借りる候補としてあがっているトランクルームの規約は目を通しておこう。
こうすることで雨漏りの補償に対する不安を取り除くことができる。
分からない点があったら遠慮せずに問い合わせてみよう。
もし満足のいく回答が得られなかったり、補償がないトランクルームであったなら、契約は控えた方が無難である。
不安の残るようは契約は避けて、安心して借りられるトランクルーム会社を選ぼう。
そして安全で便利な利用をしていただきたい。
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