大根はいろんな料理に使えて、使い勝手の良い食材と言える。
特におでんなどの煮物料理では、しっかりと中まで味が染み込んいると、とても美味しく食べられる。
だた、丸ごと一本買うと一度では使い切れなくて、余ってしまうこともあるだろう。
そんな時、正しい保存方法を知っていれば、ムダにすることもなく最後まで美味しく食べられるはずだ。
そこで、どのように保存すれば良いか、そしてどんな点に注意すべきかご紹介していきたい。
大根を保存できる期間は？
日本には四季があるため、季節によっても保存できる期間が異なっているのが現状である。
常温保存した場合、大凡の目安として夏場であれば3日～5日、冬場であれば3週間～4週間といったところだ。
ただし冷蔵庫に入れれば、夏場であっても2週間程度は保存ができる。
したがって夏場は冷蔵保存をおこない、冬場であれば常温保存が良いと言えるが、24時間暖房しているような場合には冷蔵庫に入れるのがおすすめである。
また冷凍保存した場合は1ヶ月ほどは保存がきくので、長期保存したい時には良いだろう。
仮にこれらの期間を過ぎてしまっても、極端な言い方をすれば腐らない限り食べることは可能だ。
しかし、しなびてしまって新鮮さに欠けると、美味しくなくなってしまうため、早めに食べ切るようにしたい。
もし、しなびてしまった時は、ちょっと手を加えるだけで瑞々しさがよみがえることもあるのでご紹介しておこう。
その方法とは”水に浸す”ことであり、皮をむかずに輪切りにした大根をたっぷりの水の中に沈めておく。
たったこれだけで数時間すればシャキシャキの状態に戻っているはずだ。早ければ1時間～2時間で元通りになってくれる。
絶対とは言えないが、しなびてしまった時には是非とも試していただきたい。
葉も勿体ないので塩ゆでにして冷蔵庫に保存しておけば3日～4日は大丈夫である。冷凍すれば1ヶ月ほどは食べることができる。
大根の正しい保存方法とは？
保存方法を間違えると、大根の味が落ちてしまうので気を付けよう。
そこで正しい保存方法をご紹介しくので、参考にしていただきたい。
まずは葉を切り落としてしまうことである。葉がついたままになっていると、栄養分がどんどん減ってしまう。
そのため早くしなびて日持ちが悪くなってしまうため、なるべく早く、そして短く切り落とすようにする。
次に霧吹きなどで湿らせた新聞紙やキッチンペーパーで包み立てた状態で冷蔵庫で保存する。
こうすることによって中の水分を抜けにくくする効果がある。
もし入らない時は半分～3等分に切り、同様に包んでからチャック付きの袋に入れて、空気を抜いた状態で立てて冷蔵庫に入れよう。
この時、ラップを使って包んでおいてもOKだ。
長期保存をしたければ冷凍保存という方法もあるので試してみてはいかがだろうか？
予め調理しやすいように切っておけば、煮物や汁物、炒め物などにすぐに使えて便利と言える。この時に生ではなく硬めに茹でておくのも一つの方法である。
また、大根おろしも冷凍しておくことで長期保存ができる。
軽く水を切った後にラップに包んでチャック付きの袋に入れる。これを冷凍庫で凍らせてくのだが、食べときは自然解凍した方が美味しい。
くれぐれも水分を取り過ぎないように注意して、使いやすいように小分けにしておくのが良いだろう。
冷凍保存で美味しさを保てるか？
保存方法の一つとして冷凍しておくことがあるが、美味しく食べられるのか気になるところでもある。
結論からすると生の大根より味は落ちてしまうと言える。
冷凍することで組織がこわれてしまうため、噛んだ時のシャキシャキした歯ごたえが失われやすい。
つまり食感が変わってしまうため、あまり生で食べるには向かないと言える。したがって大根を保存する際には、その点も考えて判断しなければならないだろう。
ただ長期の保存ができるため、料理しだいでは美味しく食べることが可能である。
ではどうすれば美味しく食べられるかとなるが、煮物や汁物といった加熱する料理に使うのがベストだ。
調理する際は自然解凍はしないで、そのまま利用する。
時間の短縮になるだけでなく、味が良くしみるといったメリットもあり問題なく食べられるだろう。
良い大根を選ぶのがポイント
保存後も美味しく食べるためには良い大根を選ぶことが必要になってくる。
それには見極めるポイントを知っておかなくてはならない。
まずは外観からだが、皮はピンと張っていてシワがないものを選ぼう。新鮮な大根は水分を十分に含んでいる。
もし張りがなかけらば収穫されてから時間が経っていることも考えられる。当然ながら葉もしおれていてはいけない。
次に形が整っていることも重要で、まっすぐで先端が丸みをおびていることが重要だ。
良い畑で育った良い大根は二股に分かれていたりせず、太くてしっかりしているといった特徴がある。
外観のチェックが終えたら手に取ってみよう。
ずっしりとして重いものがおすすめで、水分がたっぷり含まれていて”ス”が入っていない証拠と言える。
もし大きさの割に軽いと感じたら、中がスカスカになっていることも考えられるので気を付けるべきだ。
このように良い大根には目印となるものがあるので、選ぶ際の参考にしていただきたい。
そして正しく保存することで、少しでも美味しく味わってほしいものである。
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