企業の海外進出が活発になり、外国に在住している人もずいぶんと増えている。
あなたの周りにも海外赴任されている方がいるかもしれないが、海外への引っ越しとなると、その準備などが国内以上に大変である。
特に家財道具はどうしたら良いのか、帰任後のことも考えると悩めるところではないだろうか?
そこで今回は海外赴任時の家財道具の扱いについて考えてみたい。
海外赴任が決まったら家財道具は?
海外赴任が決まったら、家財道具はどうしたら良いのであろうか?
日本国内ならばそっくり運んでしまうことも考えられるが、さすがに海外赴任ともなるとそうもいかないのが現実だ。
例えば電気製品のように海外で使えないものがあったり不要なものもあるだろう。
第一、すべてを持っていくとなると費用だけでも馬鹿にならない。全額会社負担ならばまだ良いが、自己負担があると大変になる。
ではどうしたら良いか?
それには分別をおこない、持って行くものとそうでないものを決めてしまうことだ。
現地で使わなかったり、簡単に手に入れられるものは持ちこむ必要はないだろう。また、すでに備わっている場合も不要である。
その中で、赴任期間中に使えなくなりそうなものがあれば、この機会に処分しておきたい。
いわゆる断捨離というやつだが、家財道具には長期間使わないと傷んだり故障するものもあれば、寿命になるものもあるはずだ。
そういったものを選び出し、処分しておくことも必要になるだろう。
ただし捨てるだけが処分ではないので、断捨離でトランクルームもスッキリ!片付け上手は便利に賢く使い上手も参考にしていただきたい。
処分の仕方は色々とあるので、最も良い方法を選んでほしい。
海外赴任中の荷物はどこに保管する?
自宅で保管する
マンションや一戸建てを持っていても、海外赴任になってしまう例は少なくない。
せっかく自宅があるのだから、そのまま置いておけば良いと思うかもしれないが、決してそうではない。
なぜかといえば無人になってしまうため、管理をする人が誰もいないからである。
つまり、自宅や家財道具をチェックしたり、メインテナンスすることもできなくなってしまう。
自宅の管理であれば、業者に依頼すれば可能かもしれない。しかし、家財道具もとなれば難しいだろう。
さらに長期になればなるほど傷む可能性も高くなってしまう。
したがって誰かが住んだり管理してくれない限り、自宅には家財道具を残さないようにするのがベストと考えておこう。
もしどうしても残ってしまう場合には、別の方法を紹介するので検討していただきたい。
実家や親せきで保管
自宅が無理ならば実家や親せきに預けるもの方法の1つだ。
ただしこの場合、家財道具の保管場所を確保してもらうことが第一条件になる。
例え親族の荷物であっても、家族のものでないと邪魔に思われたりするものである。そうならないようにするには、迷惑をかけないことが大事と言える。
そして保管環境にも注意しておきたい。
家の中で保管するなら良いが、置き場所に余裕がある家は少ないだろう。もしも屋外の物置にでもなったら、環境は一気に悪化してしまう。
その結果、荷物が傷んでしまうこともあり得る。その上、これが原因で人間関係まで悪化する可能性も否定できない。
そうならないためには管理してもらうのではなく、あくまでも置かせてもらうだけと割り切って考える必要がある。
万が一、何か問題があっても受け入れる覚悟がなかったら、保管をお願いすべきではない。
家族の荷物だけでも大変なのに、他の荷物まで管理する余裕などないものと理解しておこう。
トランクルームで保管
どこにも保管場所が確保できない場合には、トランクルームの利用を検討しよう。
空調が完備されたトランクルームであれば、保管場所としては最良と言えるからだ。
ただ、空調といっても換気しかしていない施設はNGだ。
それは、最も重要である温度と湿度がコントロールできていないからである。
荷物を保管する際に特に重要になるのがこの2点であり、しっかり管理されていないとカビや故障、錆や劣化などの原因になる。
海外赴任は数年という長い期間になることが多い。
少しでも良い環境で保管するために空調は欠かせない条件だ。それも24時間・365日、一定に保たれているのが理想的だ。
確かにお金はかかるが、大切な家財道具を保管するのに最高の環境であることは間違いない。
トランクルームを使う際の注意事項
家財道具を保管するには空調完備のトランクルームがベストであることはお伝えした。
しかし、数年といった長期間の保管になると心配にもなるだろう。
そうかといって実際にこれ以上の環境を手に入れるのは非常に難しい。自宅でさえ、一年中温度と湿度をコントロールするのは困難である。
それを考えるとトランクルームの環境がいかに優れているかが分かると思う。
しかしながら万能でない点だけは理解しておく必要がある。
いくら温度や湿度が一定に保たれていても、カビが生えにくい、傷みにくいという環境は絶対ではないのだ。
定期的に一時帰国ができるのであれば、その時にトランクルームをチェックして、乾燥剤や除湿剤の交換といったメインテナンスをおこなうこともできる。
だが、それもできないような状況ならば一緒に持って行き、目の届くところで管理するのが安心だ。
トランクルームを使う際には環境を確保することも大切だが、同時に完璧を求め過ぎないようにしなければならないのだ。
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