あなたはお金の管理をどうされているだろうか?
財布を無雑作にその辺においたり、お金を裸のままポケットに入れているようなら注意していただきたい。
またタンス預金ではないが、引き出しに保管したりするのも実は非常に危険なことである。
お金は扱いが悪いと紛失したり盗まれるといったことが起こりやすいものだ。
では、そうならないために保管方法や保管場所をどうしたら良いか一緒に考えてみよう。
お金の盗難・紛失が起こる原因とは?
あなたも経験があるかもしれないが、お金のトラブルは大変なところがある。
お金を貸したけど返してもらえない、保証人になったら返済の義務を負った、高額なローンを組んで支払いに困ったなど、たくさんの実例がある。
相手を信用して好意でしたことが、あだとなって返ってくることもあり、何ともやりきれない思いをしている人も少なくない。
しかし、お金のトラブルの中には管理をしっかりとおこなっていれば防げる問題もある。
それが盗難と紛失ではないだろうか?
そもそもお金が無くなってしまうのは、大切に扱わなかった結果でもあるのだ。
確かに盗難に遭うのは盗んだ方が悪い。だが、そこにはまさか自分が被害に遭うことは無いだろうといった油断があるかもしれない。
実際のところ簡単に盗める状態であるために、被害を受けるケースが多いのも事実だ。
ましてや紛失の場合には明らかに本人に責任がある。
お金の盗難や紛失を防ぐには、まずあなた自身の扱い方を見直して隙を作らない努力をしないといけない。
そして継続していくことによって初めて安全と安心が手に入るのである。
失ったお金は必ず戻るとは限らない
盗難や紛失によって失ったお金は戻ってこない場合が少なくない。
例え犯人が捕まったとしても、法律上は懲役〇〇年とか罰金○○万円といった犯罪に対しての決まりがあるのみだ。
つまり盗ったお金は必ず返さなければいけないという決まりがあいまいになっている。
そこで裁判によってお金を返してもらえるようにするのだ。
これが損害賠償請求訴訟や返還請求訴訟といったものになる。
犯人が被害者に対して”お金を返ます”と自分から言わない場合には、裁判をおこなわないと返してもらえないことがある。
しかし、裁判に勝ったとしてもお金を使ってしまい残っていなかったり、お金を返す能力がない場合には戻ってこないかもしれないのだ。
これではただの取られ損にしかならず、あなたが得られるものは何もないことになってしまう。
紛失の場合はもっとはっきりしており、自分で見つけるか誰かが見つけて届けてくれない限り手元には返ってこないのが現実と言える。
いかがだろう、お金を失うことは簡単で実に怖いことである。
これを防ぐにはきちんとした管理をしないといけないのだ。
大切なお金はどうやって保管する?
自宅に保管する
まず自宅でおいて保管する際は最小限にとどめておくのが基本である。できれば留守の際は自宅に置かないほうが安全だ。
それは何故か?
答えは簡単で、自宅での保管はセキュリティが完璧ではないからだ。いや、隙だらけと言った方が正解かもしれない。
泥棒があなたの自宅に侵入する可能性は常にあると考えておいてほしい。
”自分の家は大丈夫”とか”まさか泥棒は入らないだろう”と油断していると非常に危険である。
置き場所としては、いかにも隠しておきそうな所は避けるのが基本だ。
例えば、何かの下や陰になっていて見えない所など、パッと見ていかにも隠しそうな場所はやめた方が無難である。
泥棒はその道のプロであるので、すぐに見破られてしまう。
また、1ヶ所に置かないで分けておくのも対策としては有効だ。
金庫を使うにしても、すぐに見つからないところに設置した方が安全になる。そうしないと、貴重品があるのがバレてしまうからだ。
このようにいくら注意しても、何かあった時には自己責任になってしまうので注意したい。
銀行を利用する
お金は銀行に預けておくのが最も安全と言えるだろう。
自宅と違って安全性が抜群に高いので、盗難にある心配はほぼゼロと考えても良い。
万が一のことがあっても現金盗難の被害に遭うことがない上、お金の隠し場所で悩まなくても済んでしまう。
銀行によっては携帯アプリを使い、すぐに停止できるところもある。
また、盗まれた通帳やカードによる被害を受けた時には、銀行が補償してくれることがある。この場合、盗難にあったらすぐに届け出をしなければならない。
現金が必要な時は、コンビニなどに行けばいつでも引き出すことができるので、不便さを感じることは少ないはずだ。
もしもタンス預金が手元にあるようなら、この機会に銀行に預けるようにしてみてはいかがだろうか?
少なくとも現状よりは安心を得られるのは違いない。
トランクルームにはお金を置かない
トランクルームにお金を置かないのは、利用する上での常識である。
これは何も規約で現金や貴重品の保管が禁止されているからだけではない。
その最大の理由は盗難の被害に遭わないという保証がないためである。つまり多少なりとも可能性があるということだ。
これはトランクルームに限ったことではないので、誤解しないでいただきたいが、一般に使える保管施設で100%安全とうたっている所はない。
それはつまり、たとえわずかな確率でもゼロではないのだ。
ましてやトランクルームは金庫ではなく、荷物を保管する収納スペースであることを考えると、お金の保管に適さないのは当然のことである。
餅は餅屋という言葉があるように、大切なお金を預けるにはその道のプロである銀行に預けるのが一番である。
同様に荷物の保管であればトランクルームが便利と言えそうだ。
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