夏場に大忙しなのが扇風機と言えるだろう。
エアコンの利用が多くなったとはいえ自然の風に近かったり、手軽に使えるところが捨てがたく、まだまだ活躍の場は多いのが現実だ。
そんな扇風機も秋になれば片付けられてしまう運命にあり、翌シーズンまで出番待ちの状態が続くことになる。
ではその間どうやって保管しておくのが良いのだろうか。
扇風機の収納の方法や注意したい点を知っておくことで、ベストな保管状態を維持できるように心がけていただきたい。
扇風機はそのまま保管してもOK?
扇風機を単純な家電と思っていないだろうか?
確かに複雑な部分は少ないので、季節が変わったらそのまま片付けてしまおうと考えがちだが、決してそうではないので注意してほしい。
これは扇風機に限ったことでなく、すべての”もの”に共通して言えることで重要である。
例えば衣替えで服をしまう時、当たり前のように洗濯やクリーニングをしており、決して汚れたままの状態で保管しておくことはないはずである。
それは、もしそんなことをしたら次回着るときにどうなっているか、誰もが知っているからであり、最悪の場合には二度と着れなくなってしまうからである。
”使ったら手入れをする”これが物事の基本であり例外などない。当然だが扇風機もそれなりの手入れをしておくことが必要なのだ。
これを怠っていたら、必ずといって良いほどの確率で問題が発生する。
何かが起きてからでは解決するのは大変であり、取返しがつかない事態に発展するかもしれない。
そのようなことの無いように、保管する前や保管中にやるべきことは確実に実行してほしい。
保管する際に気を付けたい点は?
保管前に掃除をおこなう
まずは片付ける前にやっておくべきこととして掃除が必要がある。
扇風機はファンを回して風を送るという、いたってシンプルな作りになっている。しかし、空気中にある埃を集めやすい構造でもあるのだ。
使っていると分かるように、ファン(羽根)やファンガード、モーター部分にはいつの間にか埃がたまっている。
そのため定期的に掃除をしなければいけない。そうでないと扇風機を傷める原因にもなってしまい、使えないといったことになる可能性がある。
それに次のシーズンが来ても直ぐに使えない状態では不便ではないだろうか。
リビング型扇風機の掃除
掃除のコツとしては出来るだけ分解しておこなうようにしたい。分解といってもそれほど難しい内容ではなく、ファンとファンガードを取り外す程度で十分だ。
外したら最初に掃除機で埃を吸い取ってから、水洗いできれいにしよう。
汚れがひどい場合には、中性洗剤を使ってスポンジなどで洗うと良い。ブラシやハケを使えば、細かいところの汚れも簡単に落とせる。
その後は良くすすいでから、しっかり乾燥させよう。
モーター部分はさすがに水は使えないので、掃除機で埃を取り除く程度にしておこう。もしカバーを外す際は、知識のある人に依頼した方が無難なので注意してほしい。
本体や良く触るスイッチ周りも良く見ると意外と汚れているので、固く絞った雑巾で水拭きをおこない汚れを落としておこう。
タワー型扇風機の掃除
タワー型の場合には前面、裏面ともに掃除機を使って埃を取り除くと良いだろう。特に吸込み口のフィルターは汚れやすいので、丁寧におこなうようにする。
細かいところはハケやブラシを使うと便利でやり易い。また綿棒や、竹串などに柔らかい布を巻きつけたもので掃除するのも方法の一つだ。
リビング型と違って簡単に分解できないことが多い。そのため内部を掃除したい場合は難易度が上がるが、あまりにひどい場合にはプロにお願いした方が良い。
その後、全体を水拭きしてして汚れを落としておけば完了である。
最適な保管状態を保つ
きれいになった掃除機は必ずカバーを掛けて保管しよう。
保管専用のカバーでなくとも、大きめのビニール袋を上から被せて、口元はテープなどで閉じておくだけで大丈夫だ。
また収納スペースに余裕がない場合は、分解しておくと保管しやすくなる。分解する部分はファン(羽根)とファンガード程度である。
たったこれだけでも省スペースになるので、それぞれを袋に入れて本体と一緒に保管しておこう。
本来ならば、購入したときの箱が残っていることが望ましい。箱があればスッキリと収納ができる上、埃や傷の心配もいらなくなる。
また、長期の保管になるのでカビの対策をしておくと良いだろう。
除湿剤や乾燥剤を使って湿気対策をしておくと良いだろう。翌シーズンに使おうと思ったらカビだらけといったことのないように、しっかり予防することをおすすめする。
トランクルームを上手に使って保管
扇風機の収納場所としては押し入れや納戸といったところが多いだろう。
オフシーズンの荷物を入れておくにはとても便利で、スペースに余裕があるようなら何も問題はないだろう。
しかし荷物がぎっしり詰まっている場合には、入れる荷物や順番を考える必要があり、出し入れも大変になってしまう。
ましてや季節の荷物は長期間収納したままなので、出し入れの際の妨げになるのは明らかだ。
こうなるとやはり”邪魔”に感じるのは当然なのかもしれない。
そんな時、トランクルームであれば荷物の量によって広さも自由に選べるので、必要なスペースを簡単に確保できてしまう。
扇風機に限らずストーブなどの家電、スキーなどのスポーツ用品、キャンプ用品、その季節にしか使わない物を一気に片付けることができる。
その他にも、トランクルームの使い方いろいろ!注意点&便利で賢い活用事例を紹介にあるように様々な使い方が可能になる。
自宅で保管するのは、いつでも使うものに限定しておくと、スペースもそれほど使わずに済んでしまう。
トランクルームを上手に利用することで、自宅の限られた空間を有効に活用していただきたい。
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