最近のサービス業を見ていると、超が付くほど便利になっているものが多く見られる。
至れり尽くせりで、ほとんどを業者にお任せの案件も珍しくない。
本来はすべてを自分でおこなっていたトランクルームでも、作業そのものが減りつつある。
その一つに集荷サービスがあるが、利用者本人はほとんど動く必要がない便利さだ。
では一体どんな人に向いているのだろうか?
トランクルームの集荷サービスとは?
トランクルームの集荷サービスは自分で荷物を運ぶ必要がないのが特徴だ。
通常は利用者自身が持ち込んで収納するものだが、このサービスを使えば業者が代行してくれるのである。
自宅にいながら荷物を保管できるため、利用者の負担も少なくて済む。
利用方法はあらかじめ集荷してもらう日を決めておき、当日は担当者に手渡すだけでOKだ。
日時の予約は電話やインターネットを利用しておこなわれるため、自宅にいながらほんの数分で完了してしまう。
自ら動く必要がなくなるので、想像以上に便利に感じるかもしれない。
このサービスを利用するメリットやデメリットについてはトランクルームの運送サービスは常識?利用するメリットと業者の選び方も参考にしていただきたい。
トランクルームに限らず、すべてをお任せできるサービスが実に多くなった。
それだけ時代が変わり、需要が高くなった証拠でもあろう。
サービス内容は引っ越しや掃除・料理などの家事、高齢者の介護といったものから、営業や商談代行まで様々なものがある。
予算さえあれば、ほとんどを任せられるため、自分でやるのは食事を摂ることと寝ること位になるのではないだろうか。
それほど多くのサービスが溢れでいるのだ。
集荷サービスが必要な人と不向きな人
必要になるのはどんな人?
トランクルームの集荷を必要とするのは、どのような人であろうか?
いくつか考えられるが自分で出し入れできない事情がある人と言える。
例えばトランクルームが近くにない人にとって、場所が離れていると荷物を持っていくのも大変になる。
ましてや交通の便が悪かったりすると尚更かもしれない。
トランクルームまでの往復の時間もばかにならないため、その時間を節約しようと考えてもおかしくない。
それに疲れていたり面倒に思えたりすると、自宅から出るのもままならないこともあるだろう。
億劫に感じているときに、外出するのは苦痛に感じてしまうものだ。
そんな時こそ集荷に来てもらえれば、とても助かるはずである。
利用者であるあなたは、荷物を段ボール箱に入れて待っているだけで良く、荷物を預けたら完了となる。
集荷のあるトランクルームの場合、在庫の管理までやってくれることがほとんどだ。
したがって保管場所の整理整頓や清掃といったことを考える必要はない。
利用が不向きな人とは?
反対に利用するのが不向きな人もいるのである。
それはどんな人かと言えば、在宅時間が定まっておらず不規則な出し入れをしている人だ。
仕事が忙しく帰宅時間が遅かったりすると、トランクルームの営業時間に自宅にいられない場合もあるだろう。
ましてや夕方5時までに自宅に帰ってくるのはとても大変なことだ。
また、出し入れを頻繁におこなう方にとっては、当日の集荷対応が必須になってくる。
特に何等かの事情で急いで収納したい場合はそうだ。
こんな時、自分で出し入れをおこなうタイプであれば、24時間365日利用が可能な施設が多いので問題になりにくい。
仮に夜中に保管しようと思っても何とかなるものだ。
それが数日前の予約が必要となると、今日依頼しても2日後、あるいは3日後にやっと集荷に来てもらえる。
これではレスポンスが悪いので、急ぎの場合は不向きと言える。
せっかくの集荷サービスであっても、計画的な利用ができない人には、不便を感じることになるであろう。
トランクルームも集荷が標準になる?
トランクルームで集荷サービスが標準になる可能性はないとは言い切れない。
今のところ、自分で出し入れをするトランクルームが圧倒的に多い。しかし今後はどのような需要があるかによってスタイルが変化するかもしれない。
それには供給者側が、より柔軟に対応する必要もあると言える。
また集荷サービスそのものにも弱点と呼べるものがいくつかあるのだ。
例えば会社によっては営業時間が夕方5時までだったり、引き取りに来る時間を指定できないことがあげられる。
さらに希望日の3日前までに手続きが必要とか、土日祝日は休業だったりする。
残念ながらこれでは利用者にとってメリットが少なくなってしまう。
第一、昼間は仕事や用事があって外出している人も多く、誰もが自宅で待機できるわけではないからだ。
となれば、せめて夜は遅い時間でも対応してくれた方がありがたい。
ただ極わずかではあるが当日の集荷もOK、朝6時~夜12時まで対応可能な会社があるのも事実である。
しかし全てのトランクルームでこうなるかは分からない。
今後の需要次第で、集荷のサービス形態が変わってくることも十分に考えられる。
したがって暫くの間は、状況を見ながら上手に付き合っていく必要がありそうだ。
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