あなたはキャンプに行かれたことがあるだろうか?
キャンプ好きな方であれば、休日のたびに出掛けたくなるほどの魅力を感じているに違いない。
平凡な日常から飛び出して自然の中でリラックスする一時は、何ものには代えがたい貴重な時間であろう。
そんなキャンプを楽しむためには様々なキャンプ用品が必要になるが、保管もしっかりとしておきたい。
ではどんな点に注意したら良いのだろうか。そしてトランクルーム選びのポイントとは何だろうか?
キャンプ用品も使いっ放しはいけない
キャンプ用品には実にたくさんの種類がある。
テント、寝袋、ランタンにグリルなどこれらが揃っていれば普通に生活できるのではないかと思える位に充実している。
そんなキャンプ用品も使いっ放しは厳禁で、使った後は必ず手入れをしないといけないのだ。
もし使いっ放しにしていると、次のキャンプを楽しめなくなるばかりか、道具が傷んだりして使えなくなってしまう。家庭のキッチン用品と同じである。
ただ、毎日のように使うケースは少なく、保管している期間の方が長いことがほとんどと言える。
そのため、きちんとした手入れと収納ができていないと、最悪の場合には新たに買い替える羽目になってしまう。
それを防ぐためにはきちんとしたメインテナンスが必要であり、面倒だからといって疎かにしてはいけないのだ。
保管の際にやらなければいけないこと
汚れはきれいに落とす
キャンプ用品は見た目以上に汚れているものである。
そのため毎回のように手入れが必要なものもあれば、シーズンが終わってからでも良さそうなものまで様々である。
特によく触ったりするものは、そのまま片付けてしまうしまうことの無いようにしたいものだ。
寝袋(シュラフ)
寝袋(シュラフ)の場合、皮脂がついたり汗を吸ったりしているので、干すだけでは汚れが取れないのだ。
何回も使い続けると汚れだけでなく臭いも気になってくるので、定期的に洗う必要が出てくる。
目安として30泊から50泊に1回の洗濯が理想的と言われるが、利用回数に関係なく汚れが目立ったら早めに洗った方が良いだろう。
いくら入浴をしていても汚れるし、寝ている間に汗もかいているのだ。
洗濯の前にはどんな洗い方が適正なのか、洗濯表示マークを確認をしておこなうようにする。
素材によって手洗い、洗濯機、クリーニングと使い分けが必要になり、指定された方法で傷めないように洗うことが大切だ。
テント、ポール、ペグ
テント、ポール、ペグ といったものは泥汚れが付きやすいので、水拭きしたり洗ってきれいにして保管しておく。
キャンプ場のコンディションの影響を受けている用品でもあるので、汚れが酷かったら水だけでなく、中性洗剤を使うなどしてきれいにしたい。
ただし、汚れを落とす際に強く擦り過ぎると防水効果がなくなってしまうので、優しく丁寧におこなうのがポイントである。
きれいになったらよく乾燥させ、シートの上や汚れが付かない場所を選んで畳んでおこう。
アウトドアチェア
キャンプの椅子も汚れが付きやすいのできれいにしておきたい。
食べ物汚れや泥がついていたり、あるいは汗が浸み込んでいることがよくある。
これらの汚れを落とすには、中性洗剤や洗濯洗剤を使って部分洗いがおすすめで、そのあと水拭きをおこないしっかりと乾燥させる。
素材によっては色落ちすることがあるので、大丈夫か目立たない場所で確認しながら行うようにしたい。
丸洗いしてしまうとフレームの中に水が入ったりする。したがって、できる限り避けた方が無難であろう。
バーベキューグリル
キャンプでよく使われるのがバーベキューグリルではないだろうか。
屋外でのバーベキューは特別に美味しく感じるものだが、食べた後は手入れをしっかりとおこないたいものである。
脂や焦げ付きといった汚れをそのままにしておくと落とすのが大変になる。したがって使ったら手入れをしておくのが基本と言える。
簡単な方法としては、使い終わったら上からアルミホイルを被せておき、網全体を焼いてしまうのだ。
後は冷めるのを待って金属製のブラシやたわしを使って汚れを落としておくだけである、錆止めには食用油を塗って新聞紙で包んでおこう。
クーラーボックス
クーラーボックスの中は意外と汚れやすいものである。
放っておくと雑菌の繁殖や臭いの原因となるので気を付けたい。
手入れは簡単で、中をよく洗いしっかりと水分を取る。この時に、食器用洗剤を使うと汚れや臭いも落としやすくきれいになる。
もし臭いが酷い場合は、台所用漂白剤や重曹の溶液を入れて数時間置いたあと洗い流すのだが、この時にスポンジで軽く擦って、細かいところはブラシを使って洗おう。
ランタン
LEDランタンの場合はメインテナンスはほとんど不要と考えて良い。
これに対してガソリンやガスのランタンは、ガラスの部分の汚れをきれいに拭き取っておいて、次回すぐ使えるようにしておく。
ガソリンランタンを保管する際は、ガソリンを全部抜き取っておくと異常燃焼の防止に役立つだろう。
あとはマントルが消耗品なので、状態を見て交換すれば良い。もしも破れていると、光量が落ちるので取り換えておく。
湿気を取り除いておく
保管する用品に湿気があるとカビや錆が発生する可能性がある。
したがって、収納前にはよく乾かしておくことが必要になる。
特にテントは注意したいところだ。あなたも経験があるかもしれないが、雨の日のキャンプの後は濡れているため、そのままでは保管ができない。
なるべく早く干してしまうのが理想的で、濡れたまま日にちが経つと臭いまで付くこともある。
良く乾かすにはしっかりと広げる必要がある。そこで、一度設営をして良く乾いたタイミングで片付けるのも方法の一つと言える。
晴れた日にドライブを兼ねて、近くのキャンプ場でテントを広げたり、車の上に広げるだけでもだいぶ違うものだ。
また、どうしても自分でできない場合には、費用が掛かるがクリーニングに出したり、乾燥サービスを利用することもできる
分かり易く収納する
キャンプ用品は種類が多いので、たくさんのアイテムを持っている場合、わかり易く収納しておかないと使い辛いものである。
ごちゃ混ぜにしてしまうと使いたい時に探すのが大変なだけでなく、用品の状態の管理もできなくなってしまう。
これを防ぐには、パッと見ただけで何がどこにあるか分かる配列が理想的なのだ。
そのためには、ラックや棚を使って整理しておくと便利であり、同じ種類ごとに収納ボックスで分けるといった工夫が必要になる。
見ただけで分からない時は、どこに何があるか表示をしておけば使い易い収納になるのではないだろうか。
面倒と思うのは最初だけであり、後になれば必ず良かったと思うのが整理整頓だ。
保管中の用品チェック
多くの場合、使用している期間よりも保管期間の方が長いはずである。
そこで大切になるのが、保管中の用品のチェックになる。
保管の最大の目的は次に利用するまで良好な状態を保っておくことであり、そのためには定期的な確認を怠らないようにしたい。
しまう時にメインテナンスをしていれば、絶対に問題が起こらないとは限らない。
それにはまずは目視によるチェックをおこなっておきたい。この時に錆やカビと言った問題が起きていれば、早期対策が可能になる。
しかし次のシーズンまでそのままにしていると、気づかないうちに傷んでいたといったことが起こる可能性がある。
そうならないためにも、定期的に状態を見て、異常がないか確認しておく必要があるだろう。
トランクルーム選びのポイントとは?
キャンプ用品の保管場所に困ったらトランクルームを利用すれば、自宅を狭くすることがないので最も簡単だ。
屋内タイプとコンテナタイプがあるが、環境面で屋内タイプが有利だろう。
屋内タイプでは空調を備えて、温度と湿度の管理が行き届いている施設が多いので、キャンプ用品に限らず、すべての荷物に優しい環境と言える。
コンテナタイプの場合、そこまでの環境は望めないが、コンテナの前まで車の乗り入れが可能で出し入れがし易い上に、料金も屋内タイプより割安の設定になっている。
基本的にはどちらのタイプも24時間利用できるところが多い。したがって、好きな時に出し入れが可能となっている。
ただ自宅から離れていると取りに行く手間が必要になるが、キャンプ場までの移動は車やバイクが多いため、さほど問題にならないだろう。
自転車の場合は少し大変かもしれないので、なるべく自宅から近いところを選ぶもが正解だ。
気になる料金はトランクルーム利用料金の相場とは?比較して分かる金額と予算の目安も参考にしていただきたい
自宅が狭くなる心配がない点を考えると、たくさんあるキャンプ用品を収納しておくにはピッタリの施設とも言えそうだ。
コメント