赤ちゃんはいるだけで家の中が一気に賑やかになったりする。
小さな体には大きな未来があり、親としても責任を感じないではいられないものだ。それに生活パターンも変わり、赤ちゃん中心の毎日になったりする。
そんな赤ちゃんの成長と共にベビー用品も使われなくなってしまう。しかし、次の子供のためにしまっておきたいと思うこともあるだろう。
そんな時、どんな点に注意して保管すれば長く使えるのか見ていきたい。
ベビー用品は保管が良ければ長く使える
生まれたばかりの赤ちゃんも、あっと言う間に大きくなってしまう。
これは実に良いことなのだが、親にとっては色々と大変である。その一つがベビー用品であり、利用期間が思いのほか短かったりする。
一言でベビー用品といっても様々なものがあり、それを買いそろえるだけでも結構な出費になるものだ。
おむつや衣類、ベビーカーにベッドなど実に多くのものを買わないといけない。
そうかといってすべてを使い捨てにするには勿体ない。そこで二人目、三人目の子供でも使えないかと考えるわけである。
では実際にどうだろうか?
結論から言えば、しっかりと保管できていれば使えることが多いと言える。
ベビー用品に限ったことではないが、大切に使われたり収納されていたものは、それなりに長持ちするのだ。
ただし寿命は存在するので、この点だけはあなた自身で見極める必要があるだろう。
もし、破れたり穴が開いている、ヒビやへこみ、割れているといった状態であったら、快適性や安全性を考えてみよう。
そこで、これが限度と判断してから廃棄などの処分をしても遅くはない。
何が何でも常に新しく買う必要はなく、丁寧に使うことで十分に長持ちしてくれるはずである。
長期保存するために必要なこと&注意点
不要なものは処分する
まず最初にやらなければならないことは、使えるものと処分するものを分けることだ。
穴が空いたり破れている、あるい汚れなどがあまりにも酷い状態のものは処分を考えても良いだろう。
汚れていなければ、家族や知人にあげたりすることもでる。ほとんど使っていないものであれば、フリマアプリなどを使って出品すれば欲しい人が見つかるかもしれない。
その他にも寄付をするのも一つの方法だ。インターネットで検索すれば、いくつもの団体や法人が受け入れているのがわかる。
お金にはならないが、必要としている人がいれば十分に役立ってくれるのである。
保管前に手入れをおこなう
ベビー服
服の場合はきれいに洗って汚れを落としておく。頑固な汚れには色物用の漂白剤を使って付け置き洗いするのが効果的だ。
洗剤は界面活性剤や蛍光増白剤の入っているものを避けて、できれは赤ちゃん用の洗剤を選ぶようにしたい。
その理由は、赤ちゃんは皮膚が弱く敏感であり、湿疹や炎症の発生につながるとされているためだ。
洗い終わったら洗剤分が残らないように、すすぎをしっかりとおこない良く乾燥させることが必要になる。
予算さえあればクリーニングも可能だが、全部を出すとなると馬鹿にならないので自宅で洗った方が安く仕上がる。
ベビーカー
ベビーカーは汗、おしっこ、よだれなどの汚れを取り除いてから保管するようにしたい。
その際、可能な範囲で分解して洗っておきたいところだ。分解できないところは中性洗剤で拭き取ってきれいにした後、水拭きをおこない洗剤分が残らないようする。
きれいになったら日陰干しをおこなって完全に乾かしておく。そうしないとカビが発生する可能性が高くなってしまう。
その他にもアルコールで拭き取れば、除菌や匂いの除去に効果的である。
手入れは座る部分だけでなく、フレームなど全体にしておきたい。
特にタイヤには泥汚れが付きやすい。そのため細かい所はブラシを使ってきれいにして、車輪の軸には潤滑剤をスプレーしておけば完了だ。
きれいになったベビーカーは埃にならないように、カバーをして保管しておく。
一点注意していただきたいのだがだ、古いものは安全性に欠けことがある。そのため、がたつき、ひびや変形があった場合は程度を見て処分を考えよう。
チャイルドシート
チャイルドシートは保管場所をとるのが最大の欠点である。
折りたためるのもであれば折りたたんで不織布などの風通しの良いカバーを掛けて保管しておこう。
もし、汚れが酷い場合にはプロに任せるのが安心だ。素人が表面のみをきれいにしても、中まで染み込んだ汚れはとれにくい。
誰でもできるのは、カバーを外して洗うこと位であろう。必要以上に分解すると安全性にも関わるので注意しよう。
また、いつ製造したものか分からないようなチャイルドシートは、安全面で不安になるので気を付けたい。
寿命はメーカー、タイプによって異なり、おおよそ5年~10年程度となっているので問い合わせて確認しておくと安心できる。
抱っこひも
抱っこひもの洗濯はバックルを留めファスナーは閉じておけば、洗濯ネットに入れて洗濯機でも洗える。
この時、弱めに洗うことがポイントで赤ちゃん用の洗剤を使えば安心だ。汚れの酷いときは手洗いで対応する。
洗濯表示で洗えることを確認してからおこなうが、多少の色落ちはするかもしれないので注意してほしい。
他のものと洗うのは控えた方が良いかもしれない。
よく乾かして畳んでから収納ケースに入れておけばOKである。市販の収納カバーも色々と売られているので利用するのも方法だ。
その他の用品
その他にもベビーバス、ベビーベッド、哺乳瓶などがあるが、これらも保管前に手入れをしておくことをおすすめする。
ベビーバスはきれいに洗ってからよう乾燥させて保管しておこう。ビニール製であれば空気を抜いて畳んでしまう。
保管の際にはビニールを掛けておくと埃も防げる。
ベビーベッドは可能であれば分解したり折り畳んでおいた方がコンパクトに収納できる。
この時に汚れがあったらきれいに落としておきたいところだ。後になってから落とすのは困難になるので、早目に対処しておきたい。
哺乳瓶の場合は煮沸消毒をして完全に乾燥させておく。そして、密閉できるタッパーや袋に入れて保管しておけば大丈夫だ。
乳首は保管せずに廃棄してしまおう。使うときには新たに購入したほうが清潔で安全だ。
保管する環境を整える
ベビー用品の保管に適した環境を整えることは大切である。
高温多湿は避け、直射日光のあたらない場所を選ぶようにしたい。
温度や湿度から受ける影響は大きく、保管するベビー用品を傷める原因にもなり、品質を左右すると言っても良い。
したがって保管場所の環境は可能な範囲で整えておきたいものである。
例えば押し入れやクローゼットの中であれば、温度管理までは無理でも湿気に対しては除湿剤や乾燥剤を使って改善できる。
その他にもスノコを敷いたり、定期的に空気を入れ替えてやることも効果的で、詰め込み過ぎないのがポイントだ。
服や小物は収納ケースを利用して整理しておくと管理が楽になる。また保管中は防虫剤や乾燥剤、あるいは防湿剤を使用して害虫やカビの発生を防ぎたい。
特に防虫剤はベビー用品にも使えて、化学成分を含まないものが販売されている。ユーカリやヒノキなどの天然成分を使ったものがおすすめである。
赤ちゃんは皮膚が薄く弱いので、なるべく自然のものが安心と言える。
使い始める前の注意点は?
保管後に再び使い始める時には、面倒でも洗った方が良いだろう。
何年も使っていないため、ダニの糞や死骸などを除去したり防虫剤の成分を洗い落とす意味合いもある。
服の場合、洗濯時の柔軟剤の使用は慎重におこないたい。柔軟成分が残ってしまうと、肌のトラブルにつながる可能性がある。
赤ちゃん用の柔軟剤も販売されているが、合わないこともあるので注意したい。
また、一度に全部を洗うのは大変な作業になるので、早めに準備を始めて少しずつ終わらせるようにしたい。
もしカビがあったら、アルコールで拭き取ったり色物用の漂白剤で付け置き洗いをするのも効果的である。
哺乳瓶は必ず洗浄してから消毒、殺菌をする必要がある。赤ちゃんが飲むミルクを入れるので、清潔にすることが一番だ。
洗えない用品の場合、掃除機などを使って埃を取り除き天日干しをおこなう。そしてアルコールを使って全体を拭いておくと良い。
保管に使うトランクルームで必要な条件
トランクルームを使う場合、タイプによって保管環境に大きな差がある。
最大の違いは屋内型には空調付きの施設が多くあるが、屋外のコンテナタイプには付いていない点だ。
したがってトランクルームを選ぶなら、屋内型で空調付きの施設を利用するのがベストと言えるだろう。
季節や外気に影響されない温度と、安定した湿度管理によってベビー用品に優しい環境が手に入る。
自宅ではどうしても不安定になりがちだが、24時間コントロールされているトランクルームなら安心できる。
大きさもロッカーサイズ~10帖以上まで揃っているので、必要に応じて選ぶことができる。
気になる料金はトランクルーム利用料金の相場とは?比較して分かる金額と予算の目安を参考にしていただきたい。
トランクルームにはベビー用品だけでなく、自宅にあって置き場所に困っているものも一緒に保管しておける。
屋内型であれば、環境が良いためほとんどの荷物が保管可能だ。
快適さと安心を両立できるのも、空調完備のトランクルームの強みと言える。
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