あなたはどのような香水をお使いだろうか?
フローラル系やシトラス系、ウッディ系など香りが豊富にそろっているため、好みに応じて選べる点も魅力の一つと言える。
しかし時間と共に変化してしまうケースがあり、せっかくの香りを楽しめないといったことが起きたりする。
そこで劣化を防いで香りを持続させるにはどうすべきかご紹介していきたい。
香水の香りが重要である理由
香水を使う目的は香りを楽しむことにあるが、実際にはそれだけではない。
香りにはさまざまな効果があり、最も大きいのが”精神面に良い影響をもたらす”ことではないだろうか。そういう意味ではアロマに共通するものがある。
集中力を高めたり気持ちを落ち着かせたりする他にも、元気が出る、リフレッシュできるといったように多くのメリットを持っている。
これらはすべて”香り”による効果であり、これによって気分が向上しているのは間違いないと言える。
あなたも出かける際に香水を付けることで、リフレッシュした気分になった経験をお持ちのことだろう。
しかし香りのない状態であったなら、決して同じ気持ちにはなれなかったはずである。
それを考えると香水の心地よい香りがいかに重要であり、大きな影響力を持っているかが分かっていただけるはずだ。
香りを持続させる保管方法とは?
香水は香りが非常に大切なことはお分かりいただけただろう。
そして、その香りを持続できるかどうかは、保管方法によって大きく左右されるといっても過言ではない。
ではどうやって保管するのがベストなのか、さまざまな角度から見ていこう。
高温を避ける
安定した温度管理をしないと劣化が進んでしまうのが香水の弱点でもある。
保管するのに最適な温度は15℃~25℃とされているが、極端な高温や低温になっても成分が揮発したり固まるといったことが起こり、香りも変わってしまうのだ。
そのため、できるだけ一定の温度を保てる環境が望ましいが、自宅ではなかなか難しい問題かもしれない。
そこで冷蔵庫やワインセラーを利用することで、安定して温度が確保できるというわけだ。
特にたくさんの香水を持っている場合には、使い切るまでに時間がかかるため、なるべく良い環境を用意してあげたい。
一定の温度とまでいかなくとも温度変化の激しい場所は避けたいので、自宅でも比較的安定している場所を選ぶようにしたい。
酸化させない
香水は酸化してしまうことがあるため保管の際には気を付けたいところだ。
酸化すると色が変わるだけでなく香りまで変化してしまい、不快な匂いになるケースが少なくない。
したがって使用後はしっかりとフタをしておく必要がある。
空気と触れる時間をいかに少なくして、香りが変化するのを防ぐかが重要になるのだ。
それと同時になるべく早く使い切ってしまうかがポイントだ。無駄に使うことはないが、保管期間が長くなるほど不利でもある。
そして酸化を完全に止めることが、いかに困難であるかを承知しておきたい。
例えお気に入りの香水であっても、いつまでもとっておくと残念な結果になってしまうので注意したいものだ。
直射日光に当てない
直射日光も香水を劣化させる原因の一つと言える。
紫外線が当たると色や香りが変化してしまい、最悪の場合には捨てることになるので保管場所は選ぶようにしたい。
また、いくらきれいな容器に入っているからといって、お店のような見せる保管はしない方が無難である。
直射日光だけでなく室内の照明からもわずかな紫外線が出ていることがあり、長時間照らされると悪影響を及ぼすからだ。
ほとんどの香水の容器は透明であったり薄い色がついているだけで、紫外線をカットできるわけではない。
したがって変質を防ぐためにも、できるだけ光をあてないように心がけよう。
香水に使用期限はあるのか?
気にいった香りがあると、つい買ってしまうこともあるだろう。
しかし数が増えたり特別な香水の場合には、あまり使わないで時間だけが過ぎてしまいがちになる。
そうなると気になるのが使用期限で、いつまで問題なく使えるか気になるものだ。
特に表示されているわけではないが、目安として未開封で3年、開封後は1年程度と考えておこう。
メーカーで指定されているわけではないので、もっと長持ちすることもあれば、逆に早くダメになってしまうことだってある。
特に保管状態が悪いと、思っているよりも劣化が進んでしまうことになる。
紫外線や温度、そして酸化によって僅かずつではあるが、タイムリミットに近づいているのは間違いない。
したがって長期の保管はできるだけ避けるように心がけていただきたい。
それには必要以上に大量に買わないようにしたり、おおよそどれくらいの期間使えるか計算しておくと良いだろう。
せっかくお気に入りのものを買っても、置いておくだけでダメにするのも勿体ない話だ。
そうさせないためには計画的に使うことも必要になるのではなかろうか。
香水は一度にたくさん消費するものではない。それだけに、保管はしっかりとおこないたいものである。
今後のためにも、ここでもう一度保管方法を見直してみてはいかがだろうか。
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