
新築やリフォーム、引っ越しなどで、取り外したエアコンをしばらく保管したいと考える方は少なくありません。
特に、まだ使えるエアコンであれば、処分せずに再利用したいですよね。
ただし、エアコンは家電の中でも保管方法に注意が必要です。
保管前の状態確認や湿気対策を怠ると、再使用時に故障やカビ臭の原因になることがあります。
この記事では、エアコンを長期保存できる条件や保管時の注意点、再使用前に確認したいポイントをわかりやすく解説します。
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エアコンの長期保存は条件を整えれば可能
エアコンは、状態と保管環境を整えれば長期保存できます。
ただし、どのエアコンでも問題なく再使用できるわけではないのです。
故障しているエアコンや、すでに使用年数が長いエアコンを保管しても、再度取り付けたときに正常に動かないかもしれません。
多くの家庭用ルームエアコンでは、設計上の標準使用期間が10年とされています。
これは無償保証期間ではなく、標準的な使用条件で安全上支障なく使える目安です。
製造から10年前後経っている場合は、長期保存するより買い替えを検討したほうがよいケースも考えられます
比較的新しいエアコンで、取り外し前に問題なく動いていた場合は、適切に保管すれば再利用できる可能性があります。
ただし、古いエアコンや不具合のあるエアコンは、保管前に業者へ相談した方がよいでしょう。
エアコンを長期保存する前に確認したいこと
エアコンを保管する前には、本体の状態を確認しておくことが大切です。
取り外してから不具合に気づくと、再使用時に余計な費用がかかってしまったりします。
| 確認項目 | チェックする内容 |
|---|---|
| 製造年 | 本体ラベルで製造年を確認し、使用年数が長すぎないかを見る |
| 運転状態 | 冷房・暖房が正常に効くか、異音や異臭がないかを確認する |
| 室内機の汚れ | フィルターや吹き出し口にホコリ、カビ、汚れがないかを見る |
| 室外機の状態 | サビ、へこみ、破損、フィンの汚れがないかを確認する |
| リモコンや付属品 | リモコン、取扱説明書、配管部材などをまとめて保管する |
特に、カビ臭や水漏れがあったエアコンは注意が必要です。
そのまま保管すると、内部の汚れや湿気が原因で状態の悪化につながります。
エアコンを保存するときの注意点

エアコンを長く保管する場合は、室内機と室外機をそれぞれ適した状態にしておきます。
ただ取り外して置いておくだけでは、ホコリや湿気が入り込み、故障やカビの原因になってしまいます。
室内機は乾燥させてから梱包する
室内機は、内部に湿気が残りやすい部分ですから、保管前にはフィルターのホコリを取り、できる範囲で汚れを落としておくようにしましょう。
配管を外した部分には、ゴミや水分が入らないようにキャップを付けるなどして保護します。
開口部がむき出しのままだと、ホコリや虫が入り込む可能性があります。
梱包する前には、室内機が濡れていないか確認してください。
湿った状態でビニールをかぶせると、内部に湿気がこもり、カビや臭いの原因になります。
- フィルターのホコリを落としておく
- 吹き出し口や外側の汚れを拭き取る
- 配管の接続部分を保護する
- 乾燥してから段ボールやカバーで包む
- 湿気が心配な場合は乾燥剤を一緒に入れる
室外機は倒さずに保管する
室外機はもともと屋外に設置されるものですが、長期保存する場合は雨風を避けた場所に置くのが基本です。
屋外に放置すると、サビや劣化が進みやすくなります。
また、室外機を横倒しにしたり、強い衝撃を与えたりしないように注意してください。
内部部品の破損や冷媒まわりの不具合につながる可能性があります。
保管するときは、できるだけ設置時と同じ向きで置きます。上に重い荷物を載せるのも避けましょう。
エアコンを取り外す際には、冷媒ガスを室外機側に戻す「ポンプダウン」という作業が必要です。
一般社団法人日本冷凍空調工業会でも、セパレート形エアコン取り外し時の作業としてポンプダウンの手順を示しています。
作業には専門知識が必要なため、無理に自分で行わず業者へ依頼するのが安心です
エアコンの保管場所は湿気と温度変化に注意する
エアコンを長期保存するなら、保管環境も重要です。
いくら本体をきれいにしても、湿気が多い場所に置くとカビやサビが発生しやすくなります。
保管場所は、できるだけ風通しがよく、直射日光や雨風を避けられる屋内が向いています。
物置やガレージに置く場合でも、床に直接置かず、すのこや台の上に置くと湿気対策になります。
- 雨風が当たらない場所を選ぶ
- 湿気がこもりにくい場所に置く
- 直射日光が当たる場所を避ける
- 床に直置きせず、すのこや台を使う
- 上に重い荷物を載せない
ビニールで密閉しすぎると、内部に湿気が残った場合に逃げにくくなります。
梱包時は、乾いた状態で包むことを意識しましょう。
自宅で保管できない場合はトランクルームも選択肢になる

エアコンは室内機と室外機の両方を保管する必要があるため、ある程度のスペースが必要です。
引っ越しやリフォーム中は、ほかの荷物も多くなり、自宅で保管場所を確保しにくくなります。
自宅に置き場所がない場合は、トランクルームを利用することもできます。
エアコン以外の家具や季節用品も一緒に預けられるため、一時保管の場所として使いやすいでしょう。
| 種類 | 特徴 | エアコン保管での注意点 |
|---|---|---|
| 屋外型トランクルーム | 車で荷物を運びやすく、比較的料金を抑えやすい | 温度変化や湿気の影響を受けやすい場合がある |
| 屋内型トランクルーム | 建物内で保管でき、防犯面や環境面で安心しやすい | 屋外型より料金が高くなる場合がある |
| 空調付きトランクルーム | 温度や湿度の変化を抑えやすい | 空調条件や利用料金を事前に確認する必要がある |
エアコンをできるだけよい状態で保管したい場合は、屋内型や空調付きのトランクルームを検討すると安心です。
ただし、料金や設備、利用条件は施設によって異なるため、契約前に公式サイトや店舗で確認しておきましょう。
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再使用前に確認したいメンテナンス項目

長期保存していたエアコンは、取り付ける前に状態を確認しておきましょう。
見た目に問題がなくても、内部にホコリや湿気が残っていたりします。
フィルターや本体の汚れを確認する
まずはフィルターを取り外し、ホコリや汚れを確認しますが、軽い汚れであれば掃除機で吸い取り、水洗いして乾燥させます。
汚れがひどい場合は、中性洗剤を使ってやさしく洗います。
洗ったあとは、完全に乾かしてから取り付けてください。濡れたまま戻すと、カビや臭いの原因になります。
室外機の吸い込み口やフィンを確認する
室外機は、吸い込み口や吹き出し口にホコリやゴミが付いていないか確認します。
フィン部分に汚れがある場合は、ブラシで軽く落としながら掃除機で吸い取るとよいでしょう。
ただし、フィンは曲がりやすい部分です。強くこすったり、無理に奥まで掃除したりしないように注意してください。
配管は再利用できるか業者に確認する
エアコンの配管は再利用できる場合もありますが、必ずしもそのまま使えるとは限りません。
内部にゴミや水分が入っていたり、配管サイズが合わなかったりすると、性能低下や故障につながるかもしれないからです。
長期保存後に再取り付けする場合は、配管を再利用できるか業者に確認しましょう。
状態によっては、新しい配管に交換したほうが安心です。
取り外しと取り付けは専門業者に依頼する
エアコンの取り外しや取り付けは、見た目以上に専門的な作業です。
室内機と室外機を固定するだけでなく、配管接続、冷媒ガスの扱い、電気まわりの確認、試運転などが必要になります。
作業を誤ると、冷暖房が効かない、ガス漏れが起きる、本体が故障するなどのトラブルにつながることがあります。
高所作業が必要な場合は、転落やケガの危険もあります。
費用を抑えたい気持ちはあっても、再使用する予定のエアコンであれば、取り外しと取り付けは専門業者に依頼するのが安心です。
料金は設置場所や配管の長さ、追加工事の有無によって変わるため、事前に見積もりを取っておきましょう。
- 長期保存していたエアコンは、取り付け後すぐに使えるとは限らない
- 試運転を行い、冷暖房の効き、異音、異臭、水漏れがないかを確認する
- 不安がある場合は、無理に使用せず業者に点検を依頼する
エアコンを長期保存するときのチェックリスト
保管前に次の項目を確認しておくと、再使用時のトラブルを防ぎやすくなります。
- 製造年と使用年数を確認した
- 取り外し前に正常に運転するか確認した
- フィルターや本体の汚れを落とした
- 室内機を乾燥させてから梱包した
- 配管接続部をキャップなどで保護した
- 室外機を倒さずに保管した
- 湿気や雨風を避けられる場所を選んだ
- 再使用前に業者へ点検や取り付けを相談した
まとめ:エアコンの長期保存は状態確認と保管環境が大切
エアコンは、状態がよく、保管環境を整えれば長期保存が可能になります。
ただし、製造から年数が経っているエアコンや、不具合のあるエアコンは、保管しても再使用できない場合があります。
保管前には、室内機と室外機をきれいにし、湿気やホコリが入りにくい状態にしておきましょう。
自宅で保管場所を確保できない場合は、屋内型や空調付きのトランクルームを利用するのも一つの方法です。
再使用する際は、フィルターや配管、室外機の状態を確認し、取り付けは専門業者に依頼すると安心できます。
大切なエアコンを無駄にしないためにも、保管前の準備と再使用前の点検をしっかりおこなうことが大切です。
\エアコン以外の荷物も一緒に預けたい方へ/

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