あなたはマーカーを長持ちさせることができているだろうか?
保管の仕方が悪いとすぐに使えなくなってしまうため、ポイント押さえて管理することが重要になる。
マーカーといっても様々なものがあるが、今回は一般に広く使われているイラストマーカーついて情報をお届けしていきたい。
とても簡単にできることなので是非とも参考にしていただきたい。
保管の際にも置き方がある?
イラストマーカーを保管する際には、置き方に注意しなければならない。
こう言うと大げさに考えてしまいがちだが、決して難しいことではないので安心してほしい。
ではどうしたら良いかとなるのだが、それは”横にして保管する”だけのことである。
新品であったりインクがたくさん残っている時は、立てて置いても問題が起こることは少ないだろう。
しかし徐々にインクが減ってくると事情は変わってくる。
特に両側が使えるタイプを立てて置くと、片側にインクが寄ってしまい、もう片側の色が出ないといったことが起こる。
また、ペン先を下にして立てて置くとインクが集中してしまい、場合によってはベタベタになる可能性もある。
それを考えると横にした状態で保管しておくのが好ましいと言える。
普段から立てて置く習慣がついているのであれば、この機会に横にして置くように心がけてみてはいかがだろうか。
色がでないトラブルが低減されることで、多少なりとも長く使うことが期待できる。
保管環境を選ぶことも大切
できるだけ長く使うためには、保管環境を選ぶことも大切になる。
疎かにすると寿命を縮めることになりかねないので、その辺に置きっぱなしにしないように気を付けていただきたい。
まず直射日光の当たる場所を避けて保管することだ。
マーカー本体はプラスチックでできているため、温度の影響を受けて変形することが考えられる。
そのため、密閉した車内や暖房器具の近くなどの高温になる場所は避けるようにする。
変形に限らず、インクが漏れ出したり蒸発して乾いてしまうことがあるのだ。
アルコールの入ったインクが使われていた場合には、揮発性が高いので注意したい。
あとは通常の生活環境の中であれば問題ないので、必要以上に神経質にならなくても大丈夫である。
スッキリと収納させるには?
数が増えてくると収納が大変になったりするが、そんな時こそスッキリと収納しておきたいものである。
大きい筆箱を使っても良いが、市販のアイテムを有効に活用するのもありだ。
例えばケースを使うと一目でどんな色があるか分かるので、選びやすいというメリットがあり、横置きの状態で保管もできる。
また、ペンスタンドを利用しても使い勝手が良いのでおすすめである。
立てるタイプのものでも横にして置くことで、マーカーを寝かせた状態で保管が可能だ。
絶対というわけではないが、なるべく一緒くたにしないで、仕切りのある入れ物を使った方が圧倒的に便利である。
それに、欲しい色を簡単に取り出せるとストレスを感じることもない。
その他にも小物ラックやアクリルケースなどを使って整理しておくのも一つの方法と言える。
保管中に色が出なくなったら
マーカーは保管に気を付けていても、色が出なくなる場合がある。
当然ながらインクが終われば寿命なので、新しいものと交換しなければならない。
しかし、中にはインクを補充できるタイプのものもあるので、キャップを外してペン先から浸みこませるように充填すれば引き続き使える。
インクの補充ができない場合、アルコールマーカーならエタノール(消毒用アルコール)を吸わせてやると回復する可能性がある。
具体的にはキャップを外してその中に1/3~1/2ほどのエタノールを入れる。
そこにペン先を入れ、しっかりとキャップを締めて立てたままの状態で10分ほど待ち、内部まで浸み込ませてやろう。
水性マーカーならエタノールの代わりに水を、油性なら除光液を吸わせてあげれば良い。
ただし、完全に同じ色が再現できるとは限らず薄くなる場合もあるが、こうなったらインクが終わりに近いと理解しておこう。
また、復活したとしても新品になるわけではないので、良く使う色ならば新しいものを用意することをおすすめする。
マーカーはしばらく使っていないとインクが出なくなることがあるが、日頃からの管理をしっかりとおこなって長持ちさせよう。
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