読書の魅力は単なる暇つぶしでなく、多くの知識や教養が身に付き心も豊かにしてくれる点にある。
あなたの自宅にもたくさんの本があると思うが、増えすぎた本は置き場に困ってしまうもの。
そんな時はトランクルームを利用するのも解決策の一つだ。
ここでは本を保管する際の注意点や、スッキリと収納するためのコツについてお伝えしていこう。
トランクルームで本を保存するメリットとは?
自宅で保管するデメリット
自宅で本を保管する際には、スペースの制約が大きな課題となる。
特に都市部の住宅では収納場所が限られており、本の増えると生活空間が狭くなることも少なくない。
また、湿気や温度変化によって本がカビたり、紙質が劣化する恐れがある。
特に梅雨の時期には湿度が高くなるため、「湿気対策」が必要不可欠になるだろう。
さらに、地震や火災などの災害時には、大切な書籍が損傷するリスクも考えられる。
このように自宅での保管にはさまざまなデメリットが存在し、本を適切に保存するための環境作りが難しいのだ。
屋内型トランクルームの利点
トランクルームで本を保存することには多くのメリットがある。
自宅のスペースを有効活用できるだけでなく、屋内型トランクルームなら温度や湿度が管理されており、本の劣化を防ぐことが可能だ。
また、セキュリティ対策もしっかりしているため、大切な蔵書を安心して預けられる。
特に防カビ対策が施された空調設備が整っている施設は、本の保存に最適と言える。
さらに、24時間アクセスできる利便性も魅力的なので、必要なときにすぐ取り出せて便利に使えるだろう。
宅配型トランクルームの便利さ
大量の本を自宅に保管するスペースがない方に、宅配型トランクルームは最適な解決策だ。
パソコンやスマートフォンから簡単に集荷を依頼でき、自分で運ぶ手間が省けるため、とても便利に使える。
温度や湿度の管理が徹底されており、大切な書籍を安心して保存することが可能となっている。
また、セキュリティも万全で、個人情報の保護にも配慮されており、24時間いつでも予約や管理が可能なので、自宅にいながら手続きが済んでしまう。
もちろん本だけでなく引越しやリフォームの際にも、一時的な保管場所として活用できる。
大切な本を長期間保管したい方に、宅配型トランクルームは強い味方と言えるだろう。
トランクルームの種類とその特徴
屋外型トランクルームの特徴
屋外型トランクルームは、主に海上コンテナを改装した収納スペースで、大型の荷物や家具などを保存するのに適している。
24時間いつでもアクセス可能なため、仕事や引越しで忙しい方にも便利だ。
また、月額料金が室内型に比べて安価な場合が多く、コストパフォーマンスに優れている。
一方で、温度や湿度の管理が屋内型よりも劣る場合があるため、貴重な本や紙製品の保存には湿気対策が必要になるだろう。
セキュリティ面では防犯カメラがあったり、鍵付きのユニットが設置されており、安心して利用できる。
屋外設置のため車での荷物の出し入れが容易で、アクセスのしやすさや駐車場があるもメリットの一つと言える。
ただし、天気による影響を受けやすいため、収納物の保護には工夫が必要だろう。
室内型トランクルームの特徴
大量の本を自宅で保管すると、湿気やスペースの問題が生じることがある。そんなとき、屋内型トランクルームが役立つ。
これらの施設の多くは温度や湿度が適切に管理されており、本を長期間良好な状態で保存できる。
さらにセキュリティも万全で、防犯カメラや24時間体制の管理システムが整っているため安心だ。
保存時には収納方法を工夫することも重要となる。また、カビや虫食いを防ぐための対策も忘れずにおこないたい。
宅配型トランクルームの特徴
トランクルームで本を保存すれば、自宅のスペースを増やせる。特に宅配型トランクルームは、自宅から荷物を集荷してくれるので便利だ。
従来のトランクルームと異なり、自ら施設に出向く必要がないため、時間と労力を節約できる。
特に、忙しい方や移動が大変な方にとって便利だ。
また、保管環境は温度・湿度が管理されており、セキュリティも万全で、季節物の衣類やスポーツ用品など、頻繁に使わない物の保管に適している。
宅配型トランクルームを利用すれば、自宅にいながら本を預けられるので、是非おすすめしたい。
本を保管する際に気を付けたい点とは?
取り出しやすさを考える
トランクルームに保管する際はいつでも取り出せるようにしておこう。
ただ、実際に本を保管する場合は箱に入れることも多いため、中身がまったく見えなかったりする。
そんな時は、入れてある本のタイトルを書き出しておくと良い。少し面倒だが、入っている順番通りに書いておくと取り出しも格段に楽になる。
可能ならば背表紙が上の状態が良いが、これだとと傷みやすいので注意しよう。
本来であれば棚を使うのがベストだが、トランクルーム内では倒れないように対策しておく必要がある。
もし使うのであれば、あまり高さのある棚は使わないようにするのがポイントだ。
事故防止のためには、突っ張り棒を利用して補強したり、転倒防止ベースを使うのも有効だろう。
ケースやラックは本専用のものを利用すれば、中身が見えやすいので欲しい本を探しやすい。
本を傷めないように注意
1. カビは本の大敵である
保管してある本にとってカビは大敵である。
本は紙でできているだけにデリケートな一面があるので、屋内型のトランクルームを利用するのが望ましい。
欲を言えば、空調によって温度と湿度がコントロールされていればベストだ。
ただ頻繁に出し入れして読んでいるようであれば、さほど神経質にならなくても大丈夫である。
反対にずっと置きっぱなしの状態であったり、屋外コンテナタイプを利用した場合はそうはいかない。
屋外型は外気の影響を受けやすく、特に湿気はカビが生える原因になるばかりでなく、劣化を招くからだ。
保管に際に詰め過ぎると空気の流れが遮られてしまうので、わずかな隙間を設けておこう。
もし、一冊でもカビが生えているのを発見したら、他の本にも発生している可能性がある。
一度発生すると簡単に取り除けないので、まずは予防を心がけてほしい。
それには手入れが必要になるので、単行本をきれいに保管する基本とは?管理のポイントと取り扱いの注意点も参考にしていただきたい。
2. 虫食いに気を付ける
虫食いの被害に遭わないように注意したい。
紙魚(シミ)や死番虫(シバンムシ)などは本を食べる虫の代表で、暗く湿気のあるところを好む傾向がある。
暗くて誰もいないトランクルームは、恰好のすみかとなってしまう。
特に紙魚は7~8年も生きるため、放って置いたら大変なことになる。見つけたら早めの駆除が必要だ。
しかし、室内型トランクルームでは殺虫剤は使えない。そのため防虫剤による対策が、効果を発揮してくれる。
パラジクロロベンゼン系が効くとされているが、臭いが強く充満して良くないので、衣料用を代用するのがおすすめだ。
無臭のものでも効果は期待できる。
3. 染みの発生を防ごう
長期に渡って本を保存しておくと、茶色の染みができることがある。
この原因としては水分や埃、ダニの排泄物などがあり気付かないうちに汚しているのだ。
よほど注意していても染みが出来てしまうことは珍しくない。
良くありがちなのがお菓子を食べたり、ジュースやコーヒーを飲みながらの読書で汚してしまうパターンである。
本が紙で出来ていることを意識しなくなると、お菓子を持った手でページをめくってしまうことがあるかもしれない。
汚れてしまった本は、漂白剤を使ってきれいにする方法もあるが、悪化してしまうケースがあるため、安易におこなうのは危険だ。
日頃から丁寧に扱い、汚さないように注意したい。
スッキリと収納するためのコツは?
収納の基本は分けること
1. ジャンル別に分ける
同じジャンルで仕分けしておくと取り出しやすい。
小説であれば、推理小説や恋愛小説、ホラー小説といった具合だ。あるいは原作者で分けても良いだろう。
あなたの都合の良い分け方がベストだ。
こうしておけば読みたい本が簡単に探せるので苦にならない。
それが、ごちゃ混ぜ状態だと何がどこに入っているのか分からないため、探すのも大変になってしまう。
探すにも時間も掛かるため、面倒に思えてしまうかもしれない。
2. 五十音順に並べる
五十音順で分けておく方法もある。
これは作者の名前であったり、本のタイトルだったりするが、使いやすければどちらでも良い。
タイトルや作者の名前で分けておけば、すぐに取り出すことが可能になる。
本が多くなると整理するだけでも時間が掛かるので、簡単に早く見つけるには有効と言える。
箱に入れても本棚で収納しても、どちらでも応用できて使いやすいはずだ。
定期的に処分するのも必要
本を買うだけでは増える一方である。
しかし、量が増え過ぎたら処分をすることも必要になる。1年に1回といった具合に、定期的に処分するように決めておくと良い。
例えば何年も読まないでいる本は、今後も読まなかったりするものだ。
「いつか読むだろう」では、ただ保管しているだけに過ぎずコレクションと同じである。
長期間読んでいないならば思い切って、買取業者に売却してしまおう。
こうすることでスッキリと収納できるだけでなく、新しい本を買っても置き場所の心配がいらない。
まとめ:本も定期的にメインテナンスをおこなう
本であってもたまにはメインテナンスをおこなうことが必要だ。
そうは言っても決して大げさな事をするわけではない。基本的なことをやっておくだけである。
まず時々は虫干しをするように心がける。
特にしまいっ放しになっている本は、ぺージ間に空気を入れてやろう。その方法だがパラパラとめくってあげる、たったそれだけでOKだ。
また、長く保管されいるものは、ホコリが付いていたりする。
これが害虫の発生につながることがあるため、時々は汚れを取り除いてきれいな状態を維持してやるのだ。
こうすることで、本は良好な状態を保てるようになり、長く楽しむことが可能になる。
読みっ放しにせずに、手入れを忘れないでいただきたい。
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