トランクルームは自由な収納スペースを提供してくれてとても便利なものである。
しかし実際にはその能力を100%使い切れていないのかもしれない。
本来は多目的に利用できるのに、利用者の使用範囲が限定されてしまうからだ。
あなたがトランクルームを借りようと考えているのなら、さまざまな使い方を知っておくことで、より有効に活用することが可能になる。
さらに少しの工夫とアイデアを加えれば、利用の幅はもっと広がるはずだ。
そこでトランクルームを利用する上での注意点や具体的な使い方などをご紹介していこう。
トランクルームを選ぶ理由とその利点
住まいを広く使うための選択肢
住まいを広く使いたいとき、クローゼットや押入れが物で溢れていることに気づくはずだ。
季節外れの衣類や大型のスポーツ用品がスペースを占有している場合、トランクルームの利用を検討しよう。
これらの物をレンタルスペースに預けることで、居住空間を整理整頓できる。
さらにトランクルームはサイズや立地が多様で、自分のニーズに合ったものを選べる。
安全で便利な施設が多いため、上手に利用することで収納効率を高め、快適な生活環境を実現してほしい。
トランクルーム利用のメリットとは?
トランクルームは、個人や企業が荷物や書類を保管するための収納スペースである。
自宅の部屋や物置が手狭になったとき、トランクルームを利用することで空間を広く使える。
しっかりと保管できるので、安心して大切な荷物を預けられるのもメリットと言える。
短期利用から長期利用まで対応しており、引っ越しやリフォーム時、季節用品の保管など、さまざまな使い方が可能だ。
料金も手頃で、時間やスペースを効率的に活用できる。
24時間対応の施設も多いため、忙しい方でも自分のペースで利用でき、防犯カメラや暗証番号管理などのセキュリティによって、大切な荷物の保管にも適している。
トランクルーム利用上の注意点
屋内型と屋外型を使い分ける
トランクルームには大きく分けて屋内型と屋外型の2種類がある。
屋内型はビルや建物の一部、あるいは全体を使った収納スペースとなり、ほぼ室内保管と同じであると考えて良い。
中には空調によって温度と湿度がコントロールされている施設もあり、保管には最適な環境となっている。
一方の屋外型になると、改造されたコンテナを屋外に設置したタイプとなり、環境的には屋内型より劣ってしまう。
しかし、その分だけ料金が割安の設定となっているので経済的と言える。
もし自宅内と同じ環境を求めているのなら屋内型を選んでおくと安心だ。
特にデリケートな荷物の場合は屋内型のトランクルームの方が適しているのでおすすめしたい。
どちらにするか迷ったら、トランクルームは屋内型と屋外型のどちらを選ぶ?相違点&3つの基準も参考にして選ぶと良いだろう。
利用する際の注意点とは?
利用する際の注意点としては規約に従うことが大切になってくる。
これはトランクルームを安全で快適に使うための条件と考えていただきたい。この決まり事があって初めて安心できるのだ。
その内容はトランクルーム各社で異なるが、共通して言えるのが保管してはならない物や、やってはいけない事が決められている。
これらを守らないとトランクルーム会社や他の利用者に迷惑を掛けることになってしまうからだ。
うっかりすると”契約解除”になりかねないので十分に注意してほしい。
最悪の場合には補償問題に発展する可能性も出てくるため、利用規約はよく読んで理解しておくようにしたい。
トランクルームの使い方いろいろ
自宅にあふれたものを保管
トランクルームが利用されている最も多い理由の一つが、シンプルに”自宅にあふれたものを保管”したいからではないだろうか?
どうしても自宅の収納スペースには限度があり、簡単に増やすことができない。
しかし現実には徐々に荷物が増えてくるため、収納しきれないといったことが起こる。特にしばらく使わない物は、片付けるのに苦労することが多い。
これを解決するためにトランクルームを借りて保管しようというわけだ。
荷物にも様々なものがあると思うが自宅が狭くなってしまうようなら、トランクルームの活用を考えてみよう。
趣味のコレクションを保管
あなたが何らかの趣味を持っているとしたら、コレクションがいつのまにか増えてしまった経験があるかもしれない。
趣味の世界は自分が気に入ったものがあったりすると、我慢できなくなってついつい買ってしまうものだ。
そして次第に部屋を占領してくると、置き場所に困ってしまうことがある。
しかしコレクション専用のトランクルームがあれば、誰にも迷惑を掛けずに楽しめるばかりでなく、邪魔にもならずに済むというわけだ。
そんなコレクションがデリケートな場合には、空調の完備されたトランクルームを利用すれば良いだろう。
引っ越しの荷物を一時的に保管
引っ越しの際には受け入れ側の準備が間に合わないケースも考えられる。
日程が既に決まっていると期限までに荷物を運び出さなくてはいけなくなるが、その荷物を置くところが決まっていなかったら大変だ。
そんな時に直ぐに手に入る保管スペースがトランクルームである。
引っ越しの場合は大型の荷物が多かったりするので、短期間であれば屋外型のトランクルームを利用するのも良いだろう。
敷地内に車を乗り入れて、荷物の出し入れができるため便利だ。さらに料金も割安で利用できるといったメリットもある。
新築・リフォームの期間保管
自宅の新築やリフォームの際に、家財道具などが邪魔になったりする場合がある。
その上、工事が完成するまでに数か月かかることも珍しくない。
その間どこに保管するかと言えば、トランクルームが便利で最も手軽な方法と言える。
レンタルスペースと聞くと、狭いといったイメージを持ってしまいがちだが実際にはそんなことはない。
1帖以下の小さなサイズはもちろんあるが、10帖以上の広さの物件まで豊富に揃っているので検討してみる価値はありそうだ。
屋外型でも断熱材が入っていて内装が施してあると、単なるコンテナに比べて各段に良い環境と言える。
結露の心配はらないが湿気が気になるので、乾燥剤や除湿剤を使って対策することをおすすめしたい。
滅多に使わない・季節の物を保管
あなたの自宅にも年に数回しか使わないものや、季節が限られているものがあるはずだ。
身近なところではコタツやストーブ、扇風機といったものは季節限定品もある。またスキーやサーフィンなどのスポーツ用品も同様と言える。
これらは1年の半分以上は使うことがない上に意外と場所を取ったりするので、自宅に置いておくと邪魔に思えてしまうこともあるだろう。
他にも衣類などの保管もできるが、デリケートなものは屋内型を選ぶのが無難と言えそうだ。
ただし、長期保管でカビが生えてしまわないように、湿気には十分に注意して管理してほしい。
長期出張や留学の期間保管
海外赴任や海外留学となると1年以上の場合が多く見られる。
こんな時には、アパートやマンションを借り続けても勿体ないといった理由から解約することがある。
そうなると家財道具や生活用品のほぼ一式を保管しておく必要が出てくる。
そればかりか帰国するまでの間、入れっ放しにすることになってしまうのだ。
このような場合にもトランクルームが役に立つが、管理が難しい場合は空調付きの屋内型トランクルームを選ぶ方が良いと言える。
バイクを保管する
バイクを保管するための駐車スペースとして満足のいくものは少ない。
車であれば屋根があるので雨や雪が降ってもそれほど心配はいらないが、バイクはそうはいかない。
雨風にさらされる上に紫外線や埃、そして盗難対策もしないといけないのだ。いくらカバーを付けていても、盗まれたり傷つけられることもあるだろう。
それを確実に防いでくれるのが、バイク用の収納スペースになる。
屋外のコンテナタイプが一般的だが、湿気が気になるものの時々メインテナンスをしてやれば特に問題は起こらないだろう。
屋内型のものもあるが、他の利用者と共用になってしまう。したがって、自分だけのスペースが欲しければ、コンテナタイプを選びたい。
材料などの倉庫代わり
トランクルームは仕事の材料を置いたり、商品の倉庫的な使い方もできる。
あくまでも保管が目的なので、加工をしたり荷物を箱に詰める、あるいは梱包するといった作業は控えたい。
法人での利用はもちろんだが、個人で事業をしていたりすると仕事関係の荷物がたくさんあるはずだ。
空調完備の屋内型なら理想的だが、頻繁に出し入れをするのであれば、屋外型でも用が足りるはずである。
しかし保管期間が長かったり、湿気に弱いものであれば屋内型を利用するのが正解だ。
中継用の場所として利用
これは少しばかり限定されてしまうが、中継基地的な使い方もある。
例えは自宅から”ある目的地”に移動する際に、ここで取り出すようにすれば自宅に置かなくても済んでしまう。
帰るときにはトランクルームに保管しておけば、手ぶらで移動も可能になる。
その一つとして、自転車などは典型的な活用例かもしれない。
サークルに所属して仲間とサイクリングを楽しんだり、健康のために通勤手段の一部として使う時の駐輪場としても役立つだろう。
つまり途中まで電車を使い、残りは自転車を使うといった具合だ。
自転車だけならスタンドを使って縦に入れると、さほど広くなくても入れられる。
きちんと手入れができるなら屋外型でも十分だが、そうでない場合は屋内型が無難である。
便利に使うための条件を考える
便利に使うには近い、安い、良い環境の三拍子揃っているのが理想的である。
しかし現実にはそんな美味しい物件はないものだ。したがってこれらをバランス良く選ぶようにしたい。
完璧なものはないので、何らかの妥協が必要になると考えておこう。
- 自宅からの距離
- 無理のない料金設定
- 良好な保管環境
まずは自宅からあまり遠くない所が理想である。
自宅から離れてしまうと、行くこと自体がおっくうになったりする。特に頻繁に出し入れをする場合には、なるべく近くの物件を選ぶようにしたい。
そうでないと移動するだけでも時間が掛かって勿体ない。
料金も負担に感じるようではいけないので、距離との兼ね合いで無理なく支払える金額で検討しよう。
もちろん環境も大切だが、より充実した物件を求めるとお金もかかるため、保管する荷物によって選ぶようする。
あなたにとっては大切な物であるはずなので、収納スペースもそれなりの施設を用意しなければならない。
それには、使っていてストレスにならないトランクルーム選びが必要になる。
トランクルームの選び方のポイント
広さと料金の目安
トランクルームの広さは、小型の05帖(約1平方メートル)から大型の8帖以上まで多彩に選択できる。
料金の目安として、都内では小型サイズで月額約3,000円、中型(2~4畳)で月額1万円前後、大型だと月額2万円以上になることもある。
料金には初期費用や保証金が含まれる場合もあるため、事前に確認しておきたい。
また、空調設備の有無や24時間利用可能か、防犯カメラが設置されているかなど、使い方に合わせて最適なプランを選ぶことが重要だ。
短期利用の可否
トランクルームは、引っ越しやリフォーム、旅行などで一時的に荷物を預けたいときに便利な使い方ができる。
短期利用が可能な業者も多く、最短1日から契約できる場合もあるが、最低利用期間や日割り料金の有無を事前に確認しておくことが重要だ。
また、初期費用や解約手続き、保険料などもコストに影響するため、契約前にしっかりと情報を収集しよう。
例えば、即日契約やオンラインでの申し込みが可能な業者を選べば、急なニーズにも迅速に対応できる。
短期利用向けのキャンペーンを実施しているトランクルームもあるので、自分のニーズに合った最適なサービスを選ぶことが大切である。
まとめ:トランクルームを活用した収納のヒント
トランクルームは、自宅のスペースを有効に使うための便利な選択肢である。
まず、収納するアイテムを季節物や使用頻度に応じて分類し、必要なときに取り出しやすいように配置することが重要だ。
また、段ボールや収納ボックスを利用してアイテムを整理し、ラベルを貼って中身がわかるようにすると便利である。
大型の家具や家電を収納する場合は、解体できるものは分解してコンパクトにまとめると、スペースを節約できるのでおすすめしたい。
さらに、湿気や温度管理にも注意し、除湿剤や防虫剤を使用してアイテムの劣化を防ぐことが大切である。
定期的にトランクルームを訪れ、アイテムの状態を確認することも忘れてはならない。
これらのヒントを活用することで、トランクルームを効果的に利用し、快適な生活空間を維持できるだろう。
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