あなたはどのような時にネクタイを着用されているだろうか?
仕事の時だけでなく、冠婚葬祭といったフォーマルな場面からプライベートでもカジュアルに着用したりするかもしれない。
ただ、いつも相手に見られているアイテムのため、ネクタイ次第で大きく印象が変わるのは確かである。
そのためイメージを悪くしないように、収納や保管には気を付けたいところだ。
日頃からの手入れはとても大切
毎日のようにネクタイを使っていると、どうしても傷みやすくなってしまうものだ。
そこで、日頃からの手入れ方法をご紹介していくので参考にしていただきたい。
まずネクタイを使った後はすぐにしまわないようにしよう。
1日中着用していると汗などの湿気を吸っているので、ハンガーに掛け風通しの良い場所で半日~1日は陰干しするのが良い。
こうすることで湿気を取り除くことができ、臭いの防止にも役立つのだ。
また、柔らかいブラシを使って埃を落としてあげよう。ブラッシングは、先端に向かって一方方向に、丁寧におこなうようにする。
シワになっている場合には、当て布をしてから軽くスチームを当て、ハンガーに掛けてに陰干しさせればネクタイの重さでシワを伸ばせる。
こういった手入れをおこなうと共に、2日~3日休ませてあげると長持ちしてくれるのだ。
それでも少しずつは汚れてくるので、衣替えなどのタイミングで定期的にクリーニングすることをおすすめしたい。
あまり頻繁におこなうと傷める可能性があるので、3ヶ月~4ヶ月に1回を目安にしておくと良いだろう。
外出先で汚してしまった場合には、叩くように汚れを落とし応急措置をおこなってから、すぐにクリーニングしておく。
特に長期保管の場合には、必ずクリーニングをおこなってから収納するように心がけていただきたい。
ネクタイ収納時に注意する点は?
シワにさせない
しわくちゃになったネクタイはあなたをだらしなく見せるので注意したい。
収納時には気を付けないとシワになりやすいため、多少でもスペースに余裕をもたせておく必要があるだろう。
余裕がないと詰め込んでしまいがちだが、これをやってしまうと後悔するので気を付けたい。
ネクタイがシワになてっていると、いざ外出という時に着用できなくなってしまう。それに、しわくちゃのままではイメージダウンになりかねない。
そのため、収納の仕方には十分気を付けて保管することが重要になる。
コンパクトに収納
本数が多くなってくると、どうしても置き場所に苦労してしまう。
長さがあるだけに保管にはスペースが必要になるが、やり方次第ではコンパクトに納めることができる。
もし詰め込んでいるようなら明らかにスペースが不足しているので、市販の便利アイテムを活用するのも一つの方法だ。
吊るしておくタイプだあったり、丸めていれるタイプなどがあるが、スペースを考えながら使いやすい方を選ぶと良いだろう。
大切なのは多少のゆとりを確保しながら、きちんと分けて保管することだ。
これを無視して一緒くたにしてしまうと、傷めたり使い勝手の悪い収納になってしまうので気を付けよう。
ネクタイを収納する3つの方法
ネクタイの収納方法には3通りあるので、それぞれの特徴を見ていきたい。
どれも難しい方法ではないので、保管スペースの有無を考えながら、使いやすい方法を選んでみよう。
平置きで保管する
1つ目は平置きで保管する方法だ。
畳み方は2つ折りか4つ折りのどちらかになるが、シワになり難いのが最大のメリットと言える。
さらに、ネクタイにかかる負担が最も少ない方法でもある。
注意点としては、折り目がついてしまうことがあるので、ふんわりと畳むように心がけ、決して重ねて置いてはいけない。
丸めて保管する
2つ目が丸めて保管する方法である。
丸め方は小剣から巻くか、半分で二つ折りにして巻くかのどちらかになる。
小さくコンパクトにできるので場所をとらず、スペースに余裕がない場合にはピッタリの収納方法だ。
また平置きと同様に伸びにくく、一目見て選びやすいと言える。
注意点としてはゆるく丸めるように心がけ、収納の際には無理やり押し込んでシワにしないように注意していただきたい。
吊るして保管する
3つ目は吊るして保管する方法になる。
省スペースの保管方法であり、ネクタイの重さで引っ張られることでシワになり難いのが特長である。
その反面、長期間吊るしておくと伸びてしまうことがあるので気を付けたい。
もし伸びやすい素材の場合には、平置きしたり丸めて置いた方が良いだろう。
保管の際は環境にも注意する
ネクタイは日頃からの手入れや収納方法が大切だが、保管環境にも気を付けていただきたい。
毎日着用しているのであれば、それほど気にならないかもしれないが、長期保管となった際には要注意である。
まずは湿気がこもらないように管理しておきたい。
クローゼットやタンスの中の湿度が高いとカビが発生する可能性が高くなる。
特に長期間の保管となるとチェックされないまま、入れっぱなしになりやすい。そのため、湿気対策をしておくのが安心である。
方法としては除湿剤を一緒に入れておくのが効果的だ。ただし定期的に交換するのを忘れないでいただきたい。
またカツオブシムシやイガなどの害虫による被害も避けたいところだ。
虫食いの被害は季節に関係なく一年中起こるものなので、必ず防虫剤を使って未然に防ぐことが大切になる。
カビや虫食いは被害に遭ってしまってからでは遅いので、早めの対策をとっておきたい。
ネクタイをカッコよく、おしゃれに、そしてダンディに使いこなすには、いかに良い状態を保つかがポイントと言えるだろう。
そのためには、ていねいに扱うだけでなく、しっかりと管理するように心がける必要がある。
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