あなたも家族や仲間、友人などとシェアしたことがあるのではないだろうか。
一緒に何かを使うだけでなく、同じ料理を分けて食べたりゲームで遊んだりするのも立派なシェアであり誰もが一度は経験しているはずだ。
便利さや楽しさを分かち合うことができる反面、共有することの難しさを実感することも少なくない。
トランクルームでもシェアリングすることがあるが、トラブルは避けたいものだ。
トランクルームをシェアする目的
シェアする最大の目的はコストを抑えることではないだろうか。
これはトランクルームでも同じであり、収納スペースを共有することによって費用負担を軽くできる。
1つのトランクルームを何人かの利用者が共有することで、一人当たりの支払い金額を少なくするわけだ。
こうすることで、今まで予算がネックになって決めかねていた人もトランクルームを利用しやすくなる。
シェアすることでハードルが下がるので、いろいろな使い方が可能である。
特に同じ目的や趣味をもった仲間やグループであれば、理想的な使い方ができるのではないだろうか。
例えばロードバイクのサークルがあったとしよう。
全員のロードバイクをトランクルームに保管しておき、ここを拠点として活動するのもありだ。
さすがにトランクルーム内でミーティングはできないが、サイクリングの際にはここを集合場所にしておけば便利である。
そしてサイクリングが終わったら、近くのレストランや居酒屋で食事を楽しむのも良いだろう。
シェアリングは使い方次第で費用の負担が軽減するだけでなく、良い人間関係を築くこともできるのだ。
トラブルが発生する原因とは?
トランクルームのシェアリングと言っても貸し借りの延長である。
したがってお互いの理解不足や誤解によるトラブルが発生しやすくゼロにするのは難しい。
実際に身内のような近い関係であってもトラブルは発生している。ましてやシェアで一緒になった相手が他人となれば尚更のことだ。
しかし原因を知っておくことで、ある程度は予防が可能になる。
その原因の1つが料金に関するトラブルである。
利用料の支払いが遅れたり約束通り払ってもらえないといったケースで、最初の取り決めがきちんとされていないと起こりやすい。
そして問題が起こって人間関係が悪くなると、シェアするのが苦痛に思えることもあるだろう。
また何らかの迷惑行為があった場合にも、関係が悪化することがある。
盗難や破損といったようなことが起こると、シェア相手に対して疑いの目を向けるようになってしまう。
そうなると例え相手に非がなかったとしても、良い信頼関係を継続させるのが困難になるのだ。
トラブルが起きた際の対処方法
何事にもトラブルは付き物と認識しておく必要がある。
しかし予防する努力も必要であり、万が一の際には正しい対処をしなければならない。
トランクルームをシェアした場合、お金のトラブルが起こる可能性がゼロではない。
そのため料金の支払いについては口約束ではなく、お互いのために書類(念書)を残しておくようにしよう。
この時に期限や金額といったことをきちんと書いておくことだ。そうしないと、いっこうに支払われないといった事態になりかねない。
もし支払いが遅れたときはメールや電話などを使って、丁寧な口調で期限が過ぎていることを知らせるようにする。
どうしても払ってもらえない場合は法的な手段を考えるしかないが、なるべく穏便に済ませたいものだ。
それと荷物に何らかのトラブルが発生した時の対処方法も考えておこう。
まず最初にしなければいけないのは、原因がどこにあったかを確認することだ。
明らかにシェア相手に原因があったなら、良く話し合う必要が出てくる。この時に声を荒らげることなく、冷静に話しをすることが重要になる。
もし誤解があるのなら、ここではっきりとさせておこう。単なる思い込みや勘違いであれば、正すチャンスでもある。
これは信頼関係を維持して、シェアリングを続けていくには大切なことだ。
繰り返しになるが、今後のことも考えて穏便に処理できるように十分に注意してほしい。
シェアトラブルを未然に防止する
シェアトラブルを未然に防ぐには、事前の取り決めが重要になってくる。
特に個人間でのシェアリングになると、簡単な約束だけで済ませしてしまうことが実に多い。
その結果、何か問題が起きたときに争い事に発展してしまうのだ。
ましてや言った言わないの水かけ論になってしまうと収拾がつかなくなってしまう。
問題の発生を防ぐためにはお互いに”約束を守る”ことが大切がある。それを怠っているようではいけない。
トラブルは一度でも起きると、必ず後味の悪い思いをする。
それが原因で付き合いがなくなったり、世間を狭くしてしまうことさえある。
シェアを利用したがために、このようになってしまうのは、とでも残念であり勿体ない話だ。
本来ならシェアすることによって、お互いに利益があるウィンウィン(win-win)の関係を築けるはずである。
トランクルームが今より便利に、そしてもっと身近なものにするには、トラブルをなくすことが大前提となりそうだ。
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