自宅にガレージを持っている方は限られているだろう。
特に都市部では人口密度が高いので、アパートやマンション、コンドミディアムといった集合住宅が多い。
駐車場があっても狭かったり、屋外駐車のためダメージを受けないか心配になったりする。
そのため車やバイクを所有しても、駐車場で苦労されている方もいるはずだ。
そこでトランクルームを利用できないかと考えるのだが、現実にはどうであるか見ていきたい。
トランクルームはガレージとして使えるか?
まずトランクルームはガレージの代わりになるのだろうか?
そもそもガレージとは車庫のこと。つまり自動車を保管する場所なのだ。
さすがに自動車の保管となるとトランクルームでは無理であり、貸倉庫やレンタルガレージを使わないといけない。
これらは十分な間口と広さを確保できるので、車庫としても利用できる。
トランクルームの場合、車はダメだがバイクの駐車ができる施設は提供されている。
すべての会社とはいかないが、バイク専用であったり、収納が可能なタイプがあるので使うことが可能だ。
バイク用ガレージについてはバイク専用トランクルームって何?初心者にも良くわかる特徴や選び方でも解説しているので参考にしてほしい。
タイプとしては屋内型と屋外型のコンテナタイプがあるので、立地や予算などをチェックして決めると良いだろう。
荷物の保管以外にも様々な使い方ができる
- バイク用の車庫として使う
- メインテナンスや作業で利用
- コレクションルームにする
バイク用の車庫として使う
トランクルームでもバイク用の車庫として利用することが可能な施設がある。
ただし、どこのトランクルームでも可能なわけではないので注意したい。
屋外のコンテナタイプが圧倒的に多く、簡単に出し入れができるので使い勝手も良いと言える。
露天の屋外駐車とは比べ物にならないほどの環境と安全性が手に入る上、料金も割安に設定されている。
大切なバイクを雨風にさらさずに済むため、錆や劣化といった心配がいらない。
さらにコンテナは施錠ができるので、イタズラや盗難の不安からも解放されるのだ。
もちろんバイク用品を保管しておくこともできるので、ちょっとした棚を設置しておけばより便利に使えるだろう。
メインテナンスや作業で利用
単にバイクを保管しておくだけでなく、メインテナンスや作業でも利用できそうだ。
愛車の整備に限定する必要はまったくないので、趣味の工作をしても良いだろう。
例えば釣りが好きなら道具や仕掛けを自作するのも良し、ラジコンやプラモデル、鉄道模型といったホビーの工作もありだ。
ただし音が出る場合は気を付けたい。
予めどの程度なら問題ないかトランクルーム会社に確認しておくのが良いだろう。
少し位の音であれば大丈夫と思われるが、グラインダーで何かを削ったり、ハンマーで叩いたりするのは控えておいた方が無難かもしれない。
騒音があまりにも酷いとクレームになることがあるので要注意だ。
コレクションルームにする
趣味で集めたものはどれも宝物であるはずだが、自宅では邪魔者扱いを受けることもあるだろう。
トランクルームであれば自分だけの空間であるため、コレクションルームとしてもOKである。
コレクターにとって最大の悩みは、数が増えてくると置き場所が必要になる点だ。
お気に入りが増えれば増えるほど深刻な問題になる。
そうかといって、いくら自宅を占領していても大切にしているものを簡単に処分することなどできない。
中には大変な思いをして入手したものや、高価なものもあるはずだ。
そんな貴重なコレクションの置き場を確保するには、トランクルームが打って付けである。
広さに多少の余裕をもたせたり、棚などを上手に使うことで相当量のコレクションを納めることができてしまう。
そして誰にも文句を言われずに済むのもメリットの一つと言える。
利用する際には必ず規約を守ることが大切
使い方は色々あるが、くれぐれも規約に違反しない使い方をしよう。
トランクルームの基本的な使い方は、荷物を保管することである。
したがってこれ以外の使い方をしたければ、必ず確認して問題が起こらないようにしておきたい。
利用が許可されていないにも拘わらず、無視して使い続けることは絶対に避けたい行為である。
よくあるケースだが、最初はいけないと思いながらも、ついつい決まりを破ってしてしまう。
しかし、続けているうちに判断が麻痺してしまい、やがて堂々と規則を犯してしまうものだ。
人間は厳格に生きていくことが難しい生き物である。
だからこそ決められたことをきちんと守る努力が必要になる。
もちろんその結果は悪くなるはずがなく、安心して利用できることを約束されているようなものだ。
トランクルームは実に便利が、そこにはあなたのモラルが無くてはならない。
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