トランクルームは荷物を保管しておくのにとても便利な収納スペースである。
上手に使うことができれば、きっとその便利さに満足するに違いない。
迷惑な行動をとったり変なものを入れない限り、注意されたり解約されることもないので、ほぼ自由に使えて利用範囲が広いのが特徴だ。
だからといって、寝室にするなど不正な使い方をしてはならない。
では、トランクルームを部屋として快適に使うためには、何に注意したら良いのかについても見ていきたい。
トランクルームは生活空間にはできない
トランクルームも時代と共にどんどん進化している。
登場したての頃と比較すると、はるかに快適で荷物にも優しい環境になったと言えるだろう。
同時に人に対しても温かみがある空間に変わってきている。そうなると様々な発想が生まれてくる。
その一つが”部屋”として利用しようというものだ。
確かにこれが荷物の保管場所か？と思えるほどのトランクルームも存在しており、活用方法としては面白い考え方である。
また実際に人が住んでいたという話を聞いたことがあるかもしれない。
色んな事情があってのことであろうが、これは規約に違反する行為であり認められないのだ。
その結果、強制的に退去させられ解約されてしまうので十分に注意してほしい。
トランクルームの活用方法あれこれ
物置代わりが一般的
最もポピュラーなのが物置代わりに利用することだ。
もちろん使い方としてはまったく問題ないので、正統派といったところであろう。
よくあるのが自宅に置けなくなったものを保管するケースである。子供の荷物が増えたり、季節の品物などを置く所がないといった事情によるものだ。
その他に引っ越し荷物の一時保管にも対応が可能だ。引っ越し先は決まったものの、受け入れ準備が間に合わない時には重宝する。
丸ごと保管できるトランクルームこそがピッタリだ。
また、海外留学や赴任の際には長期の利用になることが多い。そんな時にも対応できる強い味方である。
趣味の部屋でもOK
趣味の部屋として使うのもOKである。
もちろんあなたのコレクションを保管しておくことも可能だ。フィギュア、CD、プラモデル、漫画などたくさんの趣味があると思う。
これらを自宅に置いておくと場所を取ったりかさばるため、邪魔もの扱いをされやすいのも事実だ。
ではどうしたらスッキリ収納させて、いつでも使える状態を保てるか？
トランクルームなら他人に気兼ねすることなく使え、出入りの制限がほとんどない。
せっかくのコレクションなので、きれいに整理して魅せる収納を心がければより一層楽しめるだろう。
色合いを工夫したり、棚や収納ケース、ラックを上手に使えば、ミニ博物館の出来上がりだ。
長時間滞在するのはグレー？
荷物の出し入れや整理などで時間が掛かることは仕方がない。
だが、生活空間としての利用はできないことは、規約にも書かれているはずである。
どうしても長時間の滞在がしたい場合はレンタルスペースを使うことだ。
そもそもトランクルームと違って使い方や目的も異なっている。
レンタルスペースは時間単位で利用するので会議をするのはもちろん、キッチン付きであれば料理をしたりパーティーを開いたりできる。
当然ながら飲食もOKなので心配はいらない。
また時間が許せば仮眠も可能になるが、宿泊する為の施設でないことは忘れないようにしたいものだ。
寝泊りするのはNG
トランクルームで寝泊りすることはNGであり、絶対にできない。
明らかに規約違反となり、法律的にも問題があると言える。見つかったら即解約となる覚悟をしておきたい。
寝泊りすることは、ここを住所としているのと同じであり、それを黙って見過ごしてくれるほど甘くはないのだ。
生活するために必要な電気や水道も整備されておらず、第一トイレはどうする？一晩中我慢というわけにもいかないだろう。
防犯カメラ等で警備も厳しくなっているところが増えている。
トランクルームで寝泊まりしたい人にとっては、便利なスペースであるのかもしれないが絶対にゆるされる行為ではない。
自宅の部屋を快適にするための手段
どうせトランクルームを借りるのであれば、自宅の部屋を快適にするのを目的としたいものだ。
それには広くなっても散らかさないように心がけたり、これを機にきちんと片付ける習慣をつけておきたい。
そして、空いた場所に色んな荷物を持ち込むのはやめよう。
トランクルームに収納した意味がなくなってしまうからだ。
もし何かを置くとしても最小限にとどめ、無駄にスペースを空けないようにすることだ。そうでないと、せっかく広くなっても、すぐに狭い部屋に逆戻りである。
そして不要なものが残っている時には、思い切って断捨離を検討しよう。
断捨離については断捨離でトランクルームもスッキリ！片付け上手は便利に賢く使い上手も参考にしてほしい。
大切なのは広々した時の気持ち良さを忘れずに、不要なものは置かない、買わないようにすることだ。
限られた空間では、これらがとても重要になる。
トランクルームを使う本来の目的をもう一度考え、有効に利用していただきたい。