保証人が必要となるケースは、支払いが関係している場合に多く見られる。
お金を借りる場合はもちろんだが、アパートやマンションといった賃貸契約、各種ローンなどでも必要となるのが一般的だ。
しかし最近ではローンを利用する際にも、保証人が不要になる場合が増えているようで、トランクルームでも例外ではない。
そこで本当に保証人が不要なのか、そして注意点や必要となるものについて見ていきたい。
トランクルームで保証人が不要って本当？
ではトランクルームで保証人が不要というのは本当だろうか。
実際には多くのトランクルーム会社で不要になっているものの、すべてではないのが現状である。
つまり会社によっては保証人が必要となってしまうのだ。
ところがいざ保証人となると、頼める人がいないとか頼み辛いといった事情で、なかなか見つからないことがある。
このような方に保証人不要はとてもありがたい条件と言える。
賃貸契約を結ぶ場合、通常であれば連帯保証人が必要と言われでもおかしくない。
しかし気軽に借りたい利用者にとっては、保証人が必要となるだけで煩わしく感じてしまうものだ。
実際のところ保証人探しに苦労された方も多いはずだ。
保証人が重要なのは誰もが理解しているものの、頼む側にとっても頼まれる側にとってもあまり好かれた存在ではない。
その点トランクルームは利用者にとって比較的借りやすい環境にあると言える。
この気軽さがトランクルームの需要が伸びている理由の一つになっている。
身分を証明するものは絶対に必要になる
トランクルームでは保証人の必要はなくとも身分を証明するものは必要になるので注意したい。
まず賃貸契約を結ぶ前に、あなたがどこの誰であるかを示さなければならないからだ。
それには運転免許証や保険証といったものが必要になるが、会社によってはパスポートや住民基本台帳カードもOKの場合がある。
保証人は必要ない場合が多いが、身分証明は絶対になくてはならない。
これらがなければいくら口頭で伝えても信憑性に欠けてしまう。
したがっていずれも用意できない場合には、トランクルームを契約することは不可能になってしまう。
契約というと、どうしても保証人ばかりが重要であると思われがちだが実はそうではない。
利用料金をきちんと支払ってもらうのは言うまでもないが、素性がわからない人では貸す側としても困るのは当然だ。
場合によっては勤務先などの情報も必要になり、身元を確認される場合があることを覚えておいていただきたい。
トランクルームにおける保証人の役割
保証人が必要なケースとはどのような場合であろうか？
それは各トランクルーム会社の規定によって定められているのが実情だ。
トランクルームは賃貸契約であるため、アパートなどと同様に万が一にもお金が支払われない時の保険として保証人がいる。
もしも借主であるあなたがお金を払えない時には、保証人が代わって支払う”義務”が発生する。
もちろんトランクルーム会社から請求があれば、保証人は拒否することができない。
非常に厳しい立場にあるのが保証人であり、借主に返金の請求さえできないような弱い立場でもあるのだ。
もしもの時、保証人は借主に代わってお金を払う義務があっても、後で返してもらえる補償はどこにもない。
何とも損な条件下に置かれているが、保証人になるにはそれなりの覚悟が必要になりそうだ。
料金を滞納してしまったらどうなる？
万が一にも利用料金を滞納してしまうと、大きな問題に発展する可能性がある。
まず第一に考えられるのは延滞金が発生するかもしれないという点だ。
延滞金とは簡単に言ってしまえば罰金のようなもので、本来支払われるはずの料金に何パーセントか加算された金額を支払わなければならない。
さらには契約が解除されることもあり、継続して利用できなくなってしまうのだ。
当然ながら保管してある荷物は取り出して明け渡さなければならない。最悪の場合、荷物が処分されてしまうこともあるので注意してほしい。
ただし、その前にはトランクルーム会社や保証会社から何らかの連絡や督促状が送られてくるので、無視したりぜずに対応さえできれいれば問題ないだろう。
それに日頃から銀行の残高やクレジットカードの有効期限に注意を払っていれば防げるはずである。
また、契約書や規約には料金滞納になった場合のことも書かれているはずなので、しっかりと確認しておこう。
滞納についてはトランクルームの料金滞納トラブル｜継続して利用するために守ることは？も参考にしていただきたい。
保証人が不要でも油断してはいけない
保証人不要で契約できたとしても、安心しきっていてはいけないので気を付けたい。
それは万が一にも料金を払えなかった場合、借り続けることが不可能になることがあるからだ。
利用料金の未払いは延滞金、延滞利息が発生するばかりでなく、最悪の場合には契約を解除されてしまう恐れがある。
当然と言えば当然のことだが、そうならないように注意しておきたい。
何かあっても保証人がいれば代わりに利用料金を支払ってもらえるが、そうでない場合にはあなた自身で解決しなければいけない。
保証会社が間に入っている場合も同様に支払ってもらえるが、返済請求は保証人より厳しいものと理解しておこう。
対応を怠っていると強制的に取り立てが来るといった事態になり兼ねないのだ。
トランクルームを借りるにはなるべく簡単に借りられた方が利用者としては便利だ。
しかし実際には契約という正式な取引となるため、くれぐれも違反しないように気を付けていただきたい。
あなたがすべきことは契約を守ることであり、決して難しい内容ではないので規約をよく読んでおけば安心である。
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