一度あなたの身の回りを見回してほしい。
大きさ・サイズに関係のないものなど、どこにも見当たらないはずである。
ありとあらゆる物の大きさが決められていて、そこにはきちんとした理由があるのだ。
少し大げさかもしれないが、これを無視するとすべての物の存在がおかしくなってしまわないだろうか。
それくらい重要なサイズ選びだが、トランクルームを決める際にも欠かすことができないため、悩んでしまうことがあるかもしれない。
トランクルームのサイズは豊富
トランクルームのサイズは実に豊富にそろっている。
小さなものはロッカーサイズから大きなものは4帖~5帖、それ以上のサイズまであり、さまざまな用途で利用が可能だ。
その中からどれかを選ばなければいけないのだが、まずはあなたが借りる目的から考えてみよう。どんな使い方をしたいのか明確にしておくのが良い。
そしてどんな荷物をどれくらい収納するのかチェックする。これは荷物の大きさと量の確認になる。
仮に大型の家財道具をいくつも保管するのに、0.5帖のタイプで十分な広さと言えるだろうか?
何をどれくらい保管するかが分からない限り、サイズなど決めることはできない。
そんなトランクルームのサイズだが、みかん箱程度の段ボール箱に置き換えると何個分になるか、広さをイメージする際の参考にしてほしい。
ちなみに畳の1帖のサイズは91cm×182cmが基本となっている。
広さの目安 |
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サイズ |
段ボール箱に換算(高さは2mとする) |
0.5帖(0.81㎡) |
約25箱分 |
1帖(1.62㎡) |
約50箱分 |
2帖(3.24㎡) |
約100箱分 |
4帖(6.48㎡) |
約200箱分 |
8帖(12.96㎡) |
約400箱分 |
自分の荷物をもう一度チェックして、あなたにとって使いやすい、そして問題なく収納できて無駄のない広さを選べぶようにしよう。
上手くイメージできない場合には、物件の見学をおこなうのが最も有効だ。
サイズ選びのための2つの考え方
ピッタリなサイズを選ぶ
ピッタリなサイズを選ぶ場合の使い方としては、基本的に保管しっ放しの状態であることが前提になる。
つまり荷物の出し入れをあまりおこなわないケースだ。
この場合、収納スペースに余裕がないために荷物の出し入れが不便になる。
狭いところから出す、そして狭いところに入れる。この手間は想像以上に大変な作業となり、状況によっては多くの荷物をいったん外に出すことになりかねない。
したがって出し入れをほとんどおこなわない場合は、ピッタリの大きさを選ぶのが理想的である。
それと、もう一つは荷物を増やす予定がないことだ。
これ以上に荷物が増えなければ、余裕など一切必要ない。逆に不要なスペースは無駄なだけである。
料金にしても小さければ小さいほど安くなる傾向があるので、必要以上に広いトランクルームを借りてはお金が勿体ない。
- 出し入れをあまりおこなわない
- 荷物が増える予定がない
ゆったりなサイズを選ぶ
反対にゆったりしたサイズを選ぶにも、きちんとした理由がある。
ピッタリサイズのトランクルームを選ぶ場合とは間逆で、ある程度の空きスペースがあることで出し入れの作業がやり易くなる。
そして作業性が良くなるばかりでなく、多少の荷物が増えても収納が可能になるのだ。
検討する時点で、荷物が増えることや出し入れを頻繁におこなうことが分かっていれば、こちらを選んでおくのが良いと言える。
隙間なく入れられた荷物を奥の方から引っ張り出すのはとても大変だ。最低限の動きが取れるスペースを確保しておきたい。
もちろん広くなった分の料金は割高にはなるが、使い勝手の良さでこちらに分があるだろう。
- 出し入れを頻繁におこなう
- 荷物が増える可能性がある
トランクルーム選びに絶対はない
トランクルーム選びに絶対はないと言える。
繰り返しになるが、使用する目的や荷物によってタイプも違えば広さも違う。
屋内型が絶対に良いわけではないし、広ければ良いというものでもない。
当然ながら好みの問題や使い勝手、あるいは予算などで判断することがあるのも事実だ。
そして人それぞれ考え方も違うため、選び方も同じではないのである。
結局のところ、あなたがOKならばそれで良しとするのが自然なのだ。ただ、これだけは言いたいのだが、無駄なお金を払わないようにしてほしい
- 何を(荷物の種類、大きさ)
- どれくらい(荷物の量)
- どのように(出し入れの頻度)
この3点を基本に考えれば、どれくらいの広さが必要か想定しやすくなると思う。
検討は時間をかけておこない、後悔するようなサイズ選定にならないように、くれぐれも気を付けてほしい。