あなたの身の回りを見回していただくと、すべてのものが大きさや広さと関わっていることが良く分かると思う。
テレビやソファ、テーブルなどを選ぶ際にも、色やデザインなどの他に必ずサイズもチェックしているはずだ。
つまり決して無視できない重要なポイントになっているのも事実である。
このことはトランクルームを決める際にも避けて通ることができないため、悩んでしまうことがあるだろう。
そこでトランクルームの収納量の目安や、あなたにあったサイズの選び方のポイントをご紹介していきたい。
トランクルームのサイズと収納量を知っておこう
トランクルームのサイズは実に豊富にそろっている。
小さなものはロッカーサイズから大きなものは4帖~5帖、それ以上のサイズまであり、さまざまな用途で利用が可能だ。
借りるとなるとその中からどれかを選ばなければいけないのだが、まずはあなたが借りる目的から考えて、どんな使い方をしたいのか明確にしておくのが好ましい。
そして、どのような荷物をどれくらい収納するのかチェックして大きさと量の確認をおこなう。
仮に大型の家財道具をいくつも保管したいのに、0.5帖のタイプで十分な広さと言えるだろうか?
何をどれくらい保管するか分からない限り、サイズを決めることはできない。
そんなトランクルームのサイズだが、みかん箱程度の段ボール箱に置き換えて何個分になるのか知っておき、広さをイメージする際の参考にしてほしい。
ちなみに畳の1帖のサイズは91cm×182cmが基本となっている。
広さの目安 | |
サイズ | 段ボール箱に換算(積む高さは2mまでとする) |
0.5帖(0.81㎡) | 約25箱分 |
1帖(1.62㎡) | 約50箱分 |
2帖(3.24㎡) | 約100箱分 |
4帖(6.48㎡) | 約200箱分 |
8帖(12.96㎡) | 約400箱分 |
自分の荷物をもう一度チェックして、あなたにとって使いやすい、そして問題なく収納できる広さを選べぶようにしよう。
上手くイメージできない場合には物件の見学をおこない、実際の広さを感じ取るのが最も分りやすい。
トランクルームのサイズと選び方
あなたにぴったりのサイズを見つける方法
トランクルームのサイズ選びは、保管する荷物の量と種類によって決まってくる。
まず、収納したい荷物をリストアップし、必要な面積や容量を把握しておこう。
例えば、1帖のスペースには段ボール箱20個程度が収納可能である。
家具や衣類、季節用品など頻繁に出し入れするものがある場合は、ゆったりとしたスペースを選ぶと便利だ。
また、将来的に荷物が増える可能性があるなら、余裕を持ったサイズを検討すると良い。
料金だけでなく、アクセスのしやすさやセキュリティも考慮し、あなたにぴったりのトランクルームを見つけてほしい。
収納サイズの目安と荷物の量を考慮した選び方
トランクルームを選ぶときは、まず荷物の量と種類を具体的に確認することが重要である。
例えば、ダンボール箱が10箱、小型家具が2点、大型家電が1台ある場合、それぞれの容積を計算して総量を求めておこう。
その結果に基づいて、必要な収納スペースのサイズを選ぶと、「ぴったり」のトランクルームが見つかるはずだ。
将来的に荷物が増える可能性があるなら、少し「ゆったり」としたサイズを選ぶと安心できる。
料金や契約期間も考慮し、自分に最適なトランクルームを選択しよう。
サイズはピッタリとゆったりのどちらを選ぶ?
ピッタリなサイズを選ぶ
ピッタリなサイズを選ぶ場合の使い方としては、基本的に保管しっ放しの状態であることが前提になる。
つまり荷物の出し入れをあまりおこなわないケースだ。
この場合、どうしても収納スペースに余裕がないために荷物の出し入れが不便になる。
狭いところから出す、そして狭いところに入れる。この手間は想像以上に大変な作業となり、状況によっては多くの荷物をいったん外に出すことになりかねない。
したがって出し入れをほとんどおこなわない場合は、ピッタリの大きさを選ぶのが理想的である。
それと、もう一つは荷物を増やす予定がない場合だ。
これ以上に荷物が増えなければ、余裕など一切必要ない。逆に不要なスペースは無駄なだけである。
料金にしても小さければ小さいほど安くなる傾向があるので、必要以上に広いトランクルームを借りてもお金が勿体ない。
- 出し入れをあまりおこなわない
- 荷物が増える予定がない
ゆったりなサイズを選ぶ
反対にゆったりしたサイズを選ぶ場合にも、きちんとした理由がある。
ピッタリサイズのトランクルームを選ぶ場合とは間逆で、ある程度の空きスペースがあることで出し入れの作業がやり易くなる。
そして作業性が良くなるばかりでなく、もし荷物が増えても収納が可能になるのだ。
検討する時点で、荷物が増えることや出し入れを頻繁におこなうことが分かっていれば、こちらを選んでおくのが良いと言える。
隙間なく入れた荷物を奥の方から引っ張り出すのはとても大変だ。最低限の動きが取れるスペースを確保しておきたい。
もちろん広くなった分の料金は割高にはなるが、使い勝手の良さでこちらに軍配が上がるだろう。
- 出し入れを頻繁におこなう
- 荷物が増える可能性がある
トランクルームのサイズ別特徴
ロッカータイプ(0.1~0.4帖)の特徴と適した用途
ロッカータイプは01~04帖ほどの小さなスペースで、季節ごとに入れ替える衣類や大切な書類、趣味で集めた小物類の保管にぴったりだ。
コンパクトながらも、「セキュリティ」はしっかりしているので安心して利用できる。
また、賃料もリーズナブルなので、気軽に始められるのが嬉しいポイントである。
自宅の収納スペースを確保したい方や、物を整理して生活空間を「ゆったり」とさせたい方におすすめしたい。
都心部ではアクセスの良い場所に多く設置されており、「利便性」が高いのも特徴である。
さらに、24時間利用可能な施設も多く、自分の都合に合わせて荷物の出し入れができ、仕事帰りにも立ち寄れてとても便利だ。
小型サイズ(0.4~0.8帖)の利便性
小型サイズのトランクルーム(04~08帖)は、手軽に使える収納スペースとして人気がある。
季節ごとに使うアイテムや趣味の道具など、自宅に置ききれない荷物をぴったりと収めることができるからだ。
また、自宅のスペースをゆったりと使いたい方にも最適と言える。
コンパクトながら必要な収納力を備えており、コスト面でも負担が少ないのが魅力で、アクセスが便利なトランクルームも多く、利用しやすい。
セキュリティ面もしっかりしているので、大切な荷物を安心して預けられる。
限られた住まいのスペースを有効活用したい方にとって、小型トランクルームはぴったりの選択肢と言えるだろう。
中型サイズ(1~1.8帖)の活用法
1~1.8帖の中型サイズのトランクルームは、家具や家電製品の保管に最適だ。
ソファや冷蔵庫、洗濯機などの大型アイテムを収納でき、季節ごとのスポーツ用品や趣味の道具をゆったりと保管したい方にもぴったりだろう。
引越しやリフォーム時の一時的な荷物置き場としても便利で、大切な品物を安全に保管できる。
このサイズなら、余裕を持って整理整頓が可能で、必要なときにすぐ取り出せる。
また、オフィスの書類や在庫商品の保管場所としてビジネス用途にも活用でき、オフィススペースの有効活用が可能だ。
中型サイズは、趣味のコレクションや季節の衣類の長期保管にも適している。温度や湿度が管理されたトランクルームなら、デリケートなアイテムも安心と言える。
荷物が増えてもゆったりと収納でき、生活空間をスッキリ保つことができるはずだ。
大型サイズ(2~3.3帖)の収納力
大型サイズ(2~3.3帖)のトランクルームは、ゆったりとした収納スペースであり、大型家具や家電製品、さらにはバイクまでも収納可能となっている。
引越しやリフォーム時の大量の荷物を一時的に保管するのにぴったりで、長期保管にも最適だ。
屋外型なら車での搬入もスムーズにおこなえ、大きな荷物でも安心して出し入れできるだろう。
24時間出し入れ可能な施設も多く、利便性が高い点も魅力と言える。
大型の荷物や量が多くなってきたら、このサイズのトランクルームを活用して、大切な荷物を安全に保管しよう。
特大サイズ(4帖以上)の利用場面
特大サイズ(4帖以上)のトランクルームは、大型の家具や家電をまるごと収納するのにゆったりとしたスペースが得られる。
例えば、ソファやダブルベッド、ダイニングテーブルといった大きなアイテムも一度に保管可能だ。
引っ越しやリフォーム時の一時的な保管場所としてもぴったりで、家全体の荷物を余裕を持って収められる。
また、ビジネス用の在庫やオフィス家具の保管にも適している。
もちろん、季節外れのスポーツ用品やアウトドア用品、趣味のコレクションなど大量の荷物もまとめて収納できてしまう。
24時間利用可能な施設も多く、必要なときにいつでも出し入れができて便利だ。
特大サイズのトランクルームは、大容量の収納スペースが必要な方にとって最適な選択肢と言えるだろう。
トランクルームのサイズ選びは柔軟に考えよう
トランクルームのサイズ選びは柔軟に考えたいものである。
繰り返しになるが、使用する目的や荷物によってタイプも違えば広さも違ってくる。
そのため屋内型が絶対に良いわけではないし、広ければ良いというものでもない。当然ながら好みの問題や使い勝手、あるいは予算などで判断することもあるだろう。
そして人それぞれ考え方も違うため、選び方も同じでないのは当然である。
あなたが納得したならばそれでOKではあるが、選び方の基本に変わりはないので、ピッタリが良いのかゆったりが良いのか慎重に選んでほしい。
ただ無駄なお金を払う必要はないので、その点はよく考えよう。
- 何を(荷物の種類、大きさ)
- どれくらい(荷物の量)
- どのように(出し入れの頻度)
この3点を基本に考えれば、どれくらいの広さが必要か想定しやすくなると思う。
検討は時間をかけておこない、後悔するようなサイズ選定にならないように、くれぐれも気を付けてほしい。
トランクルームは正しい選択ができれば、とても便利で心強い味方になってくれるに違いない。
まとめ
自分にぴったりのトランクルームを選ぶことで、ゆったりとした生活空間を手に入れることができる。
トランクルームのサイズは目的に合わせて選び、無駄のない収納をしよう。
快適な収納生活を送るために、各社のサービス内容や料金プランを比較検討し、自分に最適なトランクルームを見つけることが大切だ。
また、契約前に実際の施設を見学し、設備や環境を確認することで、安心して大切な荷物を預けることができる。
季節用品や趣味の道具など、日常的に使用しない物は効率的に収納して、生活スペースを有効活用してほしい。
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