バッグと言えば有名ブランドが思い浮かぶが、あなたも持っていらっしゃるかもしれない。
そのどれもが女性を魅了するものばかりで、人気があるのも当然だ。
もちろん女性だけでなく男性にとっても魅力的であり、長く使っている人が多いのもうなづける。
だが使い方が悪いとすぐに傷んでしまうのがバッグの弱点でもある。
ではどうしたら良い状態で保管ができるか、トランクルームに当てはめて考えてみたい。
ブランドバッグは本当に長持ちするか?
ブランドバッグのイメージとしては、品質の良さよりは価格の高さが先行しているかもしれない。
誰もが有名ブランド=高価と感じるようになっており、品質があまりアピールされることがない。
しかし実際には非常に丈夫なバッグを作っているブランドがあり、価格に見合っただけの品質を提供している。
ただ単に値段が高いだけではなく、10年、20年と使うことができるのである。
ただし、これには条件が付く。それは”大切”に”手入れ”をしながら使った場合であり、それでも中には残念なバッグがある。
とくに注意していただきたいのはケタ違いに高額なバッグ。これが本当にそれだけの価値があるのか疑問に思ったりしないだろうか。
ブランド品に限らず品質の良さは決して値段だけでは分からいところがある。
いくら高価でも、ウレタンや人工皮革といったあまり丈夫でない素材が使われていたり、ほつれなどの作りの悪さを感じるものは注意が必要だろう。
長持ちさせるなら厚手の皮革や帆布(キャンバス)といった強い素材で縫製がしっかりとしたもの選ぶようにしたい。
丈夫で長持ちするブランドは定評があるので、購入前には口コミ情報などにも注目しておきたいところだ。
ブランドバッグ保管の3ステップとは?
保管前のメインテナンス
バッグを保管する前に必ずやっておくことがある。
それが汚れや埃を落としてきれいにする作業である。ブラッシングをしたり、やわらかい布で乾拭きするといった内容になるが、乱雑に強く擦り過ぎないようにする。
きれいになったら陰干しをおこない、しっかりと乾燥させることが大切だ。
皮革製のバッグの場合は汚れを落としたあとに、皮用の保護クリームを延ばすように全体的に塗っておく。
エナメルは傷つきやすいので、専用のクリーナーできれいにした後に保護ローションを使用すれば艶も保てる。
スウェードの汚れには、消しゴムタイプやスプレータイプのクリーナーが販売されているので活用すると良いだろう。
キャンバス製のバッグは、洗える場合は必ず手洗いをする。また、色落ちすることがあるため十分に注意したい。
もし、自信がなかったり他の素材と一緒のバッグは、専門店に任せた方が安心である。
素人ができることはどうしても限られてしまうため、あまりにも汚れが酷い場合には、プロの技術で復元してもらうのが得策と言える。
バッグの適正なしまい方
メインテナンスを終えたバッグは、型崩れを防ぐため中に詰め物をする。
新聞紙を丸めていれたり布やタオルを入れて形を整えておく。
ただ、新聞紙のインクで中が汚れる可能性があるので、予防のために不織布に包んでおくのが良いだろう。
そして、不織布の袋に入れて立てた状態で保管しよう。不織布は通気性が良いばかりでなく、埃からも守ってくれる強い味方だ。
この時、間違ってもビニール袋は使ってはならない。通気が悪く湿気をため込みやすいのでカビが発生する原因になる。
また取っ手を吊るして保管すると伸びてしまうので避けよう。
保管場所は直射日光は避けて、できるだけ風通しの良いところが理想的である。直に床に置くことは避け、棚などを使って並べるとスッキリ片付く。
防虫剤や乾燥剤はバッグに直接触れないように注意したい。とくに皮革の場合は傷みの原因になるため、同じ袋には入れないようにしたい。
定期的な状態のチェック
バッグの管理はメインテナンスが終わって収納すれば終わりではないのである。
少なくとも定期的なチェックをおこない、異常がないか確認しておく必要がある。
その内容は決して難しいことではなく、カビの発生がないか数か月(できれば毎月)に1度はの点検をおこなうことだ。
ここで何も異常がなければ、それでOKである。
もしも湿気を感じたり場合には陰干しをするなどして、湿気を取り除いてあげることが大切だ。
早めに対処しておくことで被害を受けずに済み、ムダな出費や大切なバッグを失うといった事態にならずに済む。
万が一、異常があった場合でも被害を最小限にとどめることが可能になる。
また、この時に除湿剤や乾燥剤、防虫剤の状態を確認して、使用期限が切れる前に交換することを忘れないようにする。
きちんとチェックして安心して保管できる環境を維持したいものである。
トランクルームでバッグの保管は無理?
トランクルームでバッグの保管ができるのかとなると”可能”と言える。
なぜ可能か?その理由はトランクルームの環境にある。
トランクルームに空調が完備されていれば施設内の温度が安定しており、湿度もほぼ一定の状態になる。
これをあなたの自宅の押し入れやクローゼットと比較してみよう。
同じくらいか、それ以上の環境ならば十分に良い状態と言えるのではないだろうか。
しかし空調がなかったらどうかと言えば、残念ながら難しいと考えておいていただきたい。
日本は高温多湿になりやすい国でもある。もし空調がなかったらバッグの保管もより慎重にならざるを得ない。
長期保管となればなおさらのことで、カビが発生する可能性が高くなるはずだ。
そんな不安を軽減してくれて、自宅以上の環境が手に入るならば、トランクルームを検討するのも良いのではないだろうか。
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