自宅の荷物をトランクルームに保管すると、スッキリと片付いて気持ちの良いものである。
その一方でトランクルームに収納した荷物が不要になることがあり、処分方法で困ってしまうケースも考えられる。
そこで、荷物の処分はどのようにするのが良いのか?また、そうならないための対策についても見ていきたい。
トランクルームの荷物を処分する理由
トランクルームに保管しておいても、不要になれば処分することになってしまう。
ではどんな事情で不要になるかと言えば、新しく購入したので使わなくなったり、故障や破損、傷みの発生など様々である。
特に、まだ使えるけど新型が出たのでつい買ってしまったというケースは少なくない。
いつか使おうなどと考えていても、実際には保管したままでまったく使わないといったこともよくある話だ。
また保管状態が悪くてカビが生えてしまったり、故障して使い物にならないといったことも考えられる。
これらをそのままにしておくと乱雑になり、整理整頓が行き届かず限られたスペースも有効に使えなくなってしまう。
それに、そんな使い方をしていたらお金だって勿体ない。
結果的にトランクルームの生きた使い方ができないばかりでなく、粗大ごみ置き場になりかねないのだ。
そして、いずれは捨てるなどして処分しなければいけない運命にある。
トランクルームの荷物の処分方法は?
リサイクル
処分しようと思う荷物の中にも、まだまだ使えるものがあるかもしれない。
そのような時にはリサイクルを検討してみると良いのではだろうか?
どうせ処分するつもりでいるのであれば、まとめてリサイクルショップで買い取ってもらうのも一つの方法だ。
この時、少しでも高値をつけたければ、多少の手間をかけてもきれいにしておくのがポイントになる。
最近では出張で買い取りをしてくれるショップも増えてきたので、有効に利用してみると良いだろう。
オークション
インターネットでの売買も盛んなので、オークションを利用するのも選択肢の一つだ。
ただし注意したいのは、あまり程度の悪いものは売ろうとしないことだ。それと販売金額にも気をつけるようにたい。
オークションやフリーマーケットで重要なのは、手ごろで良心的な価格と商品のバランスである。
儲けたいばかりに粗悪品でも構わず売りつけることのないように気を付けたい。
そして気持ちの良い取引を第一に心がけよう。
寄付をおこなう
売ることにこだわらないのであれば、寄付をするというやり方もありだ。
あなたにとっては要らないものでも、世の中には必要としている人が大勢いる。
そんな人達に役立ててもらえるなら、とても有効的な利用方法と言えるだろう。ただし注意したいこともある。
それはタダであげるのだからといって、まともに使えないものは寄付しないようにしたい。使えないものをもらって喜ぶ人などいないからだ。
そればかりか迷惑になりかねないので、気を付けて選ぶようにしていただきたい。
粗大ごみとして処分
再利用が無理であったなら、廃棄処分をするしかないだろう。
処分の仕方は、地域や自治体の決まりに従っておこなうのが基本なので必ず守るようにしてほしい。
対象となるのは家具や寝具といったもの以外にも、最も大きい部分で30㎝以上とか50㎝以上といったように決められている。
小物は対象外となるので、きちんと分別して決められた通りに処分しよう。
テレビや冷蔵庫、洗濯機などは家電リサイクル法対象品であるため粗大ごみにはならないので要注意だ。
また、面倒だからといって不法投棄などはもっての外で、絶対にしてはならない。法律違反になる以前に、人としてのモラルが問われる。
業者に依頼する
自分で廃棄できない場合には、専門業者に依頼するようにしたい。
当然ではあるが料金がかかってしまい、大きい、あるいは量が多いと金額も高くなってしまうのは仕方がないところだ。
その代わり、きちんと処分してもらえることを考えれば納得できるのではないだろうか。
ただし依頼するときの注意点として、無許可の業者を利用しないことが重要である。
無許可の業者の場合には適切に処理されなかったり、不法投棄の原因になることもあり得る。
うっかり悪徳業者に頼んでしまうと、あなたにも被害が及ぶことがあるので、依頼の前には必ず見積りをとって金額の確認をおこなっていただきたい。
トランクルーム会社が処分する場合
荷物の処分は利用者がおこなうのが基本だが例外もある。
それがトランクルーム会によって処分される場合だが、少し事情が特別であると言えそうだ。
例えば、料金の滞納が起きたり放置されていると対象になり、一定期間過ぎると支払いをするように請求される。
これが催告(さいこく)と言われるもので、利用料金などの請求がくる。
しかし数月(トランクルーム会社によって異なる)経っても何もしないままだと、契約書、規約に基づいて処分されることになるのだ。
また、利用者の希望によって処分をしてくれることもある。
これはトランクルーム会社と提携した処理業者が対応してくれ、不要になったものを片付けてくれる仕組みだ。
有料のサービスになるが、自分で片付けられない場合にはお任せできるので便利と言えるだろう。
保管する荷物は収納前に選んでおく
トランクルームでは保管してある荷物が不要になることがある。
この荷物が不要になる理由はすでに述べているが、未然に防ぐ方法として収納前に選別しておくことをおすすめしたい。
つまり、荷物をトランクルームに収めるに当たって、必要なものとそうでないものをしっかりと選んでおくわけだ。
こうすれば、何でもかんでもトランクルームに収納することがなくなる。
するとムダに広い施設を利用する必要がなくなり、同時にコストも下げられる。
それに後になってから、やっぱり要らない荷物だから処分したいと言ったことが起こりにくくなるメリットもある。
トランクルームは確かに便利であるが、何でも詰め込めば良いというわけではない。
自宅には置いておけないが使うもの、とっておきたいものに限定して保管するように心がけてほしい。
そして、不要な出費を抑えながらも便利に使っていただくことが大切になる。
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