ヘッドホンやイヤホンは周りに迷惑を掛けずに、音楽などを楽しむのに欠かせないアイテムである。
外部からの雑音も入りにくいので、一人でじっくり聴きたい場合にはとても便利だが、保管方法はどうされているだろうか?
くちゃくちゃのまま鞄やポケットに入れておくと、取り出しにくかったり使い辛いといったことの他に、故障の原因にもなったりする。
そこで保管の際の注意点や取り扱いについて見ていきたい。
使っていると起こりやすい問題とは?
ヘッドホンやイヤホンを長く使っていると問題が起こりやすくなってくる。
中でも最大の問題とも言えるのが音が聞こえなくなることではないだろうか。
あなたも経験があるかもしれないが急に音が聞こえなくなったり、片方だけは聞こえるといった症状が現れたりする。
この原因はそのほとんどが断線によるもので、プラグの部分で起こっているケースがとても多い。
その他にもジャックの汚れが原因で聞こえない時もあったりする。
Bluetoothイヤホンやヘッドホンの場合は充電不足の状態であったり、端末と離れ過ぎているのが原因になるのでチェックしてみよう。
それでもダメな場合には再ペアリングといって、端末とつなげる作業をやり直せば解決することが多い。
また使い続けているとイヤーピースやイヤーパッドが傷んでしまうことがある。
劣化によってひび割れてしまったり、ボロボロになったりするが避けきれないのが現実だ。
ヘッドホンやイヤホンは手入れも大切
手入れといっても難しい内容ではないが、とても大切なので怠らないようにしたい。
ヘッドホンやイヤホンの起こりやすい問題として、音が聞こえないトラブルがあることは既にお伝えした通りだ。
その場合にはジャックのクリーニングをすると直ることがある。
方法は簡単で、細い綿棒や歯間ブラシで汚れをかき出した後に、エアーダスターで吹き飛ばせば良い。
この時にプラグも一緒にきれいにすることを忘れないようにしたい。汚れがひどい場合には、掃除の後に接点復活剤を使うと良い。
注意点として、乱暴に扱うと故障の原因にもなるので、ていねいにおこなうように心がける。
また、直接肌に触れるアイテムであるため、どうしても皮脂や汗が付きやすい。
耳に触れる部分は、そのままにしておくと汚れるだけでなく、臭いの原因にもなるので気を付けたい。
ヘッドホンの場合には、市販されているカバーを使ってみるのも良いだろう。
カバーなら簡単に取り外しができるので定期的に洗えば清潔さも保てる。
安価なのでコストパフォーマンスも優れており、イヤーパッドの劣化や傷み防止に役立ってくれるはずだ。
保管する際の注意点と必ず守ることは?
保管の際にはいくつか注意すべき点があるのでチェックしておこう。
長持ちさせるには日頃から習慣付けておくことが重要になるため、必ず守るようにしていただきたい。
保管前のクリーニング
保管前にはきれいにクリーニングして清潔さを保っておきたい。
クリーニングといってもそれほど大げさなものではなく、汗や皮脂を拭き取るだけなので至って簡単である。
耳に直接触れる部分(イヤーピース、イヤーパッド)はもちろんだが、本体やコードの汚れも取り除いておこう。
通常は乾拭き程度でもOKだが、定期的に中性洗剤を水で薄めたもので拭き取るようにする。その後、水を含ませて絞った布で洗剤分を落としておく。
間違ってもアルコールやシンナーといったものは使わないようにしたい。プラスチック部分や印刷を傷めることにつながるからだ。
保管環境に注意する
長期保管することになった場合もそうだが、日頃からの保管環境にも注意しておきたい。
そうしないと思わぬトラブルに発展することがあるので、もしも保管中のものがあったら再チェックしておこう。
そこで気を付けたいのが湿気である。
カメラを趣味にしている方が良く使うドライボックス(防湿庫)の利用は効果的だ。特にコンデンサー型ヘッドホンではおすすめしたい。
しかし高価であるため、なかなかそこまでできないだろう。そんな時は乾燥剤を一緒に入れて、密閉しておくようにする。
もし、湿気を持ってしまうと音質が変化してしまい、本来の音が再現されなくなってしまう。
そんな残念な結果になる前に、しっかりと対策をしておくようにしたい。
コードはきれいに収納する
コードのあるタイプはきちんと収納しておかないと、使い辛いだけでなく断線の原因にもなる。
そのため保管時にはきれいに巻き取りをおこない、収納ケースやホルダー、クリップを活用するのがおすすめだ。
面倒くさがってクチャクチャの状態で保管しないように気を付けたい。
これらを利用することで使う時にもコードが絡まり難くなり、無理に引っ張って断線させることもなくなるだろう。
片付ける際にほんの少し手間をかけるだけで、イライラしたりストレスを感じないで済むのだ。
長く使うためには部品交換も必要になる
イヤホンやヘッドホンを使っていると、どうして部品交換が必要になってくるものだ。
そうはいってもイヤーピースやイヤーパッドくらいのものだが、劣化したり傷みやすいので消耗部品として考えておこう。
特に低反発フォームが使われているイヤホンは、耐久性が低く水洗いできないといった弱点がある。
交換は簡単にできるので傷んできたタイミングで交換しておくと良いだろう。
ただ、イヤーピースやイヤーパッドには向きがあったりするので、これを間違えると音が漏れたりフィット感がないといったことになる。
そうなるのを避けるためにも、取り付けの際には予め向きをチェックしておく必要がある。
イヤホンやヘッドフォンはきちんと手入れをしながら保管していれば、何年も長期間にわたって使用できるものだ。
もし丁寧さに欠けていると思ったら、今からでも良いので見直して見てはいかがだろうか?
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