アーティスティックワイヤーはアクセサリー作りで重宝する材料である。
加工もしやすいため、自分だけのオリジナルのイヤリングやペンダント、ブレスレットなどを作っている方も少なくない。
今回はそのアーティスティックワイヤーの保管方法を中心に、取り扱いの注意点などをお伝えしていくので参考にしていただきたい。
アーティスティックワイヤーの特徴
アーティスティックワイヤーの最大の特徴はなんといっても、半永久的に変色しないとされている点ではないだろうか。
これはアクセサリーを作る上でとても重要で、いつまでもきれいな状態を保てることになる。
だが、実際のところは必ずしもそうとは限らず、使い方が悪かったり粗末に扱うと変色する可能性があるのだ。
材質は真鍮や銅といったものになるが、これに色を付けたりメッキやコーティングを施してある。
適度な硬さが保れており、加工しやすく傷にも強いというのが長所と言える。
その反面、メッキやコーティングが剥がれてしまうと傷みやすいというわけだ。
太さは0.2mm~1mm以上と豊富に揃っており、形状も丸いだけでなく六角形や編み合わせたタイプが売られている。
保管する際に注意すべき点とは?
アーティスティックワイヤーで作ったアクセサリーを保管する際の注意点として、変色や劣化させないことが重要である。
半永久的とはいうものの何もなければの話であって、実際に身に着けたりするとそうはいかないのが現実ではないだろうか。
そこでどんな点に注意すれば良いのか見ていきたい。
密閉して保管する
メッキやコーティングがしっかりしていれば大きな問題にはならないが、傷がついていたり剥げてしまっていたら要注意だ。
そのままにしておくと酸化や硫化といった現象が起こり、くすんだり黒ずむことがある。
これを防ぐにはなるべく空気に触れさせないようにするのが良い。
その方法として密閉できる容器やチャック付きのビニール袋に入れて保管するのが効果的である。
多少であれば風合いの変化として楽しめるかもしれないが、できればきれいな方が気持ちが良いはずである。
アーティスティックワイヤーは使えば当然ながら傷んでくるので、日頃から気を付けるようにしておきたい。
汗や皮脂は拭き取る
直接肌に着けるアクセサリーは汗や皮脂が付きやすい。
そのままにしておくと汚れが溜まって清潔さに欠けるばかりか、変色や黒ずみの原因にもなるので要注意だ。
アーティスティックワイヤーは傷があったりすると、そこから浸みこんで劣化させることがある。
したがって使った後は乾拭きで良いので拭き取りする習慣をつけておきたい。
また、どんなにお気に入りのアクセサリーであっても、付けっぱなしにしないことが大切だ。
シャワーやお風呂の時にはこまめに外した方が、汚れや変色を気にせずに済むので是非実践していただきたい。
直射日光を避ける
アーティスティックワイヤーは長時間直射日光に当たるとくすんでしまうことがある。
そのため保管する際には光を遮っておくのが好ましい。
同様に室内照明も悪影響を与える可能性があるため、ずっと出しっぱなしにしておくのは避けた方が無難と言える。
色にムラができてしまうと見た目にもきれいでなくなってしまう。
それに一度色が変わってしまうと、元に戻すことはできないので注意していただきたい。
身に着ける時は仕方がないかもしれないが、せめて保管の際には徹底しておきたいものである。
取り扱いは丁寧におこなうのがコツ
アーティスティックワイヤーと、その製品は丁寧に扱うことが大切になる。
特にアクセサリーの着け外しは静かにおこなってほしい。
その理由はワイヤーで出来ているため引っ掛かりやすく、それと同時に変形もしやすいからだ。
デザインや形状も様々なため、思わぬことで傷めてしまう可能性がある。
また、コーティングされているからと言って乱暴に扱うと、傷を付けることになりかねないので注意したい。
そうならないようにするには、着けるのは身支度の一番最後におこない、外すのは帰宅してから最初におこなうのが良いだろう。
たったこれだけでも危険を避けることができる。
アーティスティックワイヤーには注意しなくてはいけない点もあるが、それ以上にたくさんのメリットがある。
したがって必要以上に神経質にならずに、気軽に楽しんでいただきたいものである。
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