毎日の生活の中で靴を履かない日はほとんどないといっても良いだろう。
スニーカーやブーツ、ローファー、サンダル、パンプスなど様々な靴があり、色んな場面で履かれている。
仕事、遊び、冠婚葬祭など、その時々で履き分けているケースが多くみられる。
あなたも何足かの靴をお持ちだろうが、収納で困っていることはないだろうか?
そんな時は是非とも読み進めていただき、保管の際のヒントにしてほしい。
靴が増え続ける原因と保管場所
靴が多いと収納場所を確保するのが大変になる。
自宅ではスペースが限られるため、家族がいる方にとっては下駄箱も奪い合うように保管する羽目になってしまう。
入り切らない時には、自分の部屋に置いている人もいるくらいだ。それでも収納に苦労している人は少なくない。
服とコーディネートすると、どうしても靴も多くなってしまうものである。
また、気に入った靴があれば買いたくなるのも極普通のことだ。
いくら靴が増えてもお気に入りの靴を雑に扱ったり、簡単に捨てることができないのは誰もが同じではないだろうか。
だから増え続けてしまう。
ではそんな靴をどのように収納したら良いだろうか?
そこでおすすめしたいのが靴を分別することである。
具体的には「良く履く靴」と「めったにはかない靴」を分けて、前者のみ下駄箱に収納して後者は片付けてしまうやり方になる。
ではどこに片付けるかとなるが、おすすめなのがトランクルームである。
その理由は自宅の押し入れやクローゼットの中よりも環境が優れているからだ。
空調完備であれば温度と湿度が安定しており、カビの発生も少ないので安心して保管が可能と言える。
短期間の保管であれば、自宅でもスペースが確保できれば問題ない。しかし長期保管となると環境には気を付けたい。
できるだけ良い条件の下で保管するのが靴を守るために必要であり、トランクルームなら可能になる。
保管の際に必ずやるべきことは?
保管前の手入れ
本革・合成皮革靴
保管前の靴の手入れはとても重要になるが、革靴は繊細な面があるので丁寧におこないたい。
まずブラシやクリーナーで汚れを落とすことから始めるが、この時に靴底もきれいにすることと忘れないでほしい。
次にクリームを塗ってからきれいに拭き取って表面を保護しておく。
その後、風通しの良い場所で日陰干しをおこない完全に乾かしてから保管すると良い。
スニーカー
スニーカーの汚れが酷いときは洗ってしまうのが一番良いだろう。
キャンバス素材であれば中性洗剤を使ってブラシで丸洗いした後に、しっかりと水気をとってから乾燥させれば完了である。
この時に気を付けたいのが、良くすすがないと黄ばみの原因になってしまう点だ。
レザー素材の場合は革用の洗剤で外側のみを様子をみながら丁寧に洗う。基本的に丸洗いはしないので、中まで洗う時は覚悟を決めてからおこなうこと。
完全に乾燥させてから乳化性クリームを塗って保護してあげよう。
スウェード靴
ブラシを使って丁寧に埃などを取り除いてから、スウェードブラシやクレープブラスで毛を起こして整えてあげよう。
汚れがあった場合には、消しゴムや専用のクリーナーを使って落とすのが良い。
この時に注意しなければいけないのは、いきなり強くこすらないで様子を見ながらおこなうことだ。
きれいになったところで保護用のスプレーをかけたら仕上がりである。
保管時の注意事項
型崩れを防ぐ
保管する際の注意点はいくつかあるが、型崩れの防止も大切になことだ。
収納の際には箱やケースに入れてつぶれないようにしておきたい。その際に、シューキーパー(シューツリー)を使って形を整えておこう。
シューキーパーはかかとがあるものが望ましく、スプリング式は靴が伸びてしまうことがあるので注意したい。
金額は高くなるが木製が良いだろう。よく使われる素材でもあるシダーには消臭や吸湿効果もあるとされている。
また、シューキーパーでなくとも新聞紙を丸めて入れても効果がある。
手軽に使えて、お金もかからない。ただしインクが落ちることがあるので、ティッシュや不織布に包むなどの工夫をしておきたい。
湿気も吸い取ってくれるので、定期的に交換しておけばベストと言えそうだ。
カビの予防
高温多湿になると、カビが発生する確率が一気に上がってしまう。
そこで、保管の際には乾燥剤や除湿剤を使用して、定期的に交換してやれば安心できる。
保管の際には箱に入れておいた方が収納にも便利なので、もしなかったら市販の箱でも良いので使うようにしたい。
この際に靴を包むとしたら通気性のよい不織布がおすすめだ。
また、保管箱の中や靴に防カビスプレーを吹きかけておくのも効果的である。きれいにした後に使うと良いだろう。
臭いの防止
靴に汗や皮脂といったものがついていることで臭いの原因であるバクテリアが繁殖しやすい。
そのため一度でも履いたら臭が発生する可能性があるのだ。
これを防ぐには丸洗いすれば良いのだが、すべての靴がスニーカーのように洗えるわけではない。
特に革靴は自分では簡単には洗えない。クリーニングという方法もあるが、毎回洗うという訳にもいかないのが現実だ。
ではどうしたら良いかとなるが、まずは収納前に良く乾燥させることだ。
靴は汗だけでなく、外気によっても湿気を含んでいる。その湿気を取るためには、天気の良い日を選んで2日~3日は風通しの良い日陰で乾かしておきたい。
その後、消臭スプルーを使用するのも方法ではあるが、長期間の場合には消臭剤を効果的に使うと良いだろう。
中には半年以上も効果が持続するものも市販されており長期保管にはピッタリである。
トランクルームを使った収納もある
大切な靴とはいえ、すべてを自宅に保管する必要はないのである。
トランクルームを使えば24時間365日いつでも出し入れができるので、上手く使えば自宅が広くなるメリットがある。
例えば季節によって履かなかったり、特別なときに履く靴などはトランクルームに保管してしまえば良いのだ。
それに空調完備であれば、お気に入りの靴も長持ちさせることが可能になる。
スニーカーは大事にすれば3年、4年と履くことができる。ましてや革靴であれば10年位履けることも珍しくない。
それだけの期間、自宅を狭くしておくのはストレスも溜まるだろうし、実に勿体ない空間の使い方にならないだろうか。
それならばトランクルームを使ってスッキリとさせるのも一つの方法と言える。
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