需要の増加と共にトランクルーム会社もずいぶんと増えたのではないだろうか。
各社とも個性を前面に出してアピールしているが、利用する側にとっては選択の幅が広がってありがたいことである。
今回はその中で「スペースプラス」というトランクルーム会社があるのでご紹介していきたい。
すでに25年以上の歴史があり、この分野で一つのブランドとしての地位を築き上げている。
どんな会社かと調べていくうちに、いろいろな特徴が見えてきたので、わかりやすくご紹介していきたい。
スペースプラスはどんな会社?
実はスペースプラスと言うのは会社名ではないのである。
これは株式会社ランドピア( LANDPIA,INC)におけるトランクルームのブランド名であり、登録商標なのだ。
スペースプラス概要(2017年4月1日現在) |
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会社名 |
株式会社ランドピア |
所在地 |
東京都中央区日本橋蛎殻町1-18-2 |
設立 |
1992年2月10日 |
資本金 |
67,332,500円 |
社員数 |
26名 |
事業内容 |
トラック駐車場開発・運営 トレーラーハウスの販売 収納コンテナ、トランクルーム「スペースプラス」の管理・運営・ランチャイズ展開 ガレージハウス「GarenT」の販売 |
企業規模で見た場合、さほど大きくはないものの実績は十分にあると言えるだろう。
1992年に設立されたこの会社は東京・日本橋に本社を構え、大阪・淀川区に営業所がある。
設立当初はトラックの駐車場をつくって運送会社に貸し出していたのが始まりのようだ。
休眠地を借り上げて安いコストで利用者に提供していた。
現在ではトランクルームの他にも、土地活用として駐車場などの事業による賃料収入が軸となっている会社で、売り上げは9億円を超える実績がある。
スペースプラスの店舗情報
収納スペースの種類
スペースプラスに用意されている収納スペースは3種類あるので、目的や用途によって使い分けすれば良いだろう。
基本的に24時間365日利用が可能なため、いつでも都合に良い時に出し入れができる。
トランクルーム(屋内型)
ビル内をパーティションで区切って、個々の収納スペースとして利用するタイプになる。サイズも豊富にあるため、ムダに広い物件を借りずに済むのはありがたい。
屋内にあるため天候に左右されることがなく、ホコリにも強いので比較的デリケートな荷物の保管に向いている。
ただし空調は完備されていないので、その点だけは気を付けた方が良いと言えそうだ。
エレベーターや台車が用意されており大きな荷物でもOKである。
防犯カメラも設置されているため、セキュリティー面も安心できるだろう。
コンテナトランク(屋外型)
改造したコンテナを屋外に設置したタイプである。
色々な使い方ができて、スキーやサーフボード、キャンプ用品といった趣味の用品はもちろん、バイク用品や車のタイヤなどの保管もできる。
その他にも資材や道具といった仕事で使うものの置き場所としても利用可能なので便利だ。
また、入口付近まで車で乗り入れができるため、大きな荷物、重い荷物でも出し入れがしやすいメリットもある。
内装が施されており、コンテナにありがちな結露の心配もいらない。
バイクコンテナ
バイク専用の収納スペースとなり、大切な愛車を雨風だけでなくイタズラや盗難からも守ってくれる。
駐車場で野ざらし状態にするのとは違い、傷める心配も不要である。特に長期保管では心強い味方になってくれるはずだ。
ヘルメットを置く棚も完備されているので、上手に使えば持ち運びする手間も省けるだろう。
全国的な店舗展開
トランクルーム会社として気になるのが店舗展開されているかではないだろうか?
店舗数は全部で450店舗以上あり、関東を中心に東北から九州までほぼ全国展開されている。
今後も徐々に増えていくものと思われるが、まだ出店されていない北海道や沖縄などの地域への展開が待たれるところだ。
トランクルーム・コンテナトランクの店舗展開 |
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地域 |
所在県 |
北海道・東北 |
宮城県、山形県、福島県 |
関東 | 茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川、山梨県 |
中部 |
新潟県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県 |
近畿 |
滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県 |
中国 |
島根県、岡山県、広島県、山口県 |
四国 |
徳島県、香川県、高知県 |
九州・沖縄 |
福岡県、大分県 |
バイクコンテナの店舗展開 |
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地域 |
所在県 |
北海道・東北 |
宮城県 |
関東 |
茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県 |
中部 |
新潟県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県 |
近畿 |
京都府、大阪府、兵庫県 |
スペースプラスの長所と短所
たくさんある長所
料金に関しては比較的安いと言えるだろう。
もっとも安いもので2,520円からとなっており、最短1ヶ月から利用できる。
解約する場合でも3ヶ月以内の利用であれば”短期契約届出書”を出すことで解約手数料5,000円は支払わなくて済んでしまう。
また全てのタイプが24時間いつでも出し入れが可能となっている。
屋外型は断熱材を入れてウッドパネルで内装が施されているので、結露して水滴が垂れるといった心配もいらない。
それに車の乗り入れもコンテナの出入り口の前まで行くことができて便利だ。
とても少ない短所
短所を探してみたがなかなか見つからなかった。
強いて言えば、初期費用が高めという点ではなかろうか。
必要なのは、当月分日割り分+翌月分+契約事務手数料1ヶ月分(税別)+翌年からの更新手数料5,000円(税別)となる
また、契約月の20日以降になると翌々月分もプラスして必要になる。
したがって3ヶ月~3.5ヶ月ほどの支払いになる計算だ。
トランクルームを選ぶポイント
誤解していただきたくないのが、トランクルームに完璧なものはないという点である。
そんなものは日本…いや世界中探してもないだろうし、おそらく今後も作られないだろう。
その理由は完璧なものは料金も驚くほど高額になるだろうし、実際にそこまで求められているかも疑問なためだ。
では、どんなトランクルームが良いかというと、あなたが”納得できる物件”を選ぶことで満足が得られるはずだ。
それには次の4つのポイントに的を絞ってチェックしてみよう。
- タイプ
- 広さ
- 料金
- 場所
あまり難しく考えないで、どの程度なら自分で納得できるかを一つずつチェックしていこう。
この時、できるだけ幅を持たせておいた方が、選択肢も広がるので探しやすくなる。それには、あまりピッタリの条件にしないのが良いだろう。
そして総合的に見て無理がなく納得できるようなら、契約を進めるようにすれば問題も起こりにくい。
トランクルームを選ぶときは、なるべく時間を作ってじっくりと探すことが大切である。