トランクルームを借りる期間は、目的によって短期もあれば長期に及ぶこともあるだろう。
特に引っ越しやリフォームといった場合には、一時的に保管するケースがほとんどであり、比較的短い期間での利用が多くなる。
そこで今回は1ヶ月だけ借りることを前提に、絶対に守りたい重要なポイントについて見ていきたい。
是非とも参考にしていただき、上手に使って少しでもお得に利用してほしい。
1ヶ月だけ借りられるのか?
そもそもトランクルームを1ヶ月だけ借りることは可能なのだろうか?
期間については会社によって決まっているが、現実には多くの会社で最低1ヶ月から利用することができている。
したがってそれほど心配しなくても借りられるというわけだ。
ただし中には3ヶ月・6ヶ月あるいは1年契約でなければ契約できない会社もあるので気を付けてほしい。
この場合、実際に使うのは1ヶ月であっても、利用料金はそれなりに支払わなければならない。
例えば最低6ヶ月の利用が必要であったならば、5ヶ月は余計に借りなければいけない計算になり実に勿体ない。これではデメリットの方が大きくなってしまう。
もちろん、その期間ずっと利用するのであれば何も問題ないが、そうでない場合には注意が必要だ。
したがって、契約をする前に最低利用期間をきちんと確認しておきたい。
これを怠ると必要のない期間まで借りなければならず、ムダにお金を払うことになってしまう。
トランクルームの利用期間は、あなたの都合に合わせて前もって決めておくのが理想だ。
1ヶ月だけ利用する目的とは?
トランクルームを期間限定で借りるとなると、その理由は自然と限られてくる。
ましてや1ヶ月だけといった短期の場合、急に必要になるといったケースもあるのではないだろうか。
短期利用の理由としては、家の修繕や改築といったリフォームによるものであったり、新築の工事が遅れている場合、あるいは引っ越し先の準備が整っていないなど様々だ。
いずれの場合もずっと使い続けるといった内容ではなく、あくまでも一時的なものに過ぎない。
しかし荷物の保管場所がないために、何としても確保しなければならない点は同じと言える。
そこで便利なのがトランクルームというわけだが、1ヶ月だけでも利用できる物件が多いので役に立ってくれるのではないだろうか。
しかし急に必要になったりすると、物件探しにかける時間に余裕がなかったりする。
また短期ということからか、とりあえず保管ができれば良いと油断しやすいが、この期間に問題を起こさないようにすることはとても大切である。
きちんとチェックをおこない、荷物が傷まないようにするのはもちろんだが、余計な出費にならないように注意したい。
次の項では上手に借りるための5つのポイントをご紹介するので、参考にしていただきたい。
トランクルームを1ヶ月だけ利用する際の注意点
短期間利用に適したトランクルームの選び方
短期間でトランクルームを利用する際は、契約内容をしっかり確認することが重要である。
特に1ヶ月だけの利用を考えている場合、月単位の契約が可能かどうかを確認しよう。
多くのトランクルームでは、短期間利用に対応したプランを提供していることがある。
また、立地条件も重要と言える。頻繁に荷物を出し入れする場合は、自宅から近い場所を選ぶと便利だ。
さらに、セキュリティがしっかりしているか、設備が整っているかもチェックして、最適なトランクルームを選んでほしい。
1ヶ月間の利用でかかる費用の目安
トランクルームを1ヶ月だけ利用する際の費用は、さまざまな要因で異なるのが現実と言える。
地域や「施設の規模」、そして「収納スペースの大きさ」によって価格は変動する。
一般的には、小さなスペースであれば月額3,000円~5,000円程度から借りられそうだ。
都市部の中心地では、需要が高いため、価格が上昇しやすい傾向にある。
また、初期費用として「契約手数料」や「保証金」が必要な場合もあり、多くの場合、月額料金の2ヶ月分程度は支払うので、契約前に確認しておこう。
キャンペーンや割引を活用すると費用を抑えることができるので、事前にリサーチしておくと良いだろう。
上手に借りる5つのポイント
契約手続きは簡単が一番
利用を開始する前には必ず契約を結ぶことになる。
そうは言っても、内容はさほど難しいものではなく、利用も即日可能な会社が多い。書類にしても本人を証明するものと、印鑑、緊急連絡先くらいである。
しかし、この契約がわずらわしかったり手続きが多くて時間が掛かるようでは面倒だ。
1ヶ月なんてあっと言う間に過ぎてしまうのに、利用できるまでに何日も掛かっているようでは大変である。
そうならないためにも、ザックリで良いので契約の手順をチェックしておこう。各社のホームページで簡単に確認できる。
初期費用は安い方が良い
初期費用は絶対に安い方が良いに決まっている。
これも会社によって大きく異なっているが、利用料金の3ヶ月分~4ヶ月分を支払うようになる。
決して安い金額ではないが、ほとんどの会社で必要とされているのが現状だ。
ただ全てというわけではなくキュラーズのように初期費用が不要な会社もあるので、出費を抑えたい場合には検討してみると良いだろう。
本ページの最後にもおすすめのトランクルームをご紹介しているので、参考にして選んでみてはいかがだろうか。
広さに余裕はいらない
短期間の利用であれば、追加で荷物が増えることは少ないだろう。
そうであれば、余分なスペースは不要と言える。特に出し入れが1回だけの場合は、ギリギリでも十分だ。
高さも有効利用して効率よく収納すれば、思った以上に荷物を入れることが可能になる。それには棚や段ボール箱なども使って、なるべく隙間なく入れたいものである。
利用料金は基本的に広さが増すと高くなるので、余計な出費を抑えたいのであればデッドスペースに気を付けよう。
ただし、頻繁に出し入れをしたり、比較的デリケートな荷物の場合には、多少の余裕を見ておくと安心できる。
その方が作業もしやすく、トラブルも起こり難い。
解約費用のない会社を選ぶ
1ヶ月の限定なので、この期間が過ぎれば当然解約することになる。
しかし解約もタダではない場合があるので注意してほしい。つまり解約手数料なるものを請求されることがある。
実際のところ会社によって違いがあるので、必ず確認しておいてほしい。
金額もバラバラなので一概には言えないが、清掃や鍵の交換といった名目で数千円程度の支払いが必要だったりする。
できるならば支払わなくて済む会社を選びたいところだ。
解約するだけで費用がかかってしまっては、デメリットになってしまい実に勿体ない話である。
トランクルームは大切に使う
たとえ1ヶ月だけに利用でも、トランクルームは大切に使うようにしたい。
その理由は”原状回復”が義務になっているからだ。
つまり利用期間が終了したら、借りた時とほぼ同じ状態にして返さなければならないのである。
これはアパートやマンションと同じで、使い方が悪くて“傷”が付いていたり”汚れ”があったりすると、その修繕費用が請求される仕組みだ。
ただ利用期間が短いので自然劣化や色褪せなどは、ほとんどないものと考えて良いだろう。
そうなれば後は使い方次第なので出し入れの際は十分に注意して、余計な出費がかからないように気を付けていただきたい。
短期間でも保管環境は重要!
1ケ月といっても実際のところあっという間に過ぎてしまうものである。
確かに時間とすればそれほど長くないかもしれないが、その環境や荷物によっては大きなストレスを受けるとも限らない。
デリケートな荷物だと温度や湿気に敏感なのはご存じの通りで、トランクルームにおいてもトラブルの原因の一つになっている。
そんな環境の中に、わずか1ヶ月ではあるが置きっぱなしにしたらどうだろう?
カビが生えてくるかもしれないし、故障や劣化の原因になることも考えられる。つまり、使えなくなってしまう可能性があるのだ。
絶対とは言えないが、問題が起こりやすい環境の中に保管するのは望ましくない。ならば何らかの対策をとるのが最善と言える。
さすがにトランクルーム内の温度コントロールは難しいが、湿気に対しては乾燥剤や除湿剤を使えば効果が期待できる。
また、害虫が心配なら防虫剤の使用も考えた方が良いだろう。
埃が気になるようであれば不織布やシートなどでカバーをするといった対策をすることも必要になるかもしれない。
トランクルームといっても様々な物件があり、それぞれに環境も異なっている。
最も理想的なのは空調が完備された物件だがすべてがそうではないので、あなたのトランクルームで足りないものは、何らかの形で補わなといけない。
トランクルームの種類と選択肢
屋外型トランクルームの特徴と料金
屋外型トランクルームは、コンテナのような施設で収納スペースを提供するタイプである。
これらは比較的アクセスがしやすく、車で直接荷物を出し入れできることが多いため、大きな荷物の収納に適しているのが特徴だ。
例えば、引っ越し時の一時的な荷物保管や、季節用品の収納、アウトドア用品の保管などに利用される。
また、24時間いつでも利用可能なところも多いため、自由な時間に荷物の出し入れができる点が便利である。
料金の目安として、屋外型トランクルームの月額費用はサイズや立地によって異なるが、小型(1帖未満)で月額3,000円〜5,000円程度、中型(1帖〜2帖)で月額7,000円〜12,000円程度、大型(2帖以上)で月額15,000円〜になるのが一般的である。
都市部では料金が高くなる傾向があり、郊外や地方ではよりリーズナブルな価格で提供されている場合が多い。
また、屋外型は施設内の階層などによる料金差があまりないが、立地や周辺の利便性、セキュリティ設備などにより料金が変動することがある。
例えば、アクセスの良い場所やセキュリティが強化された施設の場合、月額費用が高くなる傾向にある。
逆に、郊外や駐車場のない施設では比較的安く利用できることが多い。
屋外型トランクルームは、利用目的や荷物の内容に応じて選ぶことで、コストパフォーマンスを高めることが可能であり、必要なスペースと利便性をよく考えて選ぶのが望ましい。
屋内型トランクルームの特徴と料金
屋内型トランクルームは、ビルの中や専用の建物内に設けられた収納スペースである。
これらの施設の多くは空調を完備しており、湿度や温度が一定に保たれるため、湿気や温度変化に弱い荷物を保管するのに適している。
また、防犯面でもセキュリティカメラや個別の鍵付き扉などが整備されているので、安心して利用できることが多い。
特に大切にしている品や書籍、衣類など、長期間の保管が必要な場合に屋内型は適している。
料金の目安として、屋内型トランクルームの月額費用はサイズや立地、設備によって異なるが、小型(0.5帖未満)で月額4,000円〜6,000円程度、中型(1帖〜2帖)で月額10,000円〜15,000円程度、大型(2帖以上)では月額20,000円〜となっているのが一般的である。
都市部ではアクセスの良さやセキュリティ設備の充実により料金が高くなる傾向がある一方、郊外ではより安価に利用できることが多い。
屋内型トランクルームは、立地の便利さ、セキュリティの高さ、荷物を適切な環境で保管できることが利点である。
そのため、利用の目的や収納する荷物の特性に合わせて適切なスペースを選ぶことで、より効率的かつ安全に荷物を保管することが可能と言えるだろう。
トランクルームの活用方法
引っ越し時の一時保管に便利な使い方
引っ越し時の一時保管には、トランクルームを活用することが非常に便利である。
特に、新居への入居日と旧居の退去日が合わない場合や、家具や荷物を一時的に片付けて空間を確保したい場合に役立つ。
引っ越し前に不要な荷物をトランクルームに預けることで、作業の効率が向上し、新居での荷解きもスムーズになる。
また、季節ごとの家具や家電、頻繁に使用しない物品を一時的に保管することで、新居の整理が容易になるのもメリットだ。
さらに、トランクルームの多くは24時間アクセス可能であり、必要な時に荷物を取り出せるため、急な対応にも便利である。
利用する際には、荷物のサイズや量に応じて最適なスペースを選ぶことで、無駄な費用を抑えられるはずだ
引っ越し時の混乱を減らし、スムーズな新生活のスタートを切るために、トランクルームはとても便利と言えるだろう。
季節用品や趣味のアイテムの保管方法
冬物の衣類やスキー用品、夏のアウトドア用品など、季節ごとに使用頻度が限られるものは、トランクルームに保管することで生活空間を広く使える。
また、趣味の道具やコレクションも、使用する頻度が少ない場合にはトランクルームに預けることで部屋をすっきり保てるだろう。
保管時には湿気対策が重要になるため、湿気取りシートや乾燥剤を利用することで大切なアイテムを守ることができる。
空調設備の整った屋内型トランクルームを選べば、湿気や温度変化によるダメージを防ぐことができ、安心して保管が可能になる。
また、アイテムごとに箱を分類してラベルを付けておくと、必要な時にすぐに取り出せて便利だ。
季節用品や趣味のアイテムを効率よく保管することで、快適な生活空間を維持することができる。
まとめ:物件選びは総合的に判断しよう
トランクルームを選ぶ際には、総合的に判断して決めるようにしたい。
わずか1ヶ月の利用となると支払う金額はなるべく安い方が良いため、どうしても費用ばかり気になりがちである。
しかし保管する荷物によっては施設の環境も考慮すべきだ。
それに、たとえ1ヶ月であっても入れっ放しにしてチェックすらしない場合と、そうでない場合では選ぶ基準も違ってくる。
その結果、屋外型でも十分に使えるかもしれないし、逆に屋内型で空調完備が絶対条件になることもあるだろう。
トランクルームには様々な物件があり、それぞれ環境も違えば料金も同じではない。
これらの中からベストな選択をするためには、予算だけでなく荷物の種類や管理方法もきちんと確認しておく必要がある。
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