上手に収納ができると部屋の中もスッキリと片付いて気持ちが良いものである。
しかし、実際にはたくさんの荷物に手こずることがあるかもしれない。
そんな時に頼りになるのがトランクルームであるが、快適に使うには保管する荷物を選んだり正しい収納をする必要がある。
ではどうしたら良いかということになるが、ここではその詳細についてお伝えしていくので、是非とも参考にしていただきたい。
トランクルームに収納する荷物は選ぼう
トランクルームに入れるものは、規約に違反しないものであれば何でも可能である。
もちろん決めるのはあなた次第なので、好きなものを入れれば良い。しかし、ここが落とし穴でもあるの注意していただきたい。
それは”本当にトランクルームに保管しても大丈夫か?”という点である。
つまり環境によっては保管を避けた方が良いものもあるというわけだ。
- トランクルームに保管する物は環境の影響を受けやすい
あなたもご存じのように、トランクルームは屋内型と屋外型に分けられる。
しかし、相反している部分も多いので、保管したい荷物がどちらなのかチェックしておこう。
1. 屋内型が適している場合
- 高温・多湿を嫌う物
- 長期間に渡って保管
- 比較的デリケートな荷物
2. 屋外型が適している場合
- 比較的短期間の保管
- 頻繁に出し入れをする物
- 定期的な手入れが可能な物
- 大きくて重い荷物の場合
どんなタイプに何を保管するかはとても重要になる。これをしっかりと決めておかないと荷物が傷む原因になってしまう。
一つのヒントとして、特に大切なものを保管する場合には屋内型を選んでおこう。
料金は割高になってしまうが、空調が入っているトランクルームを使えば最高レベルの環境と言えるだろう。
ポイントは空調完備という点になるので、利用の際はしっかりとチェックしてほしい。
収納する際に気を付けるポイントは?
出し入れの順番を考える
トランクルームに荷物を入れる場合に”順番”はとても重要になる。
ここをきちっとしておくと出し入れにも時間が掛からなくなり、結果として作業がとても楽に感じるだろう。
出し入れしやすい状態になっていると、わざわざ入れ替える必要もないためスムーズに作業ができる。
基本は手前には頻繁に使うものを置き、あまり使わないものは奥に置けば、度々の出し入れでも苦にならないだろう。
また常に出し入れをおこなうような荷物は、キャスター付きのラックを使えば手前の荷物と奥の荷物の入れ替えも簡単になる。
置き場所を工夫する
順番だけでなく置き場所も工夫すれば使い勝手は各段に向上する。
良く使う物は目につきやすい位置に固定すると、簡単に見つけることができる。
そして、中に何が入っているかラベルを貼って表示しておくのが良いだろう。
透明の容器であれば比較的分かり易いが、段ボール箱の場合は中身が見えないため、簡単でかまわないので表示しておく。
どこに何を置いたか配列も明確にしておけば便利である。
また、頻繁に出し入れするものは適当な高さを維持しておくと、かがんだ状態で作業をせずに済むので楽におこなえる。
もちろん安全性を考えて重いものは下、軽いものは上にすると危険も少ない。
トランクルームの収納量をチェックする
トランクの収納量をチェックするには、面積でなく体積で考えるのがポイントである。
それは空間を上手に使いたいからだ。
トランクルームを面積で考えてしまうと収納できる荷物の量が少なくなるため、高さも活かした使い方をしたい。
内部の高さはおおよそ2mくらいのトランクルームが多いが、収納量は入れられる段ボール箱の数で考えると分りやすいだろう。
目安としては1帖タイプで約50個の段ボール(サイズ:幅40cm×長さ50cm×高さ30cm)が入るイメージになる。
これが2帖になると2倍になり、反対に0.5帖では半分程度を想定しておこう。
あくまでもスペースの目安ではあるが、実際には順序良く入れれば結構な量の荷物を収納できるはずだ。
だからといって、詰め過ぎてしまっては不便さを感じることになるので注意してほしい。
収納上手になるための3つの考え方とは?
必要なものと不要なものを分ける
デッドスペースは確かにもったいないが、だからといって詰め込み過ぎては決して良い事ではないので注意してほしい。
もし何でもかんでもトランクルームに収納していたらどうなるだろう。
荷物が増え続けるとスペースが足りなくなる。それを避けるためには不要なものはしまい込まないようにしたい。
つまり必要なものと不要なものを分けることが大切で、時には”断捨離”も必要になるのだ。
勿体ないと思う気持ちは良く分かるが、それでは一度増えた荷物はなかなか減らない。そのため処分することも考えてみよう。
断捨離については断捨離でトランクルームもスッキリ!片付け上手は便利に賢く使い上手でもご紹介しているので参考にしてほしい。
使いやすさ・機能性を考える
いくら片付いたと思っても、使い難いのではただ保管しただけに過ぎない。
快適に使うためには、出し入れのしやすさを考えおきたい。特に頻繁に利用するのであれば、機能性も重要なポイントである。
これが一時的な利用ならば、あまり気にする必要はないであろう。
しかし、そうでない場合はストレスになることがあるため、トランクルームの便利さを体感できないまま終わってしまう。
そうならないためにも、出し入れのしやすさには注意を払わなくてはならない。
同じ種類のもの同士で収納する
荷物は同じ種類のもの同士で分類するのは基本中の基本である。
しかし小物の場合は場所をとらないので、色んなものを一緒にしがちである。
そうなるとごちゃ混ぜ状態になるので、探すのも大変になってしまう。
これを防ぐにはしっかりと分別する習慣をつけておくことが重要であり、唯一の方法でもあるので忘れないでいただきたい。
便利な収納アイテムを上手に使おう
トランクルームを有効に使うには市販の収納グッズを活用していただきたい。
とは言っても何を使うのが良いか、そしてどんなものがあるのか、市販されているものをいくつかピックアップしてみた。
- 収納ボックス
- 収納ケース
- ラック(棚)
- ワゴン
収納ボックス
収納ボックスは多くの種類が市販されており、サイズだけでなく色や形も自由に選べるので、ピッタリのものが見つけやすい。
トランクルームの広さや荷物に合わせて組み合わせるとデッドスペースになりにくい。
また中身が分かるように透明の収納ボックスを選んだり、ラベルを貼っておくのがおすすめである。
キャスター付きを使えば移動も楽になるので、奥のものを出したり入れ替えも簡単にできてしまう。
湿気や害虫予防には乾燥剤や除湿剤、そして防虫剤を入れておこう。
収納ケース
収納ケースは引き出しタイプを使えば、積み重ねても出し入れが簡単にできる。
収納ボックスと同様に透明のものが便利で中身を確認しやすい。もし、色付きのケースであれば何が入っているか表示しておくと良いだろう。
A4サイズの紙に手書きでも十分に役立つので是非おすすめしたい。
サイズも豊富に揃っているので、購入前にチェックしておこう。そうしないと、トランクルーム内で開けられないといったトラブルになりかねない。
また重ねて使うのであれば、なるべくしっかりしたものを選ぼう。
ラック(棚)
トランクルームは十分な高さがあるので、ラックを使うことでたくさんの荷物をスッキリと片付けられる。
しかし、この高さが利用の際には注意しなければならない。
それは倒れる心配があるという点だ。
対策としてツッパリ棒を使ったり、2台以上のラック同士をロープや結束バンドでしっかりと固定すると安心である。
また十分な耐荷重が必要となるため、購入前には必ず確認しておきたい。
そして重いものは下の段、軽いものを上の段に置くといった基本を守り、必要に応じて固定しておこう。
ワゴン
ワゴンも整理整頓にはかかせないアイテムと言える。
出し入れもしやすく、キャスター付きなら移動も簡単だ。
ただし積み重ねができないため、トランクルームの高さを有効に利用したい場合にはあまり向いていない。
隙間を埋めるような使い方や、頻繁に出し入れするには向いている。
また、細々としたものをまとめておいても良いだろう。だだしごちゃごちゃにしないように、仕分けはしっかりしておきたいところだ。
トランクルームで荷物を上手に収納するには便利なアイテムを使うのが一番である。
その中で最も適しているのは何かと言えば、使いやすさと収納量からしてラック(棚)ではないだろうか。
ただし、繰り返しになるが丈夫なラックを選ぶことと、グラつかないようにしっかりと固定するのを忘れないようにしよう。
そして落としたりしないように、安全には十分に気を付けて利用したいものだ。
せっかく借りたトランクルームである。
どうせなら使いやすく工夫して、フルに使い倒すくらいの気持ちで利用していただきたい。
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