自宅の部屋、押し入れ、物置など収納で苦労している方は意外と多いかもしれない。
荷物は自然と増えてしまうものだが、ポイントを押さえて片付けをおこなえば、スッキリと収納できたりする。
そうはいっても、なかなか思う通りにならないことが多いものだ。
トランクルームに荷物を入れる際も、つい詰め込み過ぎてしまったり乱雑になってしまうケースがある。
そんな時こそ、どうしたら良いかよく考えて、実行に移してみるのが一番である。
トランクルームが片付かない原因とは?
トランクルームが片付かない原因とはなんだろうか?
それは高さ方向を上手に利用できていない場合が多いからかもしれない。
あなたがトランクルームを選ぶ際に何を基準にしていたか、もう一度思い出していただきたい。
料金や広さ、サービスなど様々だろうが、どれも大切な項目ばかりである。
だが、片付けと最も関わっているものと言えば”広さ”ではないだろうか。
広さとはつまり面積のことになるが、本来ならば高さ方向も加味した”体積(容量)”で考えなけれはいけないのだ。
ついつい勘違いしやすいのが、広いければたくさんの荷物を収納できると思い込んでしまう点である。
確かに違っているとは言えない。
しかしトランクルーム内の高さは2mほどあるため、この高さを有効に使えば相当量の荷物を保管できる。
では実際にどれ位かと言えば、2帖の広さでミカン箱程の段ボールなら90箱以上も収納可能なのだ。
この数字を見て驚いたのではないだろうか?
これは体積で考えているからこそ可能な業であり、面積だけで計算すると幾らも置けないのである。
したがってトランクルームを使う際には、必ず高さも考慮して有効に使うことが必要となる。
スッキリ収納にはラックを使いこなす
ラックの適切な選び方
ラックを上手に使うことでスッキリと収納ができるようになる。
まずラックを選ぶ際には耐荷重をしっかりと確認しておこう。そうでないと場合によっては荷物が重くて載せられないといった事態に陥る。
また、トランクルームで使うラックは、自宅と異なりインテリア性は重要ではない。
したがって機能性を最優先して選んでいただきたい。
そこでおすすめなのがスチールラックになるが、強度が高いので重いものでもOKだ。木製やプラスチック製は強度で劣るため注意が必要になる。
見た目には無骨なイメージであるが、反面シンプルなので出し入れもしやすい。
もし荷物が軽いものばかりであれば、おしゃれなものを選んでも良いだろう。後々自宅での利用もできる。
サイズはトランクルームの広さにも左右されるが、なるべく棚板面積の広いものの方が安定して安心できる。
ラックの使い方の基本
ラックの基本的な使い方について見ていこう。
トランクルームでの収納では、いかに取り出しやすく安全に使うかがポイントとなる。
1.利便性を考える
利便性を考え、何をどこに置いたか分ける状態にしておく必要がある。
そのためにはできるだけ”見える化”をすることをおすすめしたい。パッと見ただけでも取り出せるのが理想だ。
特に箱にいれて保管した場合、表示をしておくことで分かりやすくなる。
もちろん良く出し入れするものは、手前の取り出しやすくて目に付くところに保管しておこう。
出来れば全体的な配置を簡単に書いて貼っておくと便利だ。
2. 安全性を考える
安全性の面では重いものは下の方に、そして軽いものを上の段に置くのが基本だ。
こうすることでラックが安定するばかりでなく取り扱いもしやすくなる。
不安定なまま使うことはとても危険であり、荷物を落としたりラックが倒れてケガの原因になってしまう。
そんな不安定な状態で利用するのは決して好ましくない。
トランクルーム内は基本的に一人であることを考えると、安全性には十分に注意が必要になる。
ラックを使う際の注意点
ラックを使う際に最も注しなければならないのが安全に使用することだ。
強度も大切だが安定させるのに最大の注意を払わなければならない。
不安定な設置状態で使っていると非常に危険であるため、できる限りしっかりと固定することをおすすめしたい。
本来であれば壁や床に直接固定するのが理想だが、トランクルームでは壁などに穴を開けたり、ねじを使うことが認められていない。
そのために施設を傷つけない方法をとる必要がある。
ラックが複数ある場合は、ラック同士を縛るなどして固定することで、倒れにくくすることが可能だ。
また、家具の転倒防止用として市販されている突っ張り棒を利用して安定させる方法もある。
キャスター付きの場合は移動が便利な反面、不安定になりやすいのが欠点なので、しっかりと対策をしておきたい。
ラックから落ちないように、棚の荷物に耐震マットやジェルを利用すれば、事故予防になりトランクルームを傷める心配がない
整理整頓の基本はトランクルームも同じ
整理整頓の基本はトランクルームであっても同じだ。
トランクルームを利用する目的は人それぞれだが、収納スペースが必要なのは共通である。
だが、このスペースにも広さという限界があるため、何でもかんでも保管しようと考えるのは誤りなのだ。
ここが最も重要なポイントであり、改善していかなければならない点でもある。
そのためには収納すべきものと、そうでないものを分別することが必要となる。
トランクルームの収納で快適保管!荷物の選び方から上手に使うコツまででも紹介しているので参考にしたいただきたい。
これができていないと本来の能力を発揮できず、残念な利用で終わってしまうので勿体ないではないか。
せっかく借りたからには、生きた使い方をしてこそお金を払う価値が生まれてくる。
これからトランクルームを借りる予定の方も、すでに利用している方も、この点には十分に気を付けていただきたい。
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