トランクルームへ保管する場合に大きく分けて2種類のやり方がある。
1つは自分で出し入れをおこなう従来タイプ、そしてもう1つは業者がすべてをおこなってくれる宅配型だ。
この2つには様々な違いがあり、それぞれ長所と短所を持っているため、どちらを利用するのが良いか迷ってしまうかもしれない。
ここではそれぞれの特長を比較しながらご紹介していくので、トランクルームを選ぶ際のヒントにしていただきたい。
荷物の集配は手間と労力が必要になる
トランクルームは簡単、手軽にいろんな荷物を保管できてとても便利である。
しかし、そこには荷物を収納するための”労力”が必要になるのも事実で、時には大変な思いをしてストレスを感じてしまったりする。
特に荷物が多いかったり大きい、あるいは重いといった場合、一人では作業ができないこともあるだろう。
また、忙しいと出し入れに時間を割くのも難しくなる。
ましてや、疲れている時などは動くこと自体が”おっくう”になってしまうものだ。
出し入れを頻繁におこなうような使い方では、上手に利用しないと疲れてしまって大きな負担になる可能性がある。
それを改善するためには、より計画的に利用して無駄な作業を減らすといった努力が必要ではないだろうか。
効率を考えて収納と搬出を同時にすることで、手ぶらで帰るようなこともなくなるはずだ。
そして2回、3回とおこなっていた出し入れを、1回にまとめるいった工夫も必要になる。
このようにムダを省いて労力を軽減することで、トランクルームを使う際のストレスを減らす努力も必要である。
従来のトランクルームは自分でやるのが基本
従来型のトランクルームでは利用者が荷物を取り扱うのが基本となっている。
つまり、運搬から出し入れに至るまでのすべて作業を自分自身でおこなうのである。
自宅から荷物を運び出してトランクルームまで移動して収納する。そして必要に応じてトランクルームから搬出した荷物を自宅まで運ぶ。
この繰り返しとなるのが従来のトランクルームの使い方だ。
従来型のメリットとして、すべてを利用者がおこなうため、いつでも都合の良い時に自由に出し入れができるといった点があげられる。
したがって緊急を要したり、思い立ったときでも時間に関係なく利用できてしまう。
その反面、自分ですべて作業をしなければならないために、場合によっては大変な労力を必要とすることもあるかもしれない。
しかしトランクルーム会社によっては、お手伝いのサービスを提供していたり、車の運転や荷物運びの手伝いもしてくれる。
有料で時間などの制限はあるが便利なサービスなので、一人で困ったときには検討しても良いだろう。
宅配型トランクルームならすべてお任せ
トランクルームの利用で集配の心配をしなくて済むのが、宅配型のトランクルームである。
保管する際、あなたは荷物を用意して自宅で待機するだけだ。同様に使いたい時は出庫依頼をして、荷物が届くのを待てば良い。
とても簡単で便利に使えてしまうのが、宅配型トランクルームの最大の特長である。
特にトランクルームを利用したいが時間がない、あるいは自宅の近くに施設がないといった事情がある場合には大きなメリットになる。
当然ながら運ぶ手間や時間はかからないので、とても手軽で有効的な手段と言える。
自分でほとんど動くことなく出し入れが完了してしまう。トランクルームを使う上で、これ以上のサービスはないだろう。
便利な反面、宅配サービスであるため宅配料金が必要になってしまう。
これは仕方のないことだが、利用回数が増えると支払いが負担に思えるかもしれない。
また、出入庫に時間がかかることがある。
これは集配するために予約が必要となっており、実際に自宅に来るまでにタイムラグが発生するからである。
そうは言っても丸ごとお任せできるのは宅配型トランクルームの強みであることに変わりはないのだ。
ベストな選択は自分?それとも業者?
ではトランクルームでの集配は自分でおこなうのと、業者に依頼するのではどちらが良いのだろうか?
どちらにも長所もあれば短所もある。
その違いをよく理解して、あなたにとって便利な方を選んでいただきたい。
トランクルームの比較 |
|
従来型トランクルーム |
宅配型トランクルーム |
・いつでも出し入れができる |
・集配には予約が必要になる |
・すべての作業を自分でおこなう |
・出し入れは業者がやってくれる |
・出し入れに費用はかからない |
・集配手数料がかかる |
・荷物が多いと大変になる |
・荷物の量を気にする必要はない |
・利用頻度で料金は変化しない |
・利用頻度が高いと出費が増える |
・自分で施設を探す必要がある |
・施設を探す必要がない |
- 予算は問題ないか?
- 利用頻度は高いか?
- 荷物の扱いは一人で可能か?
- 自宅の近くに施設があるか?
- 急に必要になる可能性は?
それぞれの特徴を理解したうえで利用目的や利用頻度、予算などを検討することで、使って良かったと思える選定ができるようになる。
その時に重要になるのは、決して無理をしないように注意することである。ダメと思ったら違う物件やサービスを探そう。
無理があると、だんだんと苦痛に感じて長期利用が難しくなってしまうものだ。
契約してしまってから後悔しないためにも、慎重かつ確実に選ぶようにしてほしい。
コメント