荷物がたくさんあると片付けるのがとても大変になる。
時間もかかるが一番困るのが収納場所の確保で、多くなればなるほど深刻な状況になっているのではないだろうか?
そんな時にすぐに使えて役立つのがトランクルームである。
今回は、引っ越し荷物にも相当する4トントラック1台分という大量の荷物の保管を例に考えてみたい。
果たしてトランクルームならばどれ位の広さが必要なのか、そしてどんな点に注意すべきなのかチェックしていこう。
4トントラックに載る荷物の量は?
4トントラックというのは中型トラックに分類され、車両総重量8t未満で最大積載量5t未満と規定されている。
しかし4トン目いっぱい積むことはできず、3トンを少し超える程度に制限されているのが現状だ。
その中でも引っ越しなどでよく使われるのが、荷台が箱のように覆われたアルミバンと呼ばれるトラックである。
荷台の大きさは長さ6.2m×幅2.3m×高さは2.3m程度となっており、運べる荷物の量も相当なものである。
おおよその目安として、3人から4人家族の引っ越しの荷物になり、部屋の広さにすると2LDK~3LDKといったところだ。
その中には家電であったり、タンスなどの家具、衣類といった様々な家財道具が含まれる。
- 食器棚、ダイニングテーブルセット
- タンス 3棹~4棹(さお)
- 大型の冷蔵庫、洗濯機、テレビ、電子レンジ
- ダブルベッド、布団2組~3組
- 応接セット
- その他の荷物で段ボール箱50個~60個
単純にMサイズ(3辺の合計が120㎝以下)の段ボール箱に換算すると、約300個も積めるだけの広さになる。
収納に必要な広さはどれくらい?
4トントラックで運べる量は想像いただけたかと思うが、実際に収納するにはどれくらいの広さが必要になるだろうか?
2LDK~3LDKの部屋の荷物なので結構な量になることは間違いない。
そこで4トントラックの荷台の広さを畳に置き換えてみると、約8帖の広さになることが分かる。
つまり、トランクルームも8帖以上の広さを確保しなければならないということになる。
しかもトラックの高さの方が、トランクルームよりも若干高くなっている。
したがって、4トントラックにフルに積んだとすると、多少の余裕をみておいた方が良いかもしれない。
なので9帖~10帖といった広さを考える必要が出てくる。
そうはいっても出し入れを頻繁におこなわないのであれば、あまり大きくせずにピッタリな広さを狙うべきである。
その方が費用を抑えることができて経済的と言える。
逆に出し入れのしやすさを考えるのであれば、少しゆったりした広さを検討してみるのも1つの方法だ。
サイズで迷ったらトランクルームのサイズを選ぶ方法!ピッタリとゆったり2つの考え方も参考にしていただきたい。
ただ、これだけは注意していただきたいのだが、収納しきれなかったということのないようにしたい。
そのためにも荷物の置き方には注意して、無駄なスペースができないように気を付けることである。
トランクルーム利用料金の相場は?
トランクルームのサイズは豊富に用意されている。
したがって好きな広さを選ぶことができるので、必要に応じて決めれば良いだろう。
気になるのは利用料金だと思うが、トランクルームには屋外型と屋内型の2種類があり金額にも開きがある。
安く済ませるなら屋外型のコンテナタイプを検討するのが良いだろう。
扉の前まで入れることができて荷物の出し入れもしやすい。できれば1階を借りた方が作業も楽にできる。
特に大きな荷物や重い荷物の場合にはおすすめだ。
ただし空調が完備されておらず内部が外気の影響を受けやすいため、デリケートな荷物を長期に保管するには注意したい。
その点、屋内型であれば空調付きの施設も多いので、内部の温度や湿度がコントロールされいれば安心と言えるだろう。
料金は屋内タイプの方が割高感があるので、予算とも相談してみよう。
- 屋内型 50,000円~140,000円
- 屋外型 35,000円~70,000円
サイズはコンテナタイプの方が比較的大きなサイズまでそろっている。そのため探しやすいと言そうだ。
屋内型になると大きなサイズがないこともあるので、探すのに多少の時間が掛かるかもしれない。
トランクルームを選ぶ際の注意点
荷物を保管する際に、どんなトランクルームを選べば良いのだろうか?
それにはまず保管期間と荷物の中身をチェックしておく必要があり、それに適した施設を選ぶようにしたい。
保管期間が長く傷みやすい荷物であれば、空調完備であった方が望ましいだろう。
なぜならば日本は湿気が多いので、カビが生えやすい。そうなるとお勧めなのは屋内型の空調完備のトランクルームである。
タイプが決まったら次に広さをチェックしよう。
すでにお伝えしているが、4トントラック1台分の荷物を保管するには8帖の広さが必要になるため、しっかりとスペースを確保することが大切だ。
この時、余裕があるかないかで荷物の出し入れのしやすさも変わってくるので、利用頻度に応じて決めるようにしたい。
最後に料金だが、無理のない金額で借りることが基本である。
毎月の料金が支払い可能なのはもちろんのこと、利用したい期間全体でいくらになるかを確認して、何社か比較すると良いだろう。
トランクルームを選ぶ際には、荷物に応じた環境、収納に必要な広さ、そして利用料金の3つのポイントをクリアーしていることが重要だ。
これらに問題があると、借り続けることが大変にかもしれない。
そうならないためにも、無理のないトランクルーム選びをするように心がけていただきたい。
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