お米は美味しいまま保存できるのか?最適な環境作りと正しい管理の必要性

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炊き立てのご飯は香りも良くとても美味しいものだ。

特に新米となると際立っており、毎回のように食べたくなってしまうのは、あなたもが同じではないだろうか?

そこでいつでも美味しく食べるためにはどうしたら良いか、そして具体的に何をすべきかを見ていきたい。

また、管理のポイントについてもご紹介するので、参考にしていただきたい。

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美味しく保存するのは難しい?

お米を美味しいまま保存しておくことはできないのだろうか?

答えとしては”できる”と言えるが、簡単かというとそうとも言いきれない部分がある。

それは一般的に売られているお米は精米されていることがほとんどで、香りや美味しさが失われやすい状態になっている。

したがって、きちんと管理しなければ本当のお米の味が失われてしまう。

これをいかにして防ぐかがポイントであり、最も気を付けるべき点でもある。

本来なら”もみ”(殻が付いている状態)で保存することで、お米を新鮮な状態に保つことができる。

硬い殻によって虫の害や環境の影響から守られているため、食べる直前にもみ摺りして殻を取り除けば、美味しいごはんが味わえるというわけだ。

では、すでに精米して白くなったお米は保存できないのかと言えば決してそうではない。

白米には白米に適した保存方法があるので、次の項でご紹介していきたい。

もみや玄米で保管するより注意が必要になるので、その分しっかりと管理してほしい。

お米の保存に適した環境とは?

保管容器を選ぼう

保管容器はしっかりしたものを選びたいところだ。

理想とすれば密閉できるものを使うことである。

その理由はいくつかあるが、まず臭いが移るのを防ぐことができるのと、香りを損なうことが少ない点があげられる。

いい加減な保管をしておいて、お米に油など料理の匂いがついてしまっては、美味しさが半減してしまう。

また、常に空気にさらされるわけではないので、酸化によって味が変化するのを最小限に抑えることが可能になる。

これにによって、長く精米したての味わいを感じることができるわけだ。

保存用には様々な米びつや容器が売られているが、必ず内部を洗えるものを選ぶようにする。もちろんフタができるペットボトルを利用してもOKである。

そして継ぎ足して入れることはせずに、使い切ってから新しいお米を入れるようにして、時々は掃除して清潔に保っておこう。

温度の上昇に注意

温度管理をすることで美味しいまま保存できる。

お米は比較的低温で保存することが好ましく、10℃~15℃を保っておくのが理想的である。

そのためにはなるべく涼しい場所を選ぶ必要があるが、1年を通して安定している場所は限られてしまう。

そこで登場するのが冷蔵庫である。

冷蔵庫の中でおすすめなのが野菜室になり、低温で安定しているため、お米の味をあまり落とさずに済むメリットがある。

そうはいっても必ずしも冷蔵庫に入れておける余裕があるわけではないので、その際は常温で保存することになる。

常温での保存で注意することは、熱を発するコンロやオーブンなどの近くに置かないことだ。

そしてなるべく通気が良い場所を選ぼう。そうしないと湿気によって悪影響を受ける可能性がある。

虫を寄せ付けない

お米の管理がしっかりとできていないと虫が湧くことがある。

コクゾウムシ(穀象虫)やノシメマダラメイガといったものになるが、あなたも見たことがあるかもしれない。

コクゾウムシは2mm~3mm程度の黒い虫で、ちょうどカブトムシを小さくしたような見た目である。

この虫は人を噛むといった害を与えることはないが、アレルギーをを起こす可能性もあるようなので、発生させないように気を付けてほしい。

それには温度管理がとても大切になり、15℃以下に保つことで繁殖や発育が防げられ、-20℃で7日~10日経つと卵から成虫まですべて死滅してしまう。

ノシメマダラメイガはその名の通り蛾の一種で体長は7mm~8mm程度である。

わずかな隙間から米びつの中に入り込んだりする。特に幼虫は袋を食い破くほど噛む力が強い。

そのため、お米を入れておく容器はきちんと密閉しておくと同時に清潔に保っておきたい。

万が一、これらの虫を食べてしまっても特に害はないが、あまり気持ちの良いものではないので、発生を未然に防ぐことが第一である。

一つの方法として乾燥した唐辛子を一緒に入れておくことで、効果を発揮してくれるのでお試しいただきたい。

また、お米用の防虫剤もあるので、心配なら利用してみるのも良いだろう。

もし虫が湧いてしまったら、直射日光の当たらない明るい場所で、新聞紙の上に広げておけばいなくなってしまう。

カビの発生を防ぐ

保管場所として湿気のある所は避けるようにしていただきたい。

湿気が多いとお米が吸収してしまい、カビが発生する原因になるからだ。

通常、お米は水分が15%ほどに調整されて保存されており、比較的乾燥している状態と言える。

しかし、水分の含有量が増えることで一気にカビが生えやすくなる。

その他にもカビが発生する原因として、温度差が大きいために結露してお米が水分を吸収してしまうことがある。

例えば冷蔵庫に保管していて、暖かい外に出した時などは素早く戻すようにすることだ。

また、濡れた手で袋や容器を触ったり計量カップが濡れていても湿気を吸わせることになってしまうので要注意である。

カビが発生してしまうと、お米は灰色に変色していたり黒っぽくなることが多い。

そしてカビ臭くなる場合もあるので、しっかりチェックしておきたい。

もしカビが生えてしまったら勿体ないが処分してしまおう。日本産のお米ではカビ毒の心配はないとされるが、それでも食べないようにしていただきたい。

美味しく食べられる期間は?

日本には四季があるため、お米が美味しく食べられる期間は季節によって異なっている。

したがって、お米を買う時には量を調整すると良いだろう。

目安としては春は1ヶ月以内に食べ切るようにしたい。そして夏は3週間以内をみておこう。

秋から冬にかけては少し長くて2ヶ月以内を限度と考えておきたい。

この期間は絶対ではないので、冷蔵庫で保存するなど条件さえ良ければもっと長期間でも大丈夫と言える。

ただ、長くなればなるほど味の変化は避けられないので、常温の場合は特に注意したいところだ。

可能であれば精米したてのお米を購入して、3週間程度で早めに消費する方が確実に美味しいはずである。

少なくとも無駄に買い置きすることは避けた方が無難である。

正しい管理を徹底する必要性

いつでも美味しいごはんを食べようと思ったら、お米の管理を徹底する必要がある。

お米は生きていると言われており、保存されている間もさまざまな影響を受けながら変化し続けている。

それは温度や湿度、環境などによって左右され、どのように管理しているかによっても状態は大きく異なる。

当然、いい加減な管理の下ではそれなりの品質しか維持できない。

反対にしっかりとおこなっていれば、最高の状態を保てるに違いない。そう、お米は正直で嘘をつかないのだ。

だからこそ正しく管理をすることが重要になる。

お米の管理は難しいと思われるかもしれないが、ほんの少し手間をかけるだけで、それに応えてくれる。

これまでご紹介してきたことを守って、確実に実行していただきたいものである。

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 ボックスに荷物を詰めて集荷依頼するだけで簡単

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