本が増えてくると、ついその辺に置いてしまったりして、片付けられないといったことが起こりやすい。
これを解消するためには片付ける習慣を付けておくことがとても大切であり、そのためには様々な工夫が必要になってくる。
今回は片付け上手になるための秘訣やヒントといったものをご紹介していくので、ぜひ参考にしていただきたい。
読む本と読まない本を分類する
スッキリと収納するには、よく読む本とあまり読まない本を分類することが必要になってくる。
これをしないと全部の中からお目当ての本を探さないといけないだけでなく、すべての本を出したままにしておくことになる。
当然ながらそれなりのスペースを確保しなくてはならないので大変になる。
本好きのあなたなら愛読書があるかもしれないが、そういった本はいつでも読めるようにしておきたいものだ。
よく読むなら本棚に置くなどして、すぐに取り出せるようにしておきたい。
反対にあまり読まない本は収納ケースに入れて保管しておき、時間のある時にでも見直すようにすると良い。
その際に読みたいと思ったら本棚に移動しておくのである。
ただしこの時に注意しなければいけない点がある。
それは読みたい本を出したら、その分だけ片付けるようにする。つまり1冊出したら1冊しまうようにすることだ。
本棚に追加した分だけは片付けてしまわないと、どんどん増えて結局は収納しきれなくなってしまう。
そのためにも本棚に置く本の量をきちんと管理しておくことも大切になる。
管理というと少しばかり大変に思えるかもしれないが難しくはない。
それどころか、こうすることによって整理整頓を持続できるため、是非とも実践していただきたい。
収納はスペースを上手に使おう
本を収納するスペースはどうしても限られてしまうのが現状ではないだろうか。
そのため、できるだけ整理しておかないと収納しきれなくなってしまうことがあるので気を付けたい。
部屋を上手に使うための基本はデッドスペースをなくすことだ。
それには空いている空間を無駄なく使い、本棚を置く場所を工夫する必要があるだろう。
まず壁際に置くのは、邪魔にならず部屋を狭くしないための基本である。
そして高さのある本棚も無駄なスペースをつらないために有効だが、本棚が倒れないように突っ張りで固定したり、転倒防止マットを活用しよう。
また、壁に設置するのであれば、なるべく上の方に固定しておくと、歩く際の妨げにならずに済むだろう。
家の中にはデッドスペースがたくさんあるはずなので、もう一度見直すことをおすすめしたい。
ただし気を付けていただきたいのが、空いている所があればどこでも良いわけではないという点だ。
いくら有効に使えるとしても、部屋が狭くなったり圧迫感があるようではいけないので、しっかりとチェックしてから決めよう。
あくまでも、空いている空間を上手に利用して設置することが重要である。
使い勝手を考えて収納するのが大事
使い勝手を考えて収納するのであれば、ジャンル別に分けておくことも大切になると言える。
こうすることによって本が取り出しやすくなって使い勝手がアップする。読みたい時にお目当ての本をすぐに探せるのは便利である。
ゴチャゴチャしていると、すべての中から探す羽目になり時間も掛かって大変になってしまう。
そして、本棚の位置も使いやすさを考えて決める必要があるだろう。
スペースを有効に使うことも大切だが、使い辛くなっては元も子もない。
そうならないように読む時のことを想定して、シミュレーションしておくと分りやすい。
いつも本を読む場所から本棚を設置予定の場所まで行き、実際に出し入れの動きをして問題がないかチェックするのだ。
こうしておけば設置後に不便さを感じることも少ないはずである。
ダメなら他の場所を探して納得した場所に設置しよう。自宅では場所が限られてしまうため、予めチェックしておいた方が間違いない。
市販のアイテムを使って収納する
本を置く場所が決まったら、便利な収納アイテムがないか探してみると良いだろう。
通常の本棚でもきちんと整理できれいれば問題は起こりにくいが、便利なものがたくさんあるのでいくつかご紹介しておきたい。
ただ本のサイズによっては置けないこともあるので、購入前には問題なく使えるか確認することを忘れないようにしたい。
本棚というと場所をとるイメージがあるが、狭いところでも入るようにスリムな棚もあるので活用してみよう。
4面使えて回転するタイプなら、わずかなスペースにも置くことができる。キャスターが付いていたいれば移動も楽である。
高さを有効に使いたいのであれば、背の高い本棚を利用するのも良い。ただし倒れないように突っ張りなどで対策しておきたい。
おしゃれに収納したければ、少し変わった形のものを利用しても面白い。本だけでなくちょっとした置き物やミニ観葉植物なども飾っておける。
この他にもカラーボックスやを重ねたり、吊り棚を使ったりとアイディア次第で色んな収納ができるので活用しよう。
そして、あまり読まない本は密閉できるケースに入れるなどして保管しておく。
一緒に乾燥剤や防虫剤を入れておけば、押し入れの中でも心配がいらない。ただし効果がなくなる前に、定期的に交換するようにしたい。
本も大切に扱えば長持ちしてくれる
きれいに片付いている本は見ているだけでも気持ちが良いものである。
整理整頓ができているということは大切に扱っている証拠であり、当然ながら長持ちするのは言うまでもない。
日頃から丁寧に扱う習慣を付け、傷めないようしたいものである。
もし、少しでも雑と感じるようであったら今からでも遅くないので、ぜひとも大切にしてあげたいところだ。
本の扱いは決して難しいものではないが、少しだけ気遣いが必要になる。
そこで保管する際の注意点を単行本をきれいに保管する基本とは?管理のポイントと取り扱いの注意点でもご紹介しているので参考にしていただきたい。
読書の効果は脳を活性化してくれるだけでなく、コミュニケーション能力がアップするなど様々なメリットがあるとされている。
それだけに大好きな本は長く読み続けられるよう、愛情を持って接してほしいものである。
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