オイルの保管で最適な方法とは?使用期限や開封後の管理ポイントも解説

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エンジンオイルを自分で交換する方は少なくないが、あなたはどうされているだろうか?

慣れてしまえば大した手間もかからず、コストの削減にもなるためメリットは大きいと言える。

ただし自分で交換するとなると、エンジンオイルの保管や管理までしなくてはいけないのが現実だ。

そこで今回は保管方法や保管場所、管理ポイントについて解説していきたい。

オイルに使用期限はあるのか?

そもそもエンジンオイルに使用期限はあるのだろうか?

購入する際もそうだと思うが、長期保管していた場合にも、もしかしたら古くなって使えないのでは?といった不安を感じることがあるかもしれない。

しかし結論から言うと使用期限は定められていないのである。

実際のところ未開封のものであれば、ほとんど劣化の心配がいらない。そのため3年~5年程度は使えるのが現状だ。

したがってそれほど神経質になることはない。

ただし、保管環境が悪かったりすると話は別だ。極端な例だが、屋外に置かれているようなものは未開封であっても使えない確率が高いと考えておこう。

特に色や匂いに異常を感じた場合には、絶対に使ってはならない。

最適な保管場所については次の項でご紹介するが、保管環境はオイルの品質に大きく関わっている。

もちろんカー用品店などでは、適切な環境で保管しているので何も心配はいらないだろう。

それでも心配であれば、容器の製造年月日をチェックしたり、お店の人に確認しておけば安心できるはずだ。

もしも製造されてから長期間経っているような場合、購入を控えておくのが正解である。

実際には劣化の心配はいらないかもしれないが、使ってから気になるようでも困ってしまう。

ただ、そうはいっても未開封のものであれば、問題は起きていないのが現状である。

オイルの保管に適した場所

エンジンオイルを保管するのに好ましい場所を考えてみよう。

理想としては劣化による品質の低下を防げる場所になるが、それにはいくつかの条件をクリアしておかなければならない。

まずは直射日光が当たらない場所を選び、高温多湿のところを避けることである。

そして室内保管をすることも重要なポイントになる。

これらを守らないと本来なら使えるものがダメになることも考えられ、廃棄しなければならない可能性があるからだ。

せっかく買ったオイルも保管状態が悪いと使い物にならなくなってしまう。

未開封のオイルはほとんど劣化がしないとお伝えしたが、それはあくまでも保管環境が整っていた場合のことである。

したがって、未開封であっても条件次第では長期保管はできないと思っていただきたい。

少しずつではあるが、酸化は進んでしまうものであり止めることが難しい。

だからこそ、できるだけ良い環境で保管してあげるように心がけたいものである。

余ったオイルの保管方法とは?

使い切れなかったオイルはどのように保管すれば良いのだろうか?

一度開封してしまうと、空気に触れることが多くなるため、より劣化しやすい状態になる。

したがって必ず密閉することがポイントになる。

容器のフタが緩かったり、空気が入ってしまうようであれば、他の容器に移し替えておくのも一つの方法である。

なるべく空気に触れないようにしっかりと栓をして保管すると良いだろう。

そして開封前のオイルと同様に直射日光が当たらず、高温多湿にならない場所にしよう。

また、温度差があると結露する可能性があるため、できるだけ温度が安定している方が良いと言える。

エンジンオイルは空気に触れることで酸化するが、水分が混ざっても劣化してしまうのだ。

そのため開封後の保管ではどうやって劣化を防ぐかが重要になる。

しかし保管するにしても限度があるため、なるべく残らないように購入することも必要である。

長期保存は考えないようにして、6ケ月~1年で使い切るようにしたい。

開封後と未開封を混ぜてもOK?

残ってしまったオイルは勿体ないのでムダにしないように使いたいものだ。

そうなると、次回の交換の際には新しいオイルと混ぜて使うことになるが、大丈夫なのだろうか?

正解は問題ないので安心して使っていただいてOKだ。

だたし開封後1年以内のものに限定して、数年経ってしまったものは廃棄した方が無難と言えるだろう。

また、比較的新しいオイルでも変色していたり匂いがおかしいなど、明らかに異常があったら使ってはならない。

もし使ってしまうと本来の性能が発揮されないばかりか、エンジンに何らかのダメージを与える危険性もある。

このような場合には勿体なくても廃棄処分することだ。

処分の方法としては、販売店やガソリンスタンドで引き取ってもらうか、固める処理をした後にゴミとして処分するかである。

ただし、どの方法においても必ずしも処分できるとは限らないので注意したい。

販売店やガソリンスタンドも全てのお店で対応しているわけではないため、事前に確認しておいた方が無難である。

また、自治体によっては収集していないところもある。

そうなると専門の廃棄物処理業者に依頼するしかないので、オイル交換をする前には忘れずに確認したいところだ。

結果的にどこも引き取ってくれないからといって、不法投棄することのないようにしたいものである。

エンジンオイルの交換は重要なメインテナンスの一つと言える。

それだけにオイルの保管には注意を払いながら愛車に使っていただきたいものである。

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