釣りの楽しさはやったことのない人には分からないものだ。
華やかなイメージはないものの、釣り上げる時の躍動感があなたを夢中にさせているのではないだろうか。
そんな魅力を秘めている釣りではあるが、道具の収納に困っではいないだろうか?
もし釣り道具が増えてしまい、片付かないといった状況になっていたら参考にしていただきたい。
釣り道具が片付かないのはなぜ?
何年も釣りを続けていると道具が増えてしまうものである。
道具と一口にいっても竿、リール、ルアー、針、糸、リグといった様々なものを用意しなければならない。
その上、気に入ったものがあれば買い足すこともあるだろうし、必要に迫られて買うこともあるはずだ。
もちろん種類が多くなると、かなりの量になるため収納できないといったことが起こる。
では何故片付けが上手くいかないのか?
それは不要なものがあるからという理由だけではなく、片付けを”後回し”にしている自分がいるからだ。
ただ量が多いのは確かで、中にはずっと使っていなかったり、今後も使う予定のないものが必ずある。
こんな時には必要ものとそうでないものを決めておき、不要なものは思い切って処分してスッキリと片付けてしまいたい。
そのためにもまずは”片付ける決断”をすることが必要になる。
今度やろう、暇になったらやろうなどと考えずに、○月○日にやると決め計画通りに実行することだ。
不要なものを処分しないでいると単なる”移動”だけで終わってしまい、何となく片付けた気持ちになるだけである。
これでは一向に片付かないばかりか、労力のムダ遣いにしかならない。
片付けをおこなうにはまず実行すること、そして処分することの二つを忘れないでいただきたい。
釣り道具の保管方法のポイントは?
メインテナンスをおこなう
使った道具はそのまま片付けてしまわないように注意したい。
大切な道具を乱雑に扱うことは、長く使うことを考えると厳禁である。どんなに高価な道具であろうと価値がなくなってしまう。
逆を言えば安価な道具でも、丁寧に使えば長く使えると言える。例え毎日使おうが、休日のみ楽しもうが大切に扱うことが必要である。
もう一度ご自分のやり方を見直して、しっかりと手入れをしたいただきたい。
リールの手入れ
リールにはスピニングリール、フライリール、ベイトリールなど様々なものがあるが、用途に応じて使い分けていることだろう。
ここでは中でもよく使われているスピニングリールを例にとって見ていきたい。
まず最初に水洗いをおこなうが、この時ドラグを締めて中に水が入らないように注意したい。
特に海釣りで使った場合は、塩分を落としておく必要がある。水道水で洗い流す程度におこない、水分は完全に拭き取っておこう。
水が使えない内部のメインテナンスにはパーツクリーナーを使うと良い。スプールベアリングなどのパーツ洗浄に利用したい。
きれいになったら終わりではなく、オイルやグリスを忘れずに給油しておくことが大切になる。
竿の手入れ
竿も種類が多く、海釣り用にはのべ竿や磯竿、投げ竿などがあり、川釣り用には鮎竿、渓流竿などがある。
どれも同じと言うわけにはいかないが、手入れ方法は似ているので参考にしてほしい。
基本的には竿をばらして1本ずつきれいに水洗いをおこなう。汚れが落ちにくい場合は中性洗剤を使うと効果的である。
洗い終わったら水分を良く拭き取り、日陰に立てて置き完全に乾燥させよう。
乾燥後は表面にコーティング剤を塗布し、内部に撥水スプレーを吹きかけて、撥水加工をしておくと良いだろう。
この時、取り扱いは丁寧におこなうように心がけたい。
竿は意外と弱い面があるため、雑に扱って折ってしまうことの無いよう、注意していただきたい。
その他の手入れ
リールや竿の他にもたくさんの釣り道具があるが、仕掛けの手入れも欠かすことができないものだ。
仕掛けにはサビキ釣り仕掛け、投げ釣り仕掛け、ウキ釣り仕掛け、渓流脈釣り仕掛けなどがあり、それぞれの特徴を持っている。
特に注意したいのは海釣りで使った場合で、きれいに洗って塩分を落としてから乾燥させておこう。
ハサミやプライヤーといったものも、洗えるものは洗ってよく乾かし、摺動部分に軽く注油しておくと良いだろう。
クーラーボックスも中性洗剤で洗って清潔にしておく。しっかり洗わないと臭いが消えないことがあるため気を付けたいところだ。
コンパクトな収納を心がける
釣りを長く続けていると、いつの間にかたくさんの道具を持つようになる。
そうなると大変なのが片付けである。
どうにもならなくなってから慌てないように、道具が少ないうちから片付ける習慣をつけておくことが大切である。
まず、竿が多ければロッドスタンドを利用すると良い。スッキリと片付き、竿を傷めないためにも効果的だ。
手頃な値段のものが売られているので、有効に活用してほしい。
リールの場合もケースやバッグ、スタンドと言ったものが簡単に手に入る。また、自作も難しくなく、ワイヤーネットなどにフックを引っ掛けるだけでも代用できる。
その他の小物類は種類別に分けて収納ボックスに入れる。この際、透明のボックスを使ったり中身を表示しておくと分かりやすい。
釣り方によって小分けにしておけば、出かける際はそのまま持っておけばOKなので、あなたの釣りスタイルに合わせて分類しておこう。
コンパクトな収納は、場所も取らずに色んなものを片付けられるので基本中の基本と言える。
トランクルームを利用する際の注意点
トランクルームに釣り道具を保管する場合に注意しておきたいことがある。
第一に収納スペースをムダにしないことだ。いくら余裕があったとしても、ムダな使い方をしないようにしたい。
その理由はただ場所を取るだけの収納は段々と雑になり、いずれは置き切れなく散らかってしまう可能性があるからだ。
次に見える収納を心がけるようにしたい。これは他人に見せるためのものではなく、あなた自身が見やすいようにである。
こうすることで出し入れのしやすい便利な収納が可能になる。
分かりやすくなると探す手間も省けるので、ストレスのないトランクルームの利用が可能になるわけだ。
同時に道具の管理を簡単にしてくれる効果があり、今どんな状態にあるかもすぐに分かるようになる。
道具の状態が分かり、メインテナンスが必要な道具が見えてくると、自然と大切にする気持ちが湧いてくるものだ。
それがきかっけになり日頃から手入れをするようになれば、釣り道具とも長く付き合っていけるだろう。
トランクルームに保管する場合には、しっかりとポイントを押さえて利用していただきたい。
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