あなたはもう防災グッズを準備されているだろうか?
もしまだであれば早めに準備することをおすすめしたい。
日本は自然が豊かな国ではあるが、毎年のように様々な災害に見舞われており、被害に遭う方がとても多い。
”備えあれば患いなし”というが、この機会に万が一の時のことを考えておきたいものである。
そこで災害時に役立つ防災グッズとしてどんなものが必要か、そしてトランクルームの活用法についても見ていきたい。
災害はいつ起こるか誰にもわからない
災害はいつ起こるかが誰にもわからないため、非常に怖いものである。
特に自然災害は防ぎきれないことが多く、家や車などの財産を失うばかりでなく、人の命まで奪ってしまうことさえある。
これに対して我々ができることは限られており、耐えて乗り切るといった受け身の対策になりやすい。
自然災害には地震、台風、大雨、雷、大雪さらには火山の噴火や竜巻といったものまである。
災害予知も研究されているものの、完全な解明には至っていない。そのため情報としては限界があるのが現状だ。
予測が非常に困難であり、簡単に防げるものではない。したがって、どうしても被害を受けてからの対応になってしまいがちだ。
それだけに防災についてはしっかりとした準備をしておかなければならない。
万が一の際に役立つように対策をすることは、あなたを守ってくれる最強の手段である。
今まで被害に遭ったことがないと、災害に対する意識も薄らいでいくものだ。
しかし、そんな気持ちが油断とならないように、あなたには何をができるのか、そして何をしなければいけないのか良く考えていただきたい。
防災グッズの中身と保管上の注意点は?
防災グッズの中身
防災グッズといっても何を用意したら良いか迷わないように、ここで確認しておこう。
最大のポイントとしては必ず人数分だけ用意することであり、家族がいる場合には注意していただきたい。
その中身は大きく分けて次のようになるが、詳細についてもご紹介するので参考にしてほしい。
- 飲料水・食料
- 医療品
- 衛生用品
- 装備品
- その他
飲料水・食料
飲料水と食料は生きていくために絶対に欠かすことができない。したがって確実に準備するように心がけよう。
基本的に直ぐに食べられて日持ちのするものを選び、不足のないように必ず人数分を準備する。
- 水は1人あたり1日3リットルで3日分を用意する
- 食料は乾パン、缶詰、アルファ米、チョコレート、飴、ビスケットなど
医療品
災害の際には怪我をしたり、精神的なダメージを受けて体調を崩すことが多くある。
そのため、最低限の医療品は準備しておきたい。
定期的にチェックをおこない、有効期限が切れていたり切れそうになっているものは交換しておこう。
- 救急用品セット(絆創膏、消毒液、包帯、ガーゼなど)
- 頭痛薬や胃腸薬といった常備薬、ビタミン剤など
- 常用している薬の情報や処方せんのコピー
衛生用品
避難場所では生活環境が悪化するため、トイレや入浴に支障をきたすことがほとんどだ。
特に赤ちゃんや介護が必要な高齢者が家族にいると、その対応で苦労する場合もあるだろう。
必要なものはすぐに持ち出せるよう、常に準備しておきたい。
- トイレットペーパー、ティッシュペーパー、ウェットティッシュなど
- 必要に応じて非常用簡易トイレを用意する
- 紙おむつやミルク、哺乳瓶といった赤ちゃん用品
- 高齢者がいる場合には紙おむつなどの介護用品
装備品
普段とは違い危険と隣り合わせの状況になるので、まずは自分の体を守るようにすることが大切になる。
また、電気がなかったり情報も不足しがちなため、必要な装備はあらかじめ用意しておけば間違いない。
- 長靴、手袋、マスク、ヘルメットや防災頭巾
- 懐中電灯、携帯ラジオ、充電器(電池の要らない手回し充電式がおすすめ)
その他
災害に遭うと満足な生活は望めず、不自由な毎日を強いられることになる。
少なくとも数日間は自宅に戻れないと想定され、他にも必要なものがいくつかあるので用意することをおすすめする。
- 衣類(下着、靴下、タオル、雨合羽)
- ライター、マッチ、ローソク
- ビニール袋、ビニールシート
- マジック、ボールペン、メモ帳などの筆記用具
保管上の注意点
防災グッズを保管しておく上で最も大切なことは品質を守ることだ。
つまり有効期限や賞味期限が切れていない状態を維持しないといけない。そのためには定期的なチェックを怠らないようにしよう。
もし期限切れの状態であれば、いざという時にすぐ使えるよう入れ替えをおこなっておく。
医療品の場合は廃棄するが、賞味期限が近い食品は食べてしまえばムダにならずに済む上、こうすることで災害に対する意識を保つこともできる。
また、湿気も防災グッズを傷める原因となるので、乾燥剤や除湿剤を使うなどして対策しておこう。
自宅であれば物置や押し入れに入れておく場合が多いだろうが、決して良い環境とは言えない。
湿度も高くカビが発生しやすいことを考えると、しっかりとした管理と定期的なチェックが欠かせない。
災害はいつ発生するか分からないだけに、より確かな保管を心がけていただきたい。
トランクルームのメリットと選び方
防災グッズを自宅に置いておくと収納が限られたり、邪魔になってしまうことがある。
そんな時にはトランクルームを利用するのが最も手っ取り早い。
今回ご紹介した防災グッズは、おもに持ち出し品をまとめたものだ。しかし、備蓄することを考えているのなら、ある程度の広さが必要になる。
その点トランクルームであれば、大きさも自由に選べるので選択肢は広がるだろう。
それに空調完備などの環境が整っているところが多いのもメリットと言える。
また、これは一つの考え方だが、トランクルームを選ぶ際には自宅と離れた場所を検討するのもありだろう。
わざと場所を離すことで、自宅と同時に被害を受けるのを防ぐことができるからだ。
この際には環境を良くチェックして、利便性が悪くならない場所を選定するようにしたい。
あまりにも遠い場所では行くだけでも面倒になってしまう。そうならないよに慎重に選んでほしい。
そして備蓄庫として有効に活用していただきたい。
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