指輪は性別や年齢を問わず多くの人が身に着けているが、あなたもその一人ではないだろうか。
単なるファッションというだけでなく、結婚の証しであったり特別な願いが込められいるなど、重要な役目を担っていることもある。
そこで大切な指輪をきれいなまま保管するにはどんな点に注意したら良いか考えてみたい。
また紛失させないための対策についてもあわせてご紹介していきたい。
指輪は注意して扱わないと傷み易い
金属でできているとはいえ意外とデリケートなのが指輪で、ほんの少しのことで傷んでしまったりする。
したがって普段からはめていたりすると、いつの間にか傷が付いていることがある。
金やプラチナといった金属は見た目よりも柔らかいため、日常生活でも注意が必要になってくる。
たとえば家事で硬いものを握ったりすると、指輪とぶつかって傷になるだけでなく変形することも珍しくない。
お皿を洗っていたり掃除機を使っている時など、傷める要因はたくさんある。
スポーツをする際にもこういったことが起こりやすいので、予め外しておくなどの対策をしておくべきである。
傷以外にも指輪の取り扱いで注意しなければならないことがある。
その一つが汚れであり、宝石の付いているものや細かなデザインであったりすると、石鹸汚れなどがこびり付きやすい。
さらにクリームや皮脂が付いてくすんでしまい、本来の輝きがなくなってしまうことがある。
他にも変色する可能性があり、元に戻すのがとても大変になってしまう。
特に温泉に入った時などは硫黄の影響によって変色しやすいので、外してから入浴する必要があるだろう。
酷い状態になるとプロでも簡単には直せなくなってしまうので、十分に気を付けていただきたい。
手入れをすれば大切な指輪を守れる
指輪は日頃からの手入れがとても大切になってくる。
手入れといっても特別に難しい内容ではないので、忘れないように必ず実施していただきたい。
こまめに拭く
指輪といっても毎日はめていたり特別な時につけるものがあるが、外したら必ず拭く習慣をつけよう。
時々しか使わないといっても、一度でもはめれば皮脂や汗、クリームなどがついているもの。
それを、そのまま収納してしまっては、せっかくの輝きが失われてしまう。したがって、きれいに保ちたいと思ったら忘れずに実施してほしい。
眼鏡拭きなどの柔らかい布を使って拭き取れば簡単だが、研磨剤入りのものはかえって傷付けることがあるので避けておく。
常にこうしておけば汚れも落ちやすく、それほど時間も掛からないので苦にならないだろう。
洗浄をおこなう
それでも汚れているようならば洗ってしまうのもありだ。
洗い方は簡単でジュエリー洗浄液を使って軽くブラシでこすった後に水洗いをしてから柔らかい布で拭き取りをおこなう。
ただし使用できないこともあるので、注意事項の確認をおすすめする。
洗浄液を使わなくとも、ぬるま湯に食器洗い用の中性洗剤を少量溶かして、浸け置き洗いしてもOKだ。この時も水でよくすすぐことを忘れないでいただきたい。
またパールやエメラルドなどの宝石は水洗いしてはいけないので注意しよう。
洗っても良いか分からない場合は販売店に問い合わせをするか、不安があればプロに依頼すべきだろう。
定期メインテナンス
あなたがご自分で手入れをおこなう場合、どうしても限界がある。
日頃から拭いたり洗ったりしていれば、きれいな状態を長く保つことができるものの、時間と共に汚れが溜まったり傷んでしまうものだ。
そんな時は、販売店などで定期的にメインテナンスを実施しておけば良いだろう。
落とし切れなかった汚れや、擦り傷や変形といったものも併せてチェックしておけば安心できる。
特に傷や変形は専門家でなければ直せないケースが多く、素人には難易度が高過ぎて手が出ないものだ。
これを直してくれるのはプロしかいないので、気になる場合は遠慮せずに相談してみよう。
指輪を美しい状態で保管するには?
指輪はいつまでも美しい状態を保っておきたい。
そのためには保管状態に気を付けて、大切にしまっておくことが必要になる。
ではどうすれば良いかとなるが、必ずジュエリーケースに入れて保管しておくのが基本である。
その目的は傷を付けないようにすることと、埃などの汚れから守ることなので、すでにお持ちの場合にはわざわざ購入する必要はない。
元々あったケースを使えば十分であるが、きれいに整理しておきたい場合には専用のものを利用するのも方法だ。
ただし詰め込み過ぎないように気を付けたい。余裕を持って収納しないと、ぶつけて傷が付くこともある。
また大切にしたいと思うあまり、乾燥剤や防虫剤を使いたくなるかもしれない。
しかし真珠などは、これらの成分が悪影響を及ぼすこともあるので、使用しない方が無難なのだ。
それよりは、こまめに拭くなど日頃から手入れをしておく方が確実であり、問題も起こりにくいのである。
保管場所としては直射日光の当たる場所は避け、高温多湿にならない所を選んで保管しよう。
指輪にダメージを与えないことが重要と言える。
これといって特別なことをする必要はないが、あなたが毎日生活していて不快に感じない環境であれば大丈夫だ。
紛失を防止する対策とアイディア
指輪は小さいのできちんと管理しておかないと紛失することがある。
それと防ぐためには、あなたの中でルールを決めておくのが効果的だ。それも簡単なことなので、必ず守るようにしたい。
そもそも失くしてしまう原因は指輪を外すところから始まるので、理想とすれば外さないことだが、なかなかそうもいかない。
そこで指輪を外した時の保管方法を徹底しておこう。
外出時にはあらかじめ指輪を入れるケースを用意しておく。ケースとまでいかなくとも、チャック付きの小物入れでも充分代用できる。
そして外したらすぐに入れてしまう。これを徹底するだけだ。
家の中では外すことができる場所を決め、その場所だけにケースを備えておくようにする。
それも最少限の場所にとどめておけば、苦労して探さずに済んでしまう。
また、自分で外さなくても気付かぬうちに失くしてしまうこともあり得るのだ。
ちょっとした作業中に偶然に外れてしまう場合もあるので、普段からきつさ加減をチェックをしておきたい。
もし緩くなっているようであれば、サイズ調整をおこなうことで紛失対策ができる。
指輪は日頃から丁寧に扱い、手入れをすることが重要である。しかしその内容は、それほど大変なことでなく、さほど手間もかからない。
ほんの少しの気遣いでずいぶんと違ってくるものだ。
毎日はめている指輪でも、たまにしか付けない指輪と同じように大切にして、きれいな状態を保っていただきたい。
そうすればこれからも何十年とあなたの指で輝き続けてくれるに違いない。
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