クリームはきれいな肌を保つために欠かせない美容アイテムと言える。
潤いを持続させるだけでなく、優しく保護してくれるのもクリームを使っているからこそである。
それだけに品質の維持には十分注意したいところだが、正しい保管方法をとらないと良い状態を保つことなどできない。
そこで今回は管理のポイントや注意点、さらには使用期限についても見ていきたい。
保管が悪いと肌トラブルの元になる
あなたはフェイスクリームやハンドクリームの保管をどうされているだろうか?
保管方法を誤ると変質してしまうばかりか、肌トラブルの原因となるので十分に気を付けていただきたい。
変質したクリームは、かゆみや赤み、腫れなどの症状を起こすことがある。
一度でも経験があればご存じだろうが、トラブル時の肌はとても敏感になっており、元通りの健康な肌に戻すのも大変になる。
そうならないようにするには、いかに良い品質を保つかがポイントになる。
必要以上に神経質になることはないが、最低限のことはしっかりとやっておくべきである。
正しい方法できちんとした保管と管理ができていれば、意外と長持ちするのに驚くことだろう。
保管状態が良ければ不安がることもないはずだ。それには、今どんな状態にあるかを知っておかなけらばならない。
それを怠ると、せっかく買っても少し使っただけで捨てることになりかねない。
特に高価なクリームだったりすると勿体ないので、保管に注意ながら無駄にしないようにすべきである。
クリームの保管は常温で大丈夫か?
クリームを常温で保管しても問題ないか心配になるかもしれない。
結論からいうと、指定がない限りは常温での保管でOKである。
冷蔵庫で保管した方が長持ちするように思われるかもしれないが、それは特別なものに限定さられると考えておこう。
その証拠に冷蔵庫での保管を指定しているクリームがどれだけあるだろう。ほとんどないと言えるくらい少ないはずだ。
つまり常温でも大丈夫なように製造されており、逆に冷蔵することで成分が分離してしまう場合がある。
また、通常であればクリームには雑菌などから守るために防腐剤が使われている。
そのおかげで開封後も数ヶ月間は常温保存できるというわけだ。したがって冷蔵庫に入れて置く必要もないのである。
ただし防腐剤を使っていないものには、保存方法を指定している場合もあるので、その際には指示に従うようにする。
クリームは開封してしまうと酸化が始まると同時に、雑菌に侵されやすくなってしまう。
特に手作りのクリームになるとデリケートなので、開封後はできるだけ早めに使ってしまうのが良いだろう。
保管する際に気を付ける点とは?
保管の際に注意することがいくつかあるのでご紹介しておこう。
特別に難しい内容ではないので、日頃から習慣付けておき確実に守るように心がけていただきたい。
- 直射日光に当てない
- 高温多湿を避ける
- 温度変化を少なくする
- 使ったら清潔に保つ
- フタはしっかり閉める
まずは直射日光に当てないようにして、劣化による変質を防ぐ必要がある。
そのため、うっかり日の当たる場所(窓際など)に置かないようしたい。
高温多湿もクリームにとっては避けたい条件の一つである。
温度や湿度が高くても変質する原因になるので、保管場所は選ぶようにするのが望ましい。
特に夏場は温度も上がりやすいため、車内のような締め切った場所には置かないようする。また、浴室は湿度が高いので要注意だ。
温度変化が大きいとクリームの品質に悪影響を与えるので、できるだけ安定した場所を選ぶことをおすすめする。
それと同時にクリームの置き場所も頻繁に変えない方が環境も安定している。
使った後は、はみ出した分をきれいにふき取っておき、埃が付いたり雑菌が入らないようにしておきたい。
フタもしっかりと閉めておかないと、空気に触れて酸化してしまうことになる。
使用期限はどうやって判断する?
買ってはみたものの、あまり使わなかったりすると長期保管しておくことになる。
そんな時に気になるのが、使用期限はどれくらいあるのかという点だ。
実際のところ、クリームは製造後3年間で変質しない限り、使用期限を表示する義務がないと法律で定められている。
したがって表示がない場合には未開封のものであれば3年は品質が確保されていると考えて良いだろう。
もし指定されている場合には、それに従って保管すれば問題ないはずだ。
ただし、一度開封したものになると事情が違ってくるので注意しなければならない。
使用期限の目安としては開封後長くても6ヶ月以内と考えておこう。しかし、この期間も絶対ではない。
管理状態によってはもっと短くなるため、こまめに状態をチェックしておきたい。
方法としては見た目や匂いなど品質に変わりがないか確認することだ。
変色していたり、成分の分離や凝固が見られる、匂いがおかしいと思ったら使わないようにしよう。
あなたが異常を感じるのであれば間違いなく危険である。
もったいないと思うかもしれないが、肌トラブルが起きてからでは遅いので処分してしまおう。
クリームは本来ならば、あなたの美容に役立ってくれる心強い味方である。
それには日頃から正しい保管を心がけ、管理することを忘れないようにしていただきたい。
コメント