”形あるものはいつか壊れる”とはよく言ったもので、永久に使えるのもなどは存在していない。
トランクルームも同じで、メインテナンスはされていても使っていくうちにトラブルを起こすことが考えられる。
さらに、それに伴って新たな問題が発生することもあるので注意が必要だ。
ではそんな時にどうしたら良いか?
さすがに何もしないという訳にはいかないので、取るべき行動について考えていきたい。
設備トラブルは絶対に起こる?
設備トラブルはいつ起こるかわからないので、安心しきっていてはいけない。
万が一の時に動揺しないために、少なくとも心の準備だけはしておきたいものだ。
そうするだけでも気持ちに余裕が持てるし神経質にならないで済むだろう。
そもそもトランクルームは多くの人が利用する上、24時間・365日休みがないので設備環境としては過酷と言える。
そんな施設を完璧に維持するのは大変であり、故障することがあっても仕方がないのかもしれない。
負荷が大きいため使用に耐えられなくなったり、長年使ったことで傷みがひどくなるなど原因はさまざまである。
使えなくなるのは確かに困りものだが、故障による影響で二次的な問題に発展するのも避けたいものだ。
最悪の場合、荷物の出し入れはおろか保管した荷物そのものに影響が出ることも考えられる。
可能性としては低いだろうが、リスクゼロではないと承知しておきたい。
もしトラブルが発生したら?
トランクルーム会社に連絡する
設備トラブルといっても色々なことが起こるのが現実である。
もし問題を発見したらトランクルーム会社に連絡をして、すぐに対処してもらうようにしたい。
そのままにしておくと不便なだけではなく、場合によっては利用が不可能になってしまう。
- エアコン(空調)の故障
- セキュリティの不具合
- エレベーターが動かない
- 照明がつかない
- 雨漏りがする
- ドアロックができない など
これらの故障は利用者では解決できないため、専門業者に依頼しなければならない。
「誰かが言うだろう」と放っておくと、大変なことになるのは目に見えている。発見した時点で連絡するように心がけたい。
皆のためでもあるが、何よりも自分のためでもあるのだ。
自分で出来る対策を考える
トラブルが発生してもすぐに解決できるとは限らない。
対応できるものもあれば、時間が掛かるものもある。くれぐれも改善している間に、さらなる問題が起こらないようにしたい。
そのためには自己防衛するしかないと言えそうだ。
果たして何ができるのか考えてみよう。
例えばエアコンなどの空調が故障したらどうだろう。温度や湿度がコントロールできないので、夏場は特に蒸し暑くなる。
そこで、この暑さの影響が出るものは無いかチェックしよう。もしあるのなら、暫くの間は自宅での保管を検討する必要がある。
湿気でカビも発生しやすくなるので、必要に応じてカビ対策をおこなうことも大切だ。
ドアのロックに問題が生じたら盗難対策も必要になる。特別に大切な荷物は保管しないようにしたり、個別で施錠するくらいはするべきだろう。
雨漏りがしていたらカバーを掛けたり、床にスノコを敷いて濡れないようにすることは基本である。
エレベータが動かないならば階段の利用も考えないといけないだろうし、出入口を開錠できなければ会社に依頼して、開けてくれるのを待たなければならない。
これらは自分では解決できないので、非常に煩わしく思うに違いない。
荷物の補償はしてもらえるか?
万が一にも荷物に害が及んでしまったら、補償してもらえる可能性がある。
詳細は規約を確認しないといけないが、トランクルーム会社側に責任があることが明らかな場合に限って対象となっている。
したがって設備トラブルによる損傷や汚れなどに対しては、会社側の責任となるので補償が受けられると考えて良い。
ただし全額補償されるとは限らない。会社によっては限度額が決められているので、その額を超えて支払われることはない。
また、荷物に直接ダメージが及ばない場合、例えば気分を害した場合などの補償はないと考えておこう。
その他のケースも対象外となるため、自分で対応するしかないのが現状だ。
トラブルが起きた時のために
トラブルが起きると、何らかの対策を取らなければならない。
そう度々は起こらないかもしれないが、その時の対応は考えておいた方が良いに決まってる。
しかし、あなたがやるべきことは、設備の問題が起こらないようにすることではないし、それを改善することでもない。
これはトランクルーム会社の責任と義務である。
あなたがすべきことは自分の荷物を守ることだけだ。
そうは言っても大げさに考える必要はなく、どう行動したら良いか決めておけば十分なので、最低限いつでも連絡できるようにしておきたい。
いつ何時トラブルに遭うかわからないので、もしものための対策として準備しておきたい。
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