あなたは手荷物を預ける際に、どんな施設を利用されているだろうか?
手荷物預かり所やコインロッカーを使っているかもしれないが、いずれも使いやすく便利な存在である。
わざわざ荷物を持って歩く必要がなく、行動範囲も広がり疲労も少なくて済んでしまう。
トランクルームにおいてもロッカータイプが用意されているが、実際の料金や使い勝手といった利便性はいかなるものかチェックしていきたい。
トランクルームとコインロッカーの違いは?
コインロッカーもトランクルームも一長一短あるので現実だ。
駅構内などにあるコインロッカーは、気軽でしかも簡単に借りることができる。
空いてさえいれば誰でもすぐに使えて、利用者を選ばないのがコインロッカーの最大の武器とも言えそうだ。
一方のトランクルームではまず契約が必要になってくる。
これが少しばかり手間ではあるが何も難しいことはない。必要書類を用意して署名捺印すれば完了してしまう。
それに早ければ当日からの利用も可能だ。
トランクルームは24時間365日利用できる施設がほとんどである。
契約期間中であれば使い放題であるがコインロッカーではそうはいかない。
連続して利用できても、せいぜい3日~4日といったところだ。
この期間を過ぎると管理会社によって鍵が開けられ、中の荷物を保管されてしまうこともある。
この際に請求される料金も単純に日数分でなく、保管料や手数料といったものが請求される場合がある。
そればかりか、鍵が交換になるとその料金まで支払うことになってしまう。
利用するはいたって簡単なのだが、荷物の管理は利用者であるあなたが責任を持っておこなわないといけない。
保管できる荷物に関してはどちらにも制約があり、現金などの貴重品、危険物、動物などを入れてはいけないのは同じだ。
したがって何でも保管して良いというわけにはいかない。
また、トランクルームでは月極や日割りなどの料金体制があるが、コインロッカーは日割りのみとなっており、その都度支払うのが基本である、
- 賃貸契約の有無
- 利用条件の違い
- 料金体制が異なる
ロッカータイプのトランクルームのメリット
収納能力は意外と高い
ロッカータイプといっても収納能力はは意外と高いものである。
一見すると大して量が入らないように見えてしまうかもしれない。
トランクルーム会社や物件によって違いはあるものの、ミカン箱サイズの段ボール箱で6箱~10箱程度の荷物を収納できる。
CD、DVD、アルバム、書類や本といった比較的小物の保管に適している。
大きさにバラつきはあるが目安としては幅80cm~100cm、奥行き50cm~100cm、高さ100cm程度と考えておこう。
料金がリーズナブル
料金は広さに比例して高くなるが、さほど大きな収納スペースではないためリーズナブルな設定となっている。
安いところでは1ヶ月当たり2,000円程度で借りられてしまうので経済的にも優しい。
これをコインロッカーと比較してみても、割安であるのは間違いない事実である。
コインロッカーは大きさによって、1日当たり300円~700円ほどの料金になるので、1ヶ月利用したら最低でも9,000円は必要だ。
おまけに小さいサイズになると、大した収納ができないといった残念な面もある。
安全性が高い
屋内タイプのトランクルームになるため、安全性は高いと言える。
カードキーや暗証番号によるドアロックや警備会社の巡回、防犯カメラで監視されていたりするため不安が少ない。
何か問題があったり不審者がいた場合でも、すぐに駆け付けてもらえるという安心感もある。
コインロッカーでも監視カメラが設置されていたりするが、不特定多数の人が利用するため、心配になるかもしれない。
またトランク利用者は身元がはっきりしていることから、不安要素は少ないと考えて良いだろう。
保管環境が良い
保管環境としてはトランクルームの方が良いのは間違いない。
ただし、これは空調が完備された施設に限ってのことだが、温度や湿度がコントロールされている。
したがって外気や天候に左右されることが極めて少ないと言えるだろう。
だがコインロッカーではそこまでの管理がされていない。そのためデリケートな荷物を入れることが困難である。
しかし、すべてのトランクルームがそうという訳ではなく、温度や湿度の影響を受ける場合もあるため選定は慎重にしたい。
ロッカータイプを選ぶ際の注意事項とは?
サイズを確認する
ロッカータイプを選ぶ際にも必ずサイズの確認をしておこう。
これはトランクルームを利用する前の手順としてとても重要である。
たとえば荷物が10個あったとしよう。しかしトランクルームには8個しか入らないとなったら残りの2個は…?
入らないのだから仕方がないで済んでしまうだろうか?
自宅に持って帰ったり、他の場所に保管することを考えなくてはいけなくなる。
最悪の場合、新たにもっと広いトランクルームを契約し直すことだってあり得るのだ。
そんな事態にならないように、荷物を収納しきれることを事前に確認しておくのが必須である。
利便性は良いか
利便性によってトランクルームが便利になるか、そうでないかが決まってしまう。
使い勝手が悪かったりすると有効に使えなくなるものだ。
利用し辛いと、ほとんど出し入れをおこなわなかったり、あまり利用しないといった事態になる。
その結果、自宅の荷物が増えてしまっては借りた意味がない。
トランクルームの本来の目的は荷物を保管することなので、使い倒さないと勿体ないと言えるのではないだろうか。
それぞれの利点を生かした使い方をする
コインロッカーは気軽に使えるので、ピンポイントで利用するにはとても便利な存在である。
利用者に対して特別な制限もないため、万人向きのサービスといっても過言ではない。
もちろん毎日使っても問題はないが、ただその場合に費用がかさんでしまうことは、すでにお伝えした通りだ。
そこで連続して利用したい場合には、断然トランクルームがおすすめになる。
空き状況や利用時間を心配することもなく、いつでもあなただけの収納スペースが確保されているのだ。
もちろん他人に文句を言われたり干渉されることもないので、自由に使える強みがる。
コインロッカーにはコインロッカーの良いところがあるように、トランクルームにも利点はたくさんある。
それぞれの特長を理解して、是非とも生きた使い方をしていただきたい。
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