貸し借りや売買をおこなう時は、賃貸契約や売買契約を結ぶのが一般的である。
アパートを借りたり自動車を購入する際はもちろんだが、コンビニで100円の買い物をしただけでも書類はないが売買契約が成立している。
もちろんトランクルームを借りるにも契約が必要になるが、気を付けないとトラブルに発展する可能性があるので注意したい。
そこで、万が一にも問題が発生した時はどうしたら良いのか?そしてトラブルを予防するための方法についてお伝えしていくので参考にしていただきたい。
契約トラブルが起こる原因とは?
契約トラブルを防止するには発生原因が何なのか、そしてどんな点に気を付ければ良いのかを知っておく必要がある。
主な原因としては次のようなことが考えられる。
1. 契約書の内容を理解していない
2. 契約内容が不公正である
3. 契約書の内容と現実が異なる
もっとも多いのが、勘違いや誤解によって自分に都合の良いように解釈しているケースで、契約書をよく読んでいなかったり、意味を理解していないことがある。
そして利用者だけが責任を問われるような不利な契約内容になっている場合も考えられる。
さらに契約書に書かれた内容と実際が違うといったことが起こるかもしれない。
いずれの場合もこじれてしまうと、簡単に解決できないこともあるので注意しなければならない。
トランクルームを借りる際には、よく確認して納得してから契約するように心がけたい。
もしも問題が起きてしまったら?
問題発生までの経緯を整理する
はっきりとさせておきたいのは、その原因がトランクルーム会社とあなたのどちらにあるかという点だ。
それにはトラブルに発展してしまった経緯を時系列に整理しておくと、今後の対応がしやすくなる。
- いつ問題が発生したか?
- トラブルの原因は何か?
- その時どう対応したか?
たとえ業者側に原因があるように思えても、あなたにも落ち度がなかったかもう一度よく考えてほしい。
少しでも「ああすれば良かった」、「こうした方が良かった」と思える点があったならトラブル解消につながるからだ。
問題解決のために行動を起こす
問題発生の経緯が整理できたら、解決に向けて行動してしよう。
その際の大まかな流れは次のようになる。
1. 契約書の再確認をおこなう
2. 証拠があるかチェックする
3. 業者と話し合いの場を設ける
4. 弁護士に相談する
まずは手元にある契約書をもう一度読み返して、業者と自分のどちらに落ち度があるか整理しよう。
そして必要ならば、その証拠を提示できるように準備しておく。
整理ができたら連絡をとって話し合いの場を設け、今後どうしたいのか自分を考えを伝えよう。
話し合いをしてもお互いに納得できないのであれば法的な手段をとるしかないが、あくまでも最終手段であることを忘れないようにしたい。
大切なことは業者側に落ち度があった場合を含めて、あなたにも妥協できる点がないか考えてみることである。
ここで「そんなこと絶対にできない」と思うのであれば解約するしかないだろう。
話し合いで結論が出ない、納得いかない場合も同じで、その際には他の業者を探すのも一つの方法である。
しかし、できることならば話し合いで丸く収めるのが得策というものだ。
上手にやっていくには反省したり妥協することも必要で、我を通すだけが全てではないので理解しておいてほしい。
トラブルを防止するための対策
できることならトラブルは未然に防ぎたいのは誰でも同じである。
わざわざ嫌な思いをする必要はないので、日頃から気を付けるようにしたい。
最も大切なことは、契約時に内容を良く理解して、誤解や勝手な思い込みをしないことではないだろうか。
そして決して疑問を残したまま契約してはいけない。
契約後は契約書はもちろんのこと、すべての書類、郵便物などを保管しておくといざという時に役に立つことがある。
また、必要に応じて写真を撮ってデータとして残しておくのも良いだろう。
さすがに会話の録音まではやり過ぎの感があるが、そこまで信用できないのであれば、迷わず見送ることをおすすめする。
内見の際に不安が残ったり、会話の中で違和感があるようなら契約はしないほうが無難である。
気持ちの良い契約を心がける
契約はお互いの理解と信用の上で成り立っているのを忘れないでほしい。
それが出来ない限りトラブルが発生する可能性が高いと考えておこう。
では、トラブルを回避して気持ちよく契約するために、あなたはどうしたら良いのだろうか。
- 契約書は理解してから取り交わす
- 契約内容はきっちりと守る覚悟をする
- 納得できない内容ならば契約しない
これらの点が賃貸契約では大切なポイントになるので、納得してから借りることである。
そして迷惑を掛けないように利用することが利用者としての義務でもあるだ。
しかし、実際にはこの当たり前のことを守れない人間が少なからずおり、トラブルの原因をつくっている。
あなたならそんな心配はいらないだろうが、くれぐれも注意していただきたい。
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