音は毎日の生活に中に必ず存在している。
テレビやラジオから流れてくる音楽、動物の鳴き声、車やバイクの排気音など必ず何らかの音を聞いているはずだ。
好きなアーティストの音楽は心地良いものであり、車マニアにとってはスポーツカーの排気音は魅力的なものだろう。
しかし聞き手によっては不快なものであり、耳障りに聞こえることさえある。
トランクルームで発生する音も、利用者に少なからず影響を与えているかもしれない。
トランクルームで防音は必要か?
あなたがトランクルームをお使いならばご存じの通り、基本的に防音施設にはなっていないのだ。
それは防音の必要性がないからに他ならないからである。
では何故不要なのか。
その理由はトランクルームでは騒音を出さないことを前提にしているためであり、禁止されているからだ。
規約にも書かれていることがあり、大声や騒音を出してはいけないとされている。
これに違反して大きな音を出したりすると、場合によっては契約が解除されてしまう可能性も出てくる。
本来のトランクルームの目的は荷物を保管することだ。
つまり物置としての役割を担っており、それ以外の目的で利用することはできないと再認識してほしい。
もっとも荷物の保管だけなら騒音とは無縁と言える。
したがってトランクルームに防音設備は不要であり、それを求めるのも少し違うのではないだろうか。
ただ、荷物の保管スペースとして工夫して利用するのは素晴らしいことなので、積極的に活用していただきたい。
トランクルームでは騒音を出さない
生き物を飼ってはいけない
トランクルームの中で生き物を飼ってはいけないと決められている。
ペットのトラブルで最も多いのが騒音が原因によるものだ。
例えば犬の場合、吠えることで飼い主に訴えかけるため、散歩や食事といった要求があると吠えることが多くなる。
しかし、ずっと一緒にいられないので、どんなに吠えてもその場にいなければ放っておくしかないのが現状だ。
そんな時に他の利用者がいたらどうだろうか?
迷惑がられても仕方のないことであり、その責任は飼い主にある。
では鳴かなければ良いかと言えばそうはいかない。騒音以外にも糞尿の臭いや抜け毛がトランクルーム全体に広がる可能性がある。
ペットを飼っている人には気にならないかもしれないが、そうでない人は意外と敏感である。
鳴き声、臭い、抜け毛などに対して、嫌悪感を抱く人がいることを忘れてはならない。
楽器の練習をしないこと
楽器の練習も控えたい行為と言える。
利用者の中には楽器を保管している人もいるだろうが、あくまでも保管場所であることを意識しておこう。
保管しているついでに練習をしようと考えるのは間違いである。
騒音を出してはいけないトランクルームでは、どんなに上手に奏でたとしても禁止なのだ。
本の数分であろうと例外は認められないと考えておこう。
どしても練習したいのであれば、他の場所でおこなうのが正解と言える。
自宅がダメであれば防音室のレンタルを利用するのも良いだろう。ここであれば誰にも気兼ねなく存分に音が出せる。
カラオケや公民館でも練習できることがあるが、費用を抑えたければ河原や土手といった人に迷惑にならない場所も良いだろう。
ただし屋外のため天候の影響を直接受けることになるので、人も楽器も注意したいところだ。
車やバイクの駐車に注意
トランクルームの利用に車やバイクを使うこともあるだろう。
その際に不要な空ぶかしやアイドリングをしないように心がける必要がある。
昼間なら周りの音があるので、あまり気にならないかもしれない。
普通に車が走り工事もおこなわれているので、うるさいと思う程度で済んでしまう。
しかし夜の遅い時間帯で静まり返っている時などは、周りの音が良く聞こえるため耳障りに感じるものだ。
これは良く音が伝わる条件が整うからである。
音の伝わる距離は気温と密接に関係しており、昼間の場合は音が上空に拡散されてしまうので届きにくい。
だが、夜になると逆に上空から地上に戻ってくる形になるため、遠くまで届くといったイメージだ。
あなたにも経験があるだろうが、夜中に車の音が遠くから聞こえるのはこのためである。
他の利用者に迷惑を掛けない気遣い
多くの人が共同で使うトランクルームでは、他の利用者に迷惑を掛けないことが大切になる。
自分勝手な振る舞いは人を不愉快にさせることがあるだろう。
誰もが気持ち良く利用したいと思うのは当然のことであり、あなたもそう思っているはずだ。
ではどうしたら良いか?
決して難しく考える必要はなく、いたって簡単なことだ。
それは「お互い様の気持ちを持つ」たったこれだけである。
しかし現実には人間は生きている限り、どこかで迷惑を掛けてしまっているものだ。
生まれてから生涯を閉じるまで、必ず誰かの世話になっているだろうし、負担をかけていることだけは自覚しておこう。
その中で甘えところは甘えても構わないが、決して強制してはいけない。
ほんの少し意識するだけで、お互いに気持ち良く利用することができるようになる。これされ守っていれば十分ではないだろうか。
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