自転車の歴史は古く、1818年にドイツで発明されている。
この時はまだペダルがなく、地面を蹴って走っていたというのだから、今の自転車からは想像もできない。
その後、1860年代になると次第にスピードを競うようになり、1880年代には現在の原型となるセイフティバイシクルが普及した。
ロードバイクはその進化形とも言えるが、高価なモデルもあるだけに保管にも気を使うところだ。
トランクルームが必要になる理由
あなたが大切にしているロードバイクの保管にトランクルームが必要なのは理由がある。
それは大きく分けて次の3つが考えられる。
- 盗難を防止できる
- 錆や劣化からの保護
- 駐輪スペースの確保
盗難を防止する
自転車の中でも比較的高価なロードバイクは、盗難の標的にされやすい。
車と違って簡単に持ち運びができてしまうため、施錠をしたりチェーンやワイヤーを使って盗まれないように対策する必要がある。
アラームで知らせてくれる防犯用品もあるが、残念ながら完璧ではない。
10万円以上もする高額なモデルもあり、盗まれた自転車のほとんどは戻ってこないのが現状だ。
バラバラにして部品として売却されてしまうため、見つけられる可能性は低い。
しかし、これをほぼ完璧に防止できるのがトランクルームというわけだ。
錆や劣化から守る
屋外で保管する場合、雨風や外気の影響を受けやすい。
これをシャットアウトしてくれるのがトランクルームではないだろうか。
もちろん防水カバーでロードバイク全体をすっぽりと覆っていれば、露天状態とは比較にならないくらい良い保管状態と言える。
しかし、これだけでは錆や劣化から守ることはできないのだ。
トランクルームであれば周りがしっかりと囲まれているため、対策としては十分である。
それも屋内型であれば、より完璧な環境に保管ができる。
駐輪スペースの確保
人によっては自宅では保管ができない場合もある。
つまり誰もが同じ環境で保管しているわけではない。むしろスペースに余裕がない人の方が多いのではないだろうか。
収納用ラックも販売されてはいるが、このラックさえも設置するスペースが確保できないこともある。
こんな時トランクルームがあれば、いとも簡単に収納が可能になってしまう。
トランクルームの選び方については、自転車をトランクルームに保管する!選び方や注意点&便利な使い方も読んでみていただきたい。
基本的なロードバイクの保管方法
トランクルームに保管する方法について確認しておこう。
保管場所の広さや保管する期間などによって様々な方法が考えられる。
- そのまま保管する
- 前輪を外して保管する
- ラックを使って保管する
そのまま保管する
収納スペースに余裕がある場合はそのままの保管でOKだ。
そのためにはロードバイクの幅と長さ、さらに高さをチェックしておこう。
もしも長期になる場合は、汚れや埃をよく取り除いて保管する。特に錆びやすい場所は念入りに手入れをしておく。
もちろん水分を完全に拭き取ったり、給油することは基本であるので忘れないようにしたい。
この時、保管用のカバーがあったら利用するのも良いだろう。
前輪を外して保管する
スペースに余裕がない場合は前輪を外して保管する方法もある。
前輪をはずしてハンドルを切ると幅を狭くすることが可能になる。
これならば多少狭いところで保管ができる。ただ、毎回のように前輪を外すとなると手間に感じるかもしれない。
しかし、ほんの1~2分ほどで完了してしまうので、保管場所が狭い時にはおすすめだ。
いつも外すのは不安になるかもしれないが、大きなトラブルになる心配はいらないだろう。
逆に注意したいのは取り付ける時である。乗っている間に緩んだり外れたりしないように確実に作業したい。
ラックを使って保管する
どうしてもスペースが確保できない時はラックを利用して保管しよう。
ラックには様々なタイプがあるので、その中から適したものを選べば良いだろう。
スペースがなければ立てるタイプや、壁掛けのように横置きするタイプも狭い場所で使えるのでおすすめである。
複数台持っている場合には並べて掛けられるラックを使うと便利だ。
トランクルームは壁などにネジ穴を開けられないので、スタンド型のものや突っ張り型を使えば問題ない。
日頃からのメインテナンスが大事
ロードバイクのメインテナンス
ロードバイクは定期的にメインテナンスしたいものだ。
オートバイや車と同様に、乗りっ放しでは長く愛用することなどできないのである。
特に重要な項目をピックアップしたので実践していきたい。
主なメインテナンス内容
- バイク全体の洗車をおこなう
- チェーンに注油する
- タイヤの空気圧を適正に保つ
- ブレーキの調整をおこなう
- ネジ全体の増し締めをする
この他にも1年~数年に1回はショップで点検してもらうことで、より安心して乗ることができる。
実際にはこれだけでなく消耗品の交換も必要になる。
時々チェックしながら交換するようにしたい。替えるタイミングはショップに相談するのが一番である。
素人の判断は危険であったり、時には不要な出費となることがあるからだ。
主要消耗部品
- タイヤ
- ワイヤー類
- ブレーキパッド
ロードバイクも消耗品であるため、定期的なメインテナンスや部品交換が不可欠になる。
長く乗るためには是非とも実行していただきたい。
トランクルームのメインテナンス
トランクルームもメインテナンスが必要になる。
そうはいっても修繕するとかの意味ではなく内部を清掃することだ。
トランクルーム内部は使っているうちに汚れてくるものだが、定期的に汚れや埃を取り除いてあげることが必要になる。
汚れた状態のままにしておくと、後できれいにするといっても大変になってしまう。
時間が掛かるばかりか、汚れが落ちないこともあるだろう。
そうならないためにも酷くならないうちに、こまめに掃除するように心がけたい。
確かにトランクルームは借りているに過ぎないが、自分の部屋のように大切にすることで、快適に使えるのは間違いないのである。
コメント