あなたは荷物の整理をどのようにされているだろうか?
クローゼットや押入れを効率良く使って、上手に収納できていれば何も問題ないが、現実にはそれだけでは足りず、トランクルームを借りているケースも多く見られる。
マンションでもトランクルームが最初から用意されていたりするが、利用する場合の注意点について知っておくのが良いだろう。
また、上手な利用法についてのヒントもご紹介するので参考にしていただきたい。
マンションのトランクルームのタイプは?
マンションに付いてくるトランクルームには3つの種類がある。
まず1つ目が玄関の横にあるタイプで、部屋の外に設置されているため室内が狭くなるといった心配がいらない。
マンションによってはバルコニーに設置されていたりもする。
広さは納戸と同じ位から数十センチ四方のものまでさまざまだが、高さがあるため結構な量の荷物を収納することが可能で料金もかからない。
保管する荷物の量にもよるが、わざわざトランクルームを借りる必要がなくなるケースもあるだろう。
それにバルコニーや玄関の横にあるので部屋から”徒歩0分”という最高の立地?でもある。
そして2つ目が、トランクルーム用の専用スペースとしてマンション内に設置されているパターンだ。
設置場所としては駐車場やエントランスの近くであったり、地下階などさまざまである。
ただし、この場合には料金の支払いが必要と考えておこう。
こちらも、部屋から直ぐ近くに用意されているのでとても便利に使える。
3つ目はトランクルーム会社と提携して利用できるタイプになるが有料であり、希望にかなった施設とは限らない。
料金やサービスなどの内容をよく確認して、利用するか決めることが重要になる。
- 玄関の横、バルコニーにあるタイプ : 無料
- マンション全体で共有するタイプ : 無料と有料
- トランクルーム会社を利用するタイプ : 有料
住戸に隣接したタイプ
マンション内で住戸に隣接したタイプ(玄関の横、バルコニーにあるタイプ)のトランクルームは、とても便利だ。
これにより、季節用品やスポーツ用品などの収納が容易になり、部屋のスペースを有効活用できる。
特に、頻繁に使用するアイテムもすぐに取り出せるため、生活の質が向上する。
また、セキュリティ面でも安心感があり、部屋から直接アクセスできるため、荷物の出し入れがスムーズなのも都合が良い。
このようなトランクルームは、マンションの付加価値を高めてくれる。
共用部にあるタイプ
マンションの共用部にあるトランクルームは、住民全員が利用できる便利な収納スペースである。
通常、地下や駐車場の近くに設置されており、季節用品やアウトドア用品の収納に最適だ。
このタイプのトランクルームは、比較的セキュリティがしっかりしているため、安心して利用できるだろう。
マンションの管理規約に基づいて利用方法が決められているが、多くの場合、予約制や共用スペースの一部として無料でも利用可能なケースがある。
また、住民間での使用ルールがあったりするので、快適な生活環境を維持するには守らなければならない。
外部サービスと提携したタイプ
マンションでは外部サービスと提携したタイプ(トランクルーム会社を利用するタイプ)が、近年注目されている。
このタイプは、住人が手軽に利用できるよう、外部のトランクルーム会社と連携して提供されることが多い。
提携先の業者は、セキュリティや管理体制が整っているため、安心して荷物を預けることができるはずだ。
また、契約手続きや料金の支払いもオンラインで完結する場合が多く、忙しい方にとって非常に便利と言える。
さらに、業者によっては、荷物の引き取りや配送サービスを提供していることもあり、利用者のニーズに応じた柔軟な対応が可能だ。
このようなサービスは、特に都市部のマンションで人気が高まっており、住人の生活をより快適にしている。
トランクルーム付きマンションの利点
収納スペースの拡充
トランクルーム付きマンションは、収納スペースの拡充に大きな利点がある。
特に都市部のマンションでは、限られた空間を効率的に使うことが求められますが、トランクルームがあれば季節用品などを収納し、居住スペースを広く保つことが可能だ。
また、収納スペースが増えることで、部屋の整理整頓がしやすくなり、快適な生活環境を維持できまる。
さらに、トランクルームはマンション内にあるため、必要な物をすぐに取り出せる便利さも魅力である。
これにより、日常生活の中での「収納」の悩みを解消し、より効率的な暮らしを実現できるだろう。
24時間利用可能な利便性
トランクルーム付きマンションは、住まいの収納スペースを大幅に拡充し、生活をより快適にしてくれる。
特に24時間利用可能な利便性は、忙しい方にとって大きな魅力と言えるだろう。
時間に縛られず「荷物の出し入れ」ができるため、急な予定変更にも柔軟に対応可能だ。
また、季節ごとのアイテムや趣味の道具など、家に置きたくない物を気軽に収納できるので、居住空間を広く保つことができる。
さらに、すぐ利用を開始できるのが嬉しいポイントでもある。
手続き不要で簡単に利用できる
トランクルーム付きマンションは、手続きが不要で簡単に利用開始できるのが大きな魅力だ。
通常の賃貸契約とは異なり、面倒な書類手続きや長時間の待ち時間がないため、すぐに収納スペースを活用できる。
忙しい方や家族連れにとって、この利便性は大きなメリットと言える。
さらに、24時間利用可能なため、自分のライフスタイルに合わせて好きな時間に出し入れができるのも嬉しいポイントだろう。
必要な時に必要なだけ利用できるこの柔軟性が、トランクルーム付きマンションの人気の理由である。
トランクルームを利用する際の注意点
マンションで提供されるトランクルームを利用する際の注意点を見てみよう。
まず、サイズはあまり自由に選べないと考えておこう。特に備え付けの場合は、広くても狭くてもある程度”我慢”して利用しないといけない。
特に有料となるタイプでは注意したい。もしも狭過ぎるようであれば無理に借りないで、他を探すのも一つの考え方だ。
第一、荷物が入りきらないのに借りてもお金が勿体ない。
次に空調設備があるかもチェックしておきたい。トランクルームでは空調の有るなしで保管環境に大きな差が出る。
エアコンとまでいかなくても、換気扇が付いているだけでもずいぶん違うものだ。何もない場合、最大の問題でもある”カビ”との戦いになる。
カビの問題は実に厄介なので、できれば換気扇がエアコンの設備があった方が望ましい。
そして内部が清潔であることも大切になる。
すぐに汚れるような環境は、あまり好ましくない。
埃などが入りやすい状態では決して荷物を保管しないようにしたい。汚れるばかりでなく、虫の発生などで傷みの原因にもなる。
また、保管禁止のものがないか忘れずにチェックしよう。特にトランクルーム会社と提携している場合、規約によって禁止されているものが意外とある。
うっかりこれらを保管してしまうと、何があった際には補償問題に発展する可能性がるので忘れないようにしたい。
- 広さは十分にあるか
- 空調の有無(換気を含む)
- 内部は清潔であるか
- 保管禁止のものはないか
上手に使うには高さも有効活用しよう
トランクルームを上手に使うにはスペース全体を活用することが重要だ。
特に高さは有効に使いたいものである。どうしても面積ばかりに注意が向いてしまうが、実は高さが強力な味方になってくれる。
トランクルーム内は勝手に加工できないので、市販されている便利用品を活用すると良いだろう。
例えば突っ張り棚を使うと、ねじ止めが不要になり収納空間を無駄なく利用できる。
棚に置けなかれば、吊り下げて置くことも可能だ。
ドアなどに金属部分があればマグネットフックを利用しても良いだろう。とにかく空いている空間を使いきることが大切である。
ただし、この時に詰め込み過ぎないようにしたい。
収納のコツは適度な隙間があることだ。これを怠ると空気の流れが悪くなり、湿気がこもり易くなりカビの原因になりかねない。
一度カビが生えてしまうと取り除くのがいかに大変なことか経験があればご存じだと思うが、簡単に落とせないケースが非常に多いので、くれぐれも気を付けていただきたい。
- トランクルームは高さを有効活用せよ
保管する荷物のためにも清潔に保つ
ほったらかしで現状を維持できるものなどないので、必ず何らかの手入れをしてやる必要がある。
トランクルームも同様で、使いっ放しのまま荷物を良好な状態で保つことは難しい。
何もしなければ、保管してある荷物もそれなりの状態になってしまうからだ。
定期的な清掃で内部を清潔に保つことは、荷物を守る上で欠かせないのだ。同時に換気もしっかりとおこなって、空気を入れ替えてあげよう。
面倒なようだが、こうすることで大切な荷物が守られるのである。
物置感覚で気軽に利用できることが本来のトランクルームなのだが、そこには少なからず手間を掛ける必要があることを忘れないでいただきたい。
マンションにトランクルームがない場合の対策
部屋の収納を最大限に活用する
マンションでトランクルームがない場合、限られたスペースを効率的に使うことが重要になる。
まず、収納家具を上手に選ぼう。例えば、ベッド下の収納ボックスや、壁面を活用した収納棚はスペースを有効に使える。
さらに、季節ごとに必要なものを入れ替えることで、常に使いやすい状態を保てるはずだ。
クローゼット内は、ハンガーラックや引き出しを活用し、衣類をコンパクトに収納しよう。さらに家具の配置を見直し、デッドスペースを減らすのも大切になる。
これにより、限られた空間でも快適に過ごせる環境を整えることができるだろう。
不要なものを処分してスペースを確保
マンションに住んでいると、収納スペースが限られていることが多く、トランクルームがないと頭を悩ませることが多い。
このような状況では、まず不要なものを処分することが重要である。
断捨離を実践し、使わないアイテムを整理することで、貴重なスペースを確保しよう。
また、季節ごとに使用するものを見直し、シーズンオフのアイテムは収納ボックスにまとめると効果的だ。
さらに収納家具を活用し、空間を縦に使うことで、限られたスペースを最大限に利用することが可能になり、マンション内のスペースを効率的に活用できる。
近隣の外部トランクルームサービスを利用
トランクルームがないマンションの場合、収納に困ることも少なくない。
そんな時は、近隣の外部トランクルームサービスを利用するのがおすすめだ。
外部トランクルームは、季節物の衣類やアウトドア用品など、普段使わないものを預けるのに最適と言える。
多くのサービスは24時間利用可能で、セキュリティもしっかりしているため安心して利用できるだろう。
利用料金も手頃で、必要なスペースに応じて選べるプランが豊富なので、快適な生活環境を保てるようになる。
まとめ
マンションにトランクルームを備えることは、現在では一般的となっている。
これらのトランクルームは、不足している収納スペースを補い、生活空間を有効に活用するために役立つ。
しかし、使用時にはいくつかの注意点がある。
まず、気密性や温度管理が十分でない場合が多く、物品が劣化する恐れがある。また、共有スペースのため、他の住人への配慮もしなければならない。
上手に利用するには、使用頻度の低いものを保管して、住戸内のスペースを有効活用するのが良いだろう。
これにより、生活空間を広く保ち、快適な居住環境を維持することが可能になる。
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